ドネツク州の Svitlodarsk にある露軍駐屯地に、宇軍のJDAM滑空爆弾が…。
https://st2019.site/?p=21481
『※ドネツク州の Svitlodarsk にある露軍駐屯地に、宇軍のJDAM滑空爆弾が2発、着弾した。
これは露軍のAAが薄くなっていることを示唆している。』
ドネツク州の Svitlodarsk にある露軍駐屯地に、宇軍のJDAM滑空爆弾が…。
https://st2019.site/?p=21481
『※ドネツク州の Svitlodarsk にある露軍駐屯地に、宇軍のJDAM滑空爆弾が2発、着弾した。
これは露軍のAAが薄くなっていることを示唆している。』
9月13日に、乾ドック内で破壊された『キロ』級の潜水艦について、…。
https://st2019.site/?p=21481
『Boyko Nikolov 記者による2023-9-16記事「Russian B-237 Kilo-class sub was hit about the main pressure hull」。
9月13日に、乾ドック内で破壊された『キロ』級の潜水艦について、エアバス社が市販している民間衛星写真を見たところ、耐圧の内殻を真上から「ストームシャドウ」にブチ抜かれており、この戦争が終るまで、もうこの潜水艦は再生しないと考えられる。
命中箇所は、セイルより前方である。
水雷室や電信室もやられたろう。何より、内殻を修理したあと、本当に水圧に耐えるかどうかの実験を重ねた上でなければ、ふたたび作戦に送り出すことはできない。今のロシアには、無理だろう。
※ロシアの海軍工廠は、現状、大船を入れられる船渠が皆無と考えられている。極東にはまだあるが、そこを黒海艦隊や北海艦隊は利用できない。浮きドックの大きいやつも、何年か前に沈んでしまった。』
2022年の11月に米政府は、州兵が使っていた「M1117」という4×4のAPC(テクストロン社製)を…。
https://st2019.site/?p=21481
『2023-9-17記事「To convert the promised Ukraine M1117s, will need another 18 months」。
2022年の11月に米政府は、州兵が使っていた「M1117」という4×4のAPC(テクストロン社製)を250両、再整備してウクライナにめぐんでやると約束していたが、修理がちっとも進んでおらず、約束の実行まであと18ヵ月かかるそうだ。
※つまりこの戦争には間に合わないわけである。ロシアは2024年には力尽きると試算されているから。こんなところに工場労力を割いていたらダメだろう。
M1117 は「M706」の改造品で、単価は80万ドル。
銃塔が載っている。それはAAV-P7と類似のもので、フルオートの40ミリ擲弾発射器と、12.7ミリ重機。
M1117は、重さ13.5トン。長さ6m。幅2.6m。
エンジンは、カミンズの260馬力。』
バフムートの戦い、ウクライナ軍がクリシェイフカ解放を正式に発表
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-bakhmut-ukrainian-army-officially-announces-liberation-of-krysheivka/

『ウクライナのイェルマク大統領府長官はクリシェイフカ解放を示唆していたが、第80空中強襲旅団も17日「第5強襲旅団やリュート旅団と共にクリシェイフカを解放した」と発表、ゼレンスキー大統領も「領土を奪還した兵士に感謝したい」と同拠点の解放を称賛した。
参考:Бойцы ВСУ заявили об освобождении Клещиевки под Бахмутом
参考:Получили плацдарм. В ВСУ высказались об освобождении Клещиевки
クリシェイフカは正式に占領者から解放され安定化作業と地雷の除去が進められている
イェルマク大統領府長官は17日「リュート旅団とツナミ連隊がクリシェイフカ集落内で国旗を掲げる写真」を公開して同拠点の解放を示唆していたが、第80空中強襲旅団も「第5強襲旅団やリュート旅団と共にクリシェイフカを解放した」と発表、遂にバフムート南部の要衝=戦術的に重要な高台ゾーンからロシア軍を追い出すことに成功した。
ゼレンスキー大統領も夕方の演説で「我々の領土を着実に奪還している兵士に感謝したい。第80空中強襲旅団、第5強襲旅団、リュート旅団のことだ。本当に良くやった」と、東部司令部の報道官も「クリシェイフカ解放を確認した。本日(17日)クリシェイフカは正式に占領者から解放され安定化作業と地雷の除去が進められている」「我々は多くの敵と装備を破壊して深刻な敗北をロシア人に与えた。クリシェイフカを確保したことで敵の側面を露出させ、バフムートへの兵站ルート(T0513)掌握することができる」と述べた。
ウクライナメディアもクリシェイフカ解放を大きく報じており、ウクライナ軍も「クリシェイフカを起点に領土のさらなる解放を目指す」と述べている。
出典:管理人作成 バフムート周辺の戦況(クリックで拡大可能)
因みにロシア軍は後退した鉄道線とT0513沿いに防衛ラインを確立しようとしており、ここに利用可能な予備戦力の全てを投入しているらしい。
関連記事:ウクライナ大統領府長官、クリシェイフカ集落内で国旗を掲げる写真を公開
関連記事:バフムートの戦い、ウクライナ軍が鉄道線の防衛ライン突破に取り掛かる
関連記事:ウクライナ軍が4ヶ月間で2600以上の敵砲兵装備を破壊、崩れるロシア軍の優位性
※アイキャッチ画像の出典:80 окрема десантно-штурмова бригада ДШВ ЗСУ
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 3 』
ウクライナ軍が4ヶ月間で2600以上の敵砲兵装備を破壊、崩れるロシア軍の優位性
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-army-destroys-over-2600-enemy-artillery-equipment-in-4-months-crumbling-russian-military-superiority/
※ ロシア軍の戦略:強固な塹壕(スロビキンライン)を構築して、火砲中心の消耗戦に持ち込む→火砲・砲弾、兵員の数、継戦能力の勝負になる→ロシア軍が、圧倒的に有利のハズ
ウクライナ軍の戦略:上記の「数」では、圧倒的に不利なので、兵員の損耗を極力減らして、「索敵」能力(ドローン、支援国からの衛星画像情報など)+精密誘導火力で、ピンポイントで打撃・敵損耗の高いもの(集結部隊、物資の集積所、兵站のキーポイントなど)を狙って、じりじりと撃破していく
※ そういう解説を、どっかの番組で聞いた…。



『ウクライナ軍による敵砲兵装備の破壊数は月平均191.4だったが、6月に688、8月に677、8月に691の砲兵装備を破壊、第26独立砲兵旅団も「ウクライナ軍とロシア軍の砲兵戦力は同等になりつつある」と言及した。
参考:The Armed Forces of Ukraine Can Break Previous Record by Destroying 442 russian Barrel Artillery Systems in the First Half of September
参考:У вересні ЗСУ знищили 442 ворожі установки ствольної артилерії та виходять на паритет у цій зброї, – пресофіцер 26-ої артбригади
参考:ЗСУ в серпні встановили рекорд зі знищення російської артилерії: озвучено цифри
参考:russian-casualties.in.ua
ロシア軍は後退した鉄道線に足場を築き、バフムートとホルリウカを結ぶT0513沿いに防衛ラインを確立しようとしている
ウクライナ軍による敵砲兵装備の破壊数は月平均191.4(2022年2月~2023年4月)で昨年10月の「333」が最高値だったが、反攻作戦の下準備が始まった5月以降に破壊数が急増、8月には過去最高となる「691」の砲兵装備を破壊した。
砲兵装備の破壊数 砲兵システム MLRS
2022.02 77 24
2022.03 239 72
2022.04 135 55
2022.05 208 56
2022.06 137 39
2022.07 136 13
2022.08 183 28
2022.09 282 49
2022.10 333 47
2022.11 174 13
2022.12 117 28
2023.01 186 35
2023.02 186 21
2023.03 290 48
2023.04 238 17
2023.05 553 31
2023.06 688 57
2023.07 677 67
2023.08 691 38
2023.09(16日時点) 458 39
今月も16日時点で「458」の砲兵装備を破壊しているため8月の記録を抜く可能性もあるが、バフムートで戦う第26独立砲兵旅団のカラシニコフ報道官も「我々は大砲のお陰で大きな前進を遂げている。ウクライナ軍とロシア軍の砲兵戦力は同等になりつつあり、これは非常に重要な成果だといえる」と言及した。
これまでロシア軍は砲兵戦力による火力投射量で優位性を発揮していたが、5月から8月にかけて2,600以上の迫撃砲、榴弾砲、自走砲が破壊されため火力ギャップが縮まり、特にバフムート南部では高台のクリシェイフカやアンドリーフカを抑えたため「ウクライナ軍が砲撃戦で優位性を獲得した」という意味だろう。
出典:管理人作成 バフムート周辺の戦況(クリックで拡大可能)
さらに報道官は「敵はウクライナ軍陣地への砲撃を止めていないが、我が軍が支配的な高地があるアンドリーフカに前進したことで“T0513ルート”の大部分を制圧できるだろう。敵は後退した鉄道線に足場を築き、バフムートとホルリウカを結ぶT0513沿いに防衛ラインを確立しようとしており、ここに利用可能な予備戦力の全てを配置した」と付け加えている。
ウクライナ軍による敵砲兵装備の破壊数が急増した要因は謎(対砲兵レーダーの破壊説、自爆型ドローンの供給数増加、クラスター砲弾の使用などなど)に包まれているが、一つだけ確かなのはザポリージャ方面、南ドネツク方面、バフムート方面でウクライナ軍が前進しているという点で、ロシア軍の優位性=ウクライナ軍を上回る火力投射量が失われ始めているのかもしれない。
出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
因みにシルスキー陸軍司令官は「バフムートを奪還する」と述べているが、バフムートやソレダルを正面から攻略するのは骨が折れるため、バフムート方面の突出部を切り取る方向で攻めるつもりなのかもしれない。
関連記事:バフムートの戦い、ウクライナ軍が鉄道線の防衛ライン突破に取り掛かる
関連記事:バフムートの戦い、ウクライナ軍参謀本部がアンドリーフカ占領を発表
関連記事:ウクライナ軍、アンドリーフカからロシア軍を追い出すことに成功か
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 61 』
『 航空太郎
2023年 9月 17日
返信 引用
榴弾砲は戦車と同様、砲兵達のチームで運用するモノなので、砲は倉庫から引っ張り出してこれるとしても、まともに運用できる人材が枯渇してきてる可能性は高いように思えます。間接射撃メインなので観測チームとの密な連携も必要ですが、それもやはり訓練が欠かせません。でないと敵もいないところを耕すだけになるので。
あと、管理人さんが本文で列挙されている要因(対砲兵レーダーの破壊説、自爆型ドローンの供給数増加、クラスター砲弾の使用など)もどれが正解というより、どれもこれも正解なのでしょう。それらの積み重ねが大きな差となって表れている、と。
しかし、衰えたとはいえ、まだ同等レベルと言ってるので、手強い相手なのは変わりません。普通、自軍と同等の敵戦力とガチで戦うと言われたら、大損害覚悟なのですから。
80
zerotester
2023年 9月 17日
返信 引用
砲兵は数学的な知識が必要で養成に時間がかかるので、枯渇しているか練度不足の砲兵が増えているのかもしれませんね。
クラスター砲弾は大きい気がします。ドローン映像で砲兵陣地を砲撃しているものがよくありましたが、普通の砲弾だとほぼ直撃しないと被害がなさそうです。クラスター弾は脆弱は砲兵装備を破壊するのにうってつけでしょう。
20 』
『 ななし
2023年 9月 17日
返信 引用
NYTが米側の推計値リークを記事にしていましたが、ロシア軍の砲弾生産能力は現在おおよそ年200万発だそうです。
一日当たりにすると5500発程で、一時は一日5万~10万発をぶっ放していましたがストックはほぼ尽きており、もうあれほどの砲撃の優越は発揮し得ないと考えていいのではないでしょうか。なりふり構わずイランや北朝鮮などからも砲弾を入手しようとしているのもこれが理由だと考えます。
砲弾数の差が縮まればそれだけ精密砲撃の利が勝るので、最近ウクライナ軍が撃ち勝てるようになって来たも理由これで説明が付くのではないかと。
16日の記事で取り上げておられたアメリカの砲弾製造能力強化=ウクライナに提供可能な砲弾数増加も大きいと思いますけど。
33 』
『 たむごん
2023年 9月 17日
返信 引用
GIS Arta(ウクライナ軍の射撃管制システム)の標的に、砲兵戦力だけでなく、自爆ドローンやミサイルも同時に攻撃を仕掛けて、瞬間火力を高めている。
ロシア軍は、標的の共有に時間がかかっており、自衛隊もウクライナ軍のようにスムーズにできないという話でした。
スターリンク(衛星通信など)を保有しているからこそと思いますが、少なくとも通信破壊・妨害が継続されたままであれば、戦果は下がっていますね。
イーロンマスクは、色々言われていますが、彼の存在はウクライナ戦争を支えていますね(軍事利用の拒否を名目に、全てに一切協力しない事もできましたし)
7
bbcorn
2023年 9月 17日
返信 引用
スターリンクは売上も利益も全く目標から程遠い状態。
結局特殊用途しか客が付かないから。
米が金払ってるいまはウクライナ切れないでしょ。
13
たむごん
2023年 9月 17日
返信 引用
スペースX自体は、想定時価総額10兆円くらいで、メインのロケット打ち上げビジネスは好調です。
どちらかと言えば、アメリカ政府が、対ロシアの宇宙政策の関係で助けられたのが現状ですかね。
ウクライナ軍が、セヴァストポリ周辺でスターリンクを稼働する要請をしようですが、断ったことが最近報道されています。
1
gepard
2023年 9月 17日
返信 引用
以前からクリミアに関してはイーロンマスクは相当抑制的な発言をしていましたね。
クリミアは歴史的にとても複雑な地域なんですが(タタール人の存在、歴史的なトルコとギリシアとの繋がり)、ウクライナ反攻作戦のゴールか何かのように報じられている現状は残念です。
アメリカ政府がウクライナ支援予算からスターリンク代を全て出せば解決するんですが、恐らくそうすると予算枠をはみ出るのでバイデン政権と相性が悪く目立つイーロン叩きついでに負担を押し付けている状態じゃないかと何となく邪推しています。
1
たむごん
2023年 9月 18日
返信 引用
仰る通りと思います。
ウクライナ反攻作戦のゴールが、クリミアを短期で奪還となると、とんでもなく高いハードル(犠牲)になってしまいます(中長期で目標にする事は理解できます)
アメリカ政府の国家予算規模からすれば、スターリンク代は微々たるものに感じるのですよね。
そういえば、イーロンマスクが、民主党から共和党支持に変わっていた事を思い出しました。
仰る通り、様々な駆け引きがあるのかもしれないですね…
1 』
『 名無し
2023年 9月 17日
返信 引用
ロシアの民間軍事会社の投稿で、ロシア側は通信手段が部隊ごとにバラバラで連携がとれないうものがありました。
進行初期から一貫して、通信装備の貧弱さがロシア最大の弱点であり続けているようですね。
19
たむごん
2023年 9月 17日
返信 引用
仰る通りと思います。
ロシア軍が、スターリンクに対する電子戦攻撃を行ってきたようですので、ウクライナ軍の通信優位が続くのかは少し気になっています。 』
『 名無し太郎
2023年 9月 17日
返信 引用
この戦いは世界観戦争なので、仮にウクライナが負けたら今の文明は崩壊するだろうと不安で仕方が無かった。しかし、ようやく反攻作戦はウクライナ有利に傾いてきて、一安心だ。
この戦いでロシアが勝ったら、世界中の狂った独裁者たちが、自己の正義と理想を実現するために暴走を始める。それは核戦争よりも危険なことだ。核兵器は迎撃可能だが、世界秩序の崩壊なんて人間の力では食い止めようがない。
バフムート南部での成功は、バフムート全域の戦いに大きな影響を与えるはずだ。ロシア軍の戦力配分が狂えば、東部での戦いも有利になるはず。
それに砲撃戦でウクライナ軍が優位に立ちつつあることは、北朝鮮に頼ったことからも推測できる。あのような破綻した弱小国家と取引をするということは、そうとうロシアは追い詰められているはず。
北朝鮮が製造する砲弾なんて、低品質で不発が多いはず。それに、これまでの戦いでロシア軍は砲兵を磨り潰しているので、仮に真面な品質の砲や弾頭が届いても優位性を回復することはないのではないかと思う。
しかし、ここまで来るのに払った犠牲は、あまりにも大き過ぎた。ウクライナの人たちは、平和な世界で生きている我々の代わりに、民主主義の防波堤の役割を押し付けられて血の犠牲を払っている。
そして航空戦力は、ほとんど無傷のまま残っている。これをなんとかしない限り、ウクライナ有利に大きく傾くということはないのではないかと思う。
それに、この戦いが終わった後のことを考えても、ロシアの航空戦力は壊滅させるのが一番望ましい。
ウクライナは支援された兵器をロシア国内の攻撃には使わないという、かなり困難な縛りプレイをしている。アメリカは長距離ミサイルを支援すると同時に、この縛りを解除するべきだ。
航空機と艦船は、基地待機中に撃破するのが一番確実のはず。確か第二次世界大戦での航空機の損失は、ほとんどが地上撃破だったはずだし。
15 』
『 bbcorn
2023年 9月 17日
返信 引用
砲と弾の数で勝るロシアは数の力に任せてウクライナを圧倒し続けた。
ウクライナは砲も弾も少ないからピンポイントの当たる攻撃を続けてた。
そのうちウクライナは弾も砲も増えてきてNATO式の兵器に置き換わっていった。
ロシアは砲を破壊されても在庫から次々引っ張り出してくるのでこれまでは問題なかった。
でもずっとこれを続けていくと いつか逆転しちゃうわけよ。
とうとう分水嶺を超えちゃったんだろうね。
ウクライナは兵器がどんどん更新されて新しくなるのに
ロシアは先祖返りして飛ばない砲を使うしかなくなる。
戦車もそうだけど 打ち合いになったら ロシア側は弾が届かなくなってきてるのよね。
いずれロシアはバンザイ突撃しか戦術がなくなると思うよ。
28 』
『 折口
2023年 9月 17日
返信 引用
ある時期までのロシア軍の予備役訓練の中心だったのが砲兵科で、任期つきで勤務する彼らの多くが習得するのが(自走砲に比べてればカリキュラムが単純な)牽引式榴弾砲の操作だったという話を聞いたことがあります。なので歩兵科が未経験者歓迎状態になっていても砲兵経験者だけは一定数確保できる状況だったのですが、ここに来てウクライナ軍の対砲兵戦が洗練され火力も増した事で損害が増えているのかもしれないですね。ウクライナ側の公式確認戦果が5月ごろを境に増え始めている事を考えると、比重としては自爆ドローンを使った火点潰しよりもウクライナ砲兵の火力増強や射撃方法の最適化が効いているのかなという気もするんですが…この辺は戦後の研究を待たないと分からないでしょうね。
延坪島砲撃事件の戦訓で広く知られたように装甲化された装軌式の自走榴弾砲を対砲兵射撃で仕留めるのは容易ではない(壕に入ってる場合などは直撃以外ではまず仕留められない)ので、ウクライナ砲兵の対砲兵射撃の餌食になっているのも牽引式が中心なんじゃないかと思います。ロシア側の報道映像でも出てきますが、牽引式砲でも壕を掘って偽装網でカバーするなどの防御策は施します。これは一定の効果があるのですが、着弾点が一点に絞られないクラスター砲弾で対砲兵射撃をされた場合、上が空いてる壕の効果は漸減するのかもしれませんね。第一次世界大戦における毒ガス砲弾の最大の被害者は砲兵(重労働の砲兵はマスクをつけると酸欠で作業能率が著しく落ち、そもそも後方職種はマスクを配備されていない事もあった)だったという話もあるので、この手の特殊な兵器がどこにどう効いてくるのかって意外と分からないですね。
11 』
『 コンビニ
2023年 9月 17日
返信 引用
毎月陸自1〜2個分全滅ですかすごいスね
…この点ロシアには負けていませんね
これからロシアが新造を開始するT-80はどんな戦車になりますかね愚考してみましたが、
時期1.とにかく今時戦争に間に合わせる春に冬に。
2.今時戦争ではなく戦後を見据えT-14の開発配備が10年以上遅れている為それを補い旧型T-64.72.80をT-90M(またはその改良型)と共に更新する戦車。
砲塔1.設計試験の手間を省き大量生産の為(正直まさかの)設計そのまま鋳造砲塔、流石に内部封入装甲は近代化。
2.ウラジミール砲塔採用、製造訓練整備の共通化
3.新規設計宇戦の戦訓反映(全周の装甲を強化、どうせ車体には積まないから砲塔弾薬庫拡張、正規非正規問わず増加装備の脱着容易化…妄想ですw)
皆様の考えお聞かせ下さいm(__)m
Minerva
2023年 9月 17日
返信 引用
4 アメリカの分析通り生産開始まで到達できず、終戦する
戦後はT-90Mの製造が優先され、最終的に1両も生産できずに計画が倒れる
7
コンビニ
2023年 9月 17日
返信 引用
浮かれていましたが冷静に考えてロシアも2車種同時に調達したいわけないですからね、残念です。
…終戦決まったのですか?
Minerva
2023年 9月 18日
返信 引用
アメリカの分析では生産再開まで最低5年かかると見込んでいる
だが現在のロシア、西側の兵器供給体制ではこの規模の戦争を5年も継続するのは不可能
確実に生産再開前に戦争の終結が訪れる
1
コンビニ
2023年 9月 18日
返信 引用
5年ですか!
ただのセールストークの類ですね。
ありがとうございます、勉強になりました。 』
ロシアに引き渡される予定の北の砲弾を奪ったウクライナ「ほとんどが1980~90年代製」「たまに変な所に飛ぶ」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/09/15/2023091580028.html
『「ロシア軍への攻撃に使用」「不発は多いがないよりはまし」
ウクライナ国防省「ロシアは1カ月前からすでに北朝鮮製の122ミリ・152ミリ砲弾と多連装発射台を入手」
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▲写真=UTOIMAGE
▲写真=UTOIMAGE
ウクライナ国防省情報総局のキリル・ブダノフ長官は13日に現地メディア「ニュー・ボイス・オブ・ウクライナ」の取材に「ロシアはすでに1カ月ほど前からロケット弾など北朝鮮製の兵器を使っている」と明らかにした。ブダノフ長官によると、1カ月半ほど前に北朝鮮とロシアは協定を結び、この時から北朝鮮製兵器の輸入が始まったという。これは7月22日にロシアのショイグ国防相が6・25戦争休戦協定70周年に北朝鮮を訪問し、武器や砲弾の供給を要請した時期と合致する。
【動画】巨大な炎を上げて連鎖爆発を起こすロシア軍の武器弾薬庫
米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も昨年末の時点で「ウクライナ東部バフムトを攻撃するロシアの民間軍事会社ワグネルに対し、北朝鮮はロケット砲やミサイルを売りさばいた」と主張していた。
ロシアにおける砲弾の生産能力は年間100万-200万発だが、ロシア軍は昨年2月末のウクライナ侵攻後、昨年1年間ですでに1000万-1100万発を使ったとみられる。
これについて西側の軍事専門家は「北朝鮮の武器庫は一部が老朽化し、効率も悪い」と指摘する。英フィナンシャル・タイムズは7月28日、「ウクライナ軍はロシアに引き渡される前の北朝鮮製122ミリ砲弾を友好国を通じて入手し、これを南部ザポリージャ戦線で、旧ソ連時代のグラド多連装ロケット砲で使用しロシア軍を攻撃している」と報じた。
当時ウクライナ軍のルスランと名乗る砲兵指揮官はフィナンシャル・タイムズの取材に「北朝鮮製の砲弾はほとんどが1980年代か90年代に製造された」「不発の割合が高いのであまり使いたくはない」と述べていた。また別の砲兵も「砲弾は信頼性が非常に低く、たまに変なところに飛ぶので、発射台に近づいてはならない」と注意を呼びかけた。
グラドは122ミリ砲弾を20秒以内に最大40発撃てる多連装発射システム(MLRS)で、トラックに積んだ状態で使用する自走砲だ。AK47小銃と同じく世界中で使用されており、北朝鮮軍、ロシア軍、ウクライナ軍のいずれもグラドを使っている。
上記のルスランと名乗る指揮官はフィナンシャル・タイムズに「北朝鮮製の砲弾は信頼性に問題はあるが、これでも使えるのは幸い」「ウクライナ軍は手に入る全ての砲弾を使わねばならない」とも述べた。
ウクライナ軍が北朝鮮製の砲弾を入手したルートについてウクライナ国防省関係者は「戦車や装甲車と同じくロシア軍から奪った」と説明していたが、これに対して戦場のウクライナ軍指揮官は「ロシアに渡る前に『友好国』を通じて入手した」と明らかにした。
ロシア軍はウクライナ侵攻以来、これまで戦車2000両、装甲車4000両、航空機100機以上を失ったとみられる。さらに27万人のロシア軍兵士が戦死あるいは負傷した。
李哲民(イ・チョルミン)国際専門記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
』
NATOが(※ 2018年)11月7日まで行った、「トライデント・ジャンクチャー」ってのがある…(再掲)
https://http476386114.com/2018/11/07/%ef%bd%8e%ef%bd%81%ef%bd%94%ef%bd%8f%e3%81%8c%ef%bc%91%ef%bc%91%e6%9c%88%ef%bc%97%e6%97%a5%e3%81%be%e3%81%a7%e8%a1%8c%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%81%e3%80%8c%e3%83%88%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%87%e3%83%b3/
















『『北大西洋条約機構(NATO)は25日から11月7日まで、東西冷戦の終結後では最大規模となる合同軍事演習を行う。北欧の加盟国ノルウェーを中心に、北大西洋やバルト海周辺などで約5万人の兵士らが参加。加盟国が攻撃を受けた場合の部隊の即応能力を強化し、高まるロシアの脅威をけん制するねらいがあるとみられる。
合同演習「トライデント・ジャンクチャー」には、NATOに加盟する29カ国と、非加盟のスウェーデン、フィンランドの計31カ国が参加。戦車など車両約1万台、航空機250機、艦船65隻が動員された。演習はノルウェーが「架空の敵対国」による軍事攻撃を受け、NATO軍がその主権回復をめざすというシナリオに基づく。
』、というようなものだ。
( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36918880V21C18A0FF2000/ )
以下の3画像は、確か「ロイター」のサイトからキャプチャしたものだと思ったが、現在は見られなくなっているようだ。
NATO演習1_s
NATO演習2_s
NATO演習3_s
動画は、ここで観ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=uP4nF1jDtYc
ロシアの「ボストーク」の動画と違って、派手な”火を吹く火砲”みたいなものはなく、各部隊及び敵部隊の現在位置・現在状況を把握する「Situation Picture」とか、陸・海・空の各部隊の連携を協調する”スマートさ(賢さ)”を前面に出したものとなっている。
そういう”質の高さ”で、ロシアの物量に対抗しようとしているんだろう。
以下の画像は、上記動画からキャプチャしたものだ。
Situation Picture1_s
まず、征圧しようとする地点近くに、海上部隊を徐々に集結させる。
ピクチャー・イン・ピクチャーで、合計3カ所の映像を表示させている。
相当、画像処理能力が高くないと、できない処理だ…。
ドローンを飛ばしたり、ヘリや偵察機を飛ばして、映像を送っているんだろう。
Situation Picture2_s
散会したようだ…。敵襲来の報でも、入ったか…。
Situation Picture3_s
敵の海上部隊(赤い駒形)が、襲来したようだ…。
Situation Picture4_s
排除した…。
Situation Picture5_s
陣地を守る敵3部隊(赤いひし形)に一部の部隊を当てておいて、他の部隊が別ルートを辿って、奥の方に侵攻する、という作戦のようだ…。
ヘリから降下、ロープ_s
まず、海岸付近にヘリを飛ばして、ロープを伝って降下する…。
部隊、上陸_s
次に、接岸して、艦艇からも大量の部隊を上陸させる…。
上陸部隊2_s
陣地を守る敵部隊と、交戦しようとする部隊だろう…。
上陸部隊_s
こっちは、別ルートで、奥の方へと向かう部隊だろう…。
戦車、登場_s
戦車も、登場した…。
海陸、連携_s
海陸連携して、作戦を遂行する…。海上部隊は、戦車のバックアップに回ってるようだ…。
戦車、草むらへ掃射_s
奥の方に到達した戦車が、草むらに機銃掃射している…。伏兵への対策だろう…。
オスプレイ_s
オスプレイも、飛来した…。
オスプレイ、着陸_s
着陸した…。
オスプレイ、負傷兵、運搬_s
ワラワラと、応援部隊でも出てくるのかと思ったが、負傷兵を運搬して、運び入れていた。
オスプレイは、航続距離が長いが、動きは鈍重なんで、むしろ物資や負傷兵の運搬に向いているんだな…。
尖閣が占領された時に、部隊を送りこんで奪還する…、というような使い方ができるものなのか…。
ちょっと、疑問だな…。』
【ウクライナを支える最新システム】GIS Artaの実力 徹底分析 【高田克樹×駒木明義×東野篤子】2023/9/15放送<後編>
https://youtu.be/Q5DitxbMrmU
※ こういう動画(番組)は、「視たモン勝ち。」「知ったモン勝ち。」だな…。
※ GISとは、「グラフィカル・インフォーメーション・システム」の略らしい…。












アルゴリズム戦の将来 第3部:停滞
https://milterm.com/archives/3346
※ もの事なんでも、「限界」というものがある…。
※ 現状、AIは、「確率の計算機」に過ぎない…。
※ 当然だ…。しょせんは、CPUとGPU使った「電子計算機」を利用した、「確率計算機」だからな…。
※ (CPUの「P」と、GPUの「P」は、どちらも「processing(演算)」の「p」だ。よって、それを利用している限り、「演算」の延長線上にしか、あり得ない。)…。
※ 決して、「自発的に、自分で考えたり」「人間みたいな知能を持ったりする」ことは、「無い」…。
※ たとえ、「人工知能」という「訳語」を、与えられているとしてもな…。
『アルゴリズム戦の将来 第1部:断片化された開発 (warontherocks.com)、次いでアルゴリズム戦の将来 第2部:野生のガチョウを追いかける (warontherocks.com)に続き、THE FUTURE OF ALGORITHMIC WARFARE(アルゴリズム戦の将来)の第3部を掲載する。
第1部は、時代遅れの官僚主義の鉄の檻の中では、新しいガジェットは死んでしまうという趣旨の内容であった。
第2部では軍事専門職(military profession)に関する内容である。古い考え方の重力から逃れる唯一の方法は、新しい思考(new thinking)を取り入れることであると説き、議論を積み重ねることと、コンセプトやドクトリンへ落とし込みそれを普及させ取組みの重要性を述べていた。
第3部では、新たな技術を取り込むことは、解決していかなければならないことが多くあることは想像に難くない。そのためには、仮説に基づく多くの実験やウォーゲームなどが必要となると述べている。(軍治)
アルゴリズム戦の将来 第3部:停滞:THE FUTURE OF ALGORITHMIC WARFARE PART III: STAGNATION
BENJAMIN JENSEN, CHRISTOPHER WHYTE, AND SCOTT CUOMO
ベンジャミン・ジェンセン(Benjamin Jensen)博士(Ph.D.)は、米海兵隊大学先進用兵学部戦略研究教授、戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies)将来戦争・ゲーム・戦略担当上級研究員。米陸軍予備役将校。
クリストファー・ホワイト(Christopher Whyte)博士は、ヴァージニア・コモンウェルス大学で国土安全保障と緊急事態の即応性の助教授。
スコット・クオモ(Scott Cuomo)米海兵隊大佐(博士)は現在、米国防総省政策担当次官室の米海兵隊上級顧問を務めている。彼は、米海兵隊ストラテジスト・プログラムに参加し、人工知能に関する国家安全保障委員会の米海兵隊代表を務める傍ら、これらのエッセイの共著に協力した。
AUGUST 28, 2023
編集部注:以下は著者らの近刊「戦争における情報: 軍事的革新、会戦ネットワーク、および人工知能の将来(Information in War: Military Innovation, Battle Networks, and the Future of Artificial Intelligence)」からの抜粋である。
米軍全体に人工知能/機械学習(AI/ML)システムを普及させようとする現在の競争が完全に失敗した場合、どのようなことになるのだろうか?
米国の軍事専門職(military profession)は、技術的決定論と、新しいガジェットが古い問題を解決してくれるという信念に、祝福されることも呪われることもある。このような考え方は、オフセット(offsets)に関する概念や、現代の戦争では精密さが量に対抗できるという信念に浸透している。
以下のシナリオは一種のプレモルテム(premortem)※1であり、読者に、技術革新が前進と同時に後退し、不均等な世界を想像してもらうためのものである。
このレッド・チーム(red team)の技法は、失敗を防ぐ方法として、失敗がどのように現れるかを説明するためのものである。
この分析は、「War on the Rocks」が以前に発表したシナリオに基づくもので、破綻した官僚制度と、人工知能/機械学習(AI/ML)が戦争の性質(character of war)にどのような影響を与えるかについての共通理解を作ることの失敗を探求したものである。
※1 起こりうる失敗とその可能性を事前に予測するリスクマネジメントのこと(引用:https://ejje.weblio.jp/content/premortem)
これらのシナリオはすべて、我々の最近の著書「戦争における情報:軍事変革、戦闘ネットワーク、および人工知能の将来(Information in War: Military Innovation, Battle Networks, and the Future of Artificial Intelligence)」から引用したものである。
この本の中で我々は、情報技術の採用に関する様々な歴史的事例を用いて、人工知能/機械学習(AI/ML)に対する最新の関心の波に対して米軍がどのように反応するかを想像している。
これらの異なる歴史に基づき、我々は地平線上に異なる将来があると見ており、人々、官僚制、知識ネットワークがどのような新技術とどのように衝突するかについて、慎重さとより強固な対話を求めている。
以下のシナリオでは、将来は暗い。戦争に関する古い考えと産業時代の官僚主義が結びつき、どんな新技術も永続的な優位性を生み出す範囲を制限する。
人工知能/機械学習(AI/ML)は、意志のぶつかり合いの祭壇で犠牲になった、もうひとつの偽りの約束となる。
米国防官僚は、新技術が利用できるにもかかわらず、適応しようともがき、戦争についての永続的な考えに逆戻りする。馬上の男はノスタルジックなまま、過去の会戦の夢に耽り、戦争の将来に適応できないままである。
この別の将来では、米軍は戦争に関する古い考えやレガシーな官僚主義の重力から決して逃れられない。
人工知能/機械学習(AI/ML)に関する現在の熱狂の波にもかかわらず、このような将来が訪れる可能性はゼロではない。
たしかに、各軍種は新たな会戦ネットワーク(battle networks)の開発にしのぎを削っているが、それがどの程度まで新たなドクトリンや闘いの編成になるかはまだ不透明だ。
時は2040年。統合参謀本部議長はセキュリティ・ドローンに護衛され、デジタル・パーソナル・アシスタントが毎日のニュースを読み上げながら、改装されたアンティーク・スポーツカーで米国防総省へ向かう。交通量は通常よりも多かった。それは、北バージニアをエッチングする白と灰色の大理石、コンクリート、鉄骨の建物のぼやけた迷路に桜の花が色を添える美しい春の朝だった。
彼のようなドライバーの多くは、制限付きの自動運転モードをオンにすることで時速50マイルの退屈な体験をするのではなく、朝の通勤を楽しんで自分で運転することを選択した。
彼は車を運転することを好んだが、機械に読み上げてもらい、役立つと思われる情報をカタログ化し、オフィスに車を停めるときに答えてほしい質問を参謀に強調表示させた。
実を言うと、とにかく彼はあまり読書が好きではなかった。
老将軍は個人秘書のチェスティをアンティークのデビル・ドッグのような声に仕立てていた。アルゴリズムは古い音声ファイルをスクラップし、第二次世界大戦の時代特有のメタファーまで調整した。
それは、ソフトウェアが皆の世界との関わりを仲介する、楽しくも些細な方法のもうひとつの例だった。チェスティは唸りながら見出しを読み上げた。
「米空軍大将、人間の管制官とパイロットをよりよく一体化する必要性を理由に、自動空域エージェントをテストする群実験を中止」
チェスティは見出しにこう付け加えた。「今日、我々は将軍を、ひどい手紙を書く能力に基づいて決めている。あんな奴らに戦争の準備はさせられないよ」
「新しい報告書:中国のAI駆動型シミュレーターはソーシャル・メディアのスクレイピングに頼って米軍の意思決定を複製し、初期のテストではドクトリンの苦戦を超えた」
チェスティは見出しにこう付け加えた。「完全武装した米海兵隊連隊が行きたいところに行くのを止められるほど、世界には中国共産党員はいない」
「米陸軍軍医総監は、悪いカップルのカウンセリングを提供するデジタル医師サービスに重大な欠陥があるとして、結婚カウンセリングのために心理学者とソーシャル・ワーカーの追加を要請」
チェスティは見出しにこう付け加えた。”米海兵隊が妻を持つことを望んだら、妻が与えられるだろう”。
将軍はチェスティに対し、米軍全体にわたるAI一体化(AI integration)の状況について議会委員会によるコメントを制限し、概要を提供するよう求めた。
彼はトゥエンティナイン・パームズでの歩兵訓練演習で中隊長を務めて以来、これらの報告書を検討することを余儀なくされていた。彼は、これらの退屈な実験の多くのうちの最初のことを思い出した。
その日は特に暑い夏の日で、中隊は壊れやすいタブレット、安いドローン、あらゆる種類の奇妙なアンテナを組み合わせて5日間現場で作戦していた。
彼の米海兵隊員たちは汚れて疲れていたが、タクティカルでシックなズボンに日焼け止めと中隊のロゴが刻まれたポロシャツを着た科学者や業界の担当者たちは、最新のAIギズモが何であれ、なぜ動かないのかと尋ね続けていた。彼らが話すとき、彼はいつも「スパルタ人はわかっていない」という含みがあると感じていた。
若い大尉だった彼は、このような実験に参加しなければならないのは金がかかっているからだと思い込んでいた。米海兵隊は、カモの金をもらって砂漠でクレイジーなことを試すくらいなら、変わるつもりはなかったのだ。この実験では笑い話も生まれた。
上等兵が、安全な哨戒基地の周囲で敵の動きを探知するためにデザインされた自動歩哨に、顔の前に亀の甲羅を置いて忍び寄ったことを思い出した。
機械は彼を絶滅危惧種とみなし、すべての歩哨を撤退させるメッセージを送った。いつもこうだった。当時、将軍たちは魔法の説明を受けたが、下士官たちは真実を見た。
最新の報告書は、5G接続、新しいチップ・デザイン、より優れたアルゴリズムにより、民間企業ではデータと分析の最適化が進んでいるにもかかわらず、軍の変革については懸念が残っていることを示唆した。報告書は、各軍種の100人以上の戦闘指導者にインタビューを行った。匿名とはいえ、彼は彼らを知っていたし、少なくとも彼らが戦争についてどう考えているかも知っていた。ロボットは自分たちで勝手にやればいい。
彼のキャリアでは、長年にわたる対反乱作戦やグレー・ゾーン戦役(gray zone campaigns)のために、多くの将校が技術が戦争をどれほど変えることができるのかと疑心暗鬼になっていた。
下級将校として、彼らはとらえどころのない敵を狩る戦闘を初めて経験し、交戦規則や谷や村に消えていくような集団によって火力が制限されることを知った。
同じ将校たちが、より大きな編隊を指揮するようになり、まるで2020年代が1980年代か、もっと悪いことに1930年代であるかのように、指導者たちが大国間紛争の福音を説くのを聞いた。
彼らは航行の自由のためのパトロール(freedom of navigation patrols)を計画し、戦争計画を更新し、時間と距離の要因と任務編成を、どんな精巧な新能力よりも重要なものとみなすことを学んだ。
彼らは航空機のコックピットや米海軍艦艇の操舵席に留まるために闘い、その速さにもかかわらず、いかなる機械も主人と指揮官、そして人間の判断の本質に取って代わることはできないという見解を支持した。
戦争大学では、伝統、指揮・統制、歴史的事例に関する哲学的な長文を書き、過去は、伝説が連隊、集団、船団を指揮し、断固とした敵に打ち勝った場所であり、ほとんど後世のものであると考えた。
この運動にはリーダーがいなかった。長年にわたって、Slack、WhatsApp、Signalの批判記事や「War on the Rocks」の記事に一体化された。
ある時点で、民間の作家はこの運動を「クラウゼヴィッツ的な第3の波」と名付けた。このグループは技術の利点を認識していたが、軍隊の構成に関する難しい決定や新しいコンセプトのテストを避け、戦争を永続的な人間の闘争として見ることを好んだ。
このような場では、チャールズ・クルラック(Charles Krulak)将軍とアル・グレイ(Al Gray)将軍の話題が好まれた。数え切れないほどの戦時大学の論文が、彼らの遺産を再検討し、さらには再話し、諸兵科連合のルネッサンスと小部隊の戦術と意思決定の重要性を正当化するために過去を歪曲した。
こうした議論は調達の決定にも波及し、歴史的に分隊の人数が戦闘車両のデザイン・パラメーターを定義し、コックピットに人間が乗る必要性がコストの高騰を招いた。
そのキャリアの中で、会長はこのグループの端っこにいたことを覚えている。彼は、壮大な考えと薄っぺらな経歴を持つ、たいていはミレニアル世代の民間人が新政権に任命され、技術的な変革を迫られるのを見ていた。これらの民間人は、古いやり方は時代遅れであり、20世紀の戦いの遺物だと呼んだ。
彼は、この運動がソーシャル・メディアや議会でのささやきを駆使して、古くからの伝統や戦争に関する人間の基本的真理に挑戦する新参者の範囲を制限し、反撃するのを見ていた。白髪ひげと定年退職者のネットワークが反乱を助長した。
彼は、最新の議会委員会報告書でこれらの戦いを目の当たりにした。ビジネス・リーダー、LinkedInのチャラ男、ベルトウェイの盗賊の一団が、商用AIアプリケーションの一体化において軍が再び遅れている理由を説明した。彼らは何もわかっていなかった。彼らは、あらゆるアルゴリズムの訓練を歪めるデータの共有にまつわるレガシーな契約や法的なお役所仕事を見ていなかったのだ。
彼らは、戦場の帯域幅が、民間人の尻を日陰の仮想現実の世界に難なく消失させるセンサーのネットワークほど高速ではないことを理解していなかった。彼らは、AIの画像認識ソフトを訓練するために、あらゆる角度から、あらゆる天候の下で敵車両の写真を撮るという絶え間ないインテリジェンスの必要性を理解していなかった。彼らは、戦争が消費者の購買習慣のような単純なパターンには還元できないことを理解できなかった初心者だった。
老将軍は、自分が今、クラウゼヴィッツ的な第三の波によって定義された保守派(old guard)の一員であることを知っていた。
彼は、次の下級将校たちが同じ厳しい真実を発見し、オタクたちを寄せ付けないだろうと信じていた。オタクたちは、諸兵科連合を理解せず、闘いの部隊を創設するために何が必要かを理解せず、そして何よりも殺人を理解しなかった。彼らは決してそうならないだろう。
ホイッグの歴史に根ざした、過去を現在への進歩と見なす願望を超えて、歴史的事例をざっと見てみると、今日の米国の政策立案者が上記のようなシナリオを防ぐ必要がある理由がわかる。
レーダーを使った初期の実験から、無人航空機による監視・攻撃能力の世界的ネットワークの開発まで、成功例よりも失敗例の方が多い。
イギリスやチェーン・ホーム早期警戒レーダー網のようなレーダーの成功事例がある一方で、戦間期には世界の主要国間で、死亡光線(death rays)に関する中途半端な考えが幅広く存在していた。
2001年以降、米国が新世代の無人攻撃機や偵察機の実戦配備で成功を収めたにもかかわらず、無人機の前史には、人間の取組みによる会戦という永続的なイメージを打ち破ることができなかった、あまり報道されていない豊かな歴史があった。
しかし、過去がプロローグである必要はない。
今この瞬間は、人工知能/機械学習(AI/ML)能力を広く受け入れ、ボトムアップ実験の新時代を切り開くことが求められている。
DELTA COPのような取組み(initiatives)を通じてウクライナ社会がボトムアップで狭い人工知能/機械学習(AI/ML)能力を構築する方法を示したように、米軍はグローバル情報支配演習(Global Information Dominance Exercise)のような現在の実験を加速させるべきである。
また、テキサス州オースティンの米陸軍将来コマンド(Army’s Futures Command)と一体化された米海兵隊コーディングの取組み(Marine coding effort)のように、戦いを再構築する軍種レベルの取組み(service-level initiatives)も増えている。
この取組みはすでに、艦隊と統合軍の海上領域認識「要件」を満たすために商業レーダー感知能力を最大限に活用することを可能にする貴重なアルゴリズムを生み出している。
持続的な変化を実現するためには、このような取組み(service-level initiatives)の中心は計画策定にあり、軍隊が馬に乗った人間を、より大規模で細分化された意思決定ネットワークの一部としてどのように捉え直すかにある。
人間の判断力、創造力、そしてモデルから生み出される視点のバランスを理解することが、21世紀の作戦術にとって不可欠であることが証明されるだろう。
とはいえ、データと精神をどのように融合させれば戦争に最適かを理解するには、さまざまなシステムの組み合わせを試す大胆な実験やウォーゲームが必要だ。
将来は、まだ始まったばかりなのだ。人工知能/機械学習(AI/ML)愛好家であれ懐疑論者であれ、すべての軍事専門家(military professional)、そして関心を持つ市民は、その一員となるべきである。
カテゴリー
人工知能[AI](Autonomy)、技術動向、用兵思想 』
アルゴリズム戦の将来 第2部:野生のガチョウを追いかける
https://milterm.com/archives/3342
『アルゴリズム戦の将来 第1部:断片化された開発 (warontherocks.com)に続いて、THE FUTURE OF ALGORITHMIC WARFARE(アルゴリズム戦の将来)の第2部を掲載する。
第1部は、時代遅れの官僚主義の鉄の檻の中では、新しいガジェットは死んでしまうという趣旨の内容であった。
第2部では軍事専門職(military profession)に関する内容である。古い考え方の重力から逃れる唯一の方法は、新しい思考(new thinking)を取り入れることであると説き、議論を積み重ねることと、コンセプトやドクトリンへ落とし込みそれを普及させ取組みの重要性を述べている。(軍治)
アルゴリズム戦の将来 第2部:野生のガチョウを追いかける:THE FUTURE OF ALGORITHMIC WARFARE PART II: WILD GOOSE CHASES
BENJAMIN JENSEN, CHRISTOPHER WHYTE, AND SCOTT CUOMO
ベンジャミン・ジェンセン(Benjamin Jensen)博士(Ph.D.)は、米海兵隊大学先進用兵学部戦略研究教授、戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies)将来戦争・ゲーム・戦略担当上級研究員。米陸軍予備役将校。
クリストファー・ホワイト(Christopher Whyte)博士は、ヴァージニア・コモンウェルス大学で国土安全保障と緊急事態の即応性の助教授。
スコット・クオモ(Scott Cuomo)米海兵隊大佐(博士)は現在、米国防総省政策担当次官室の米海兵隊上級顧問を務めている。彼は、米海兵隊ストラテジスト・プログラムに参加し、人工知能に関する国家安全保障委員会の米海兵隊代表を務める傍ら、これらのエッセイの共著に協力した。
AUGUST 8, 2023
編集部注:以下は著者らの近刊「戦争における情報: 軍事的革新、会戦ネットワーク、および人工知能の将来(Information in War: Military Innovation, Battle Networks, and the Future of Artificial Intelligence)」からの抜粋である。
人工知能/機械学習(AI/ML)をめぐる現在の誇大宣伝が、国家安全保障事業全体に永続的な変化を生み出せなかったらどうなるだろうか?
政府の青写真や業界のガイドラインから、戦争の将来(future of war)についての宣言に至るまで、現在の言説のほとんどは、成功するよりも失敗することの方が多い、不均一な実験の束の見通しを考慮することなく、技術革命の必然性に焦点を当てている。
我々の近著「戦争における情報: 軍事的革新、会戦ネットワーク、および人工知能の将来(Information in War: Military Innovation, Battle Networks, and the Future of Artificial Intelligence)」に基づいて、我々は、人々、官僚機構、知識ネットワークがどのような新しい技術とどのように衝突するかについて、慎重さとより強固な対話を求めるさまざまな将来が地平線上にあると見ている。
このシリーズの最初の記事では、官僚制の鉄の檻と軍事組織が構造変化に抵抗する傾向が原因で、人工知能/機械学習(AI/ML)が期待に応えられない可能性について検討した。
この記事では、可能性は低いものの、停滞に向かう別の道について考察する。
それは、軍事官僚制が変化しても、人工知能/機械学習(AI/ML)を使った斬新な実験によって武力という専門職(profession of arms)全体にわたる戦争に関するドクトリンや一般的な考え方を変えることができなかった場合に何が起こるかということである。その結果、馬に乗った男がとらえどころのない騎兵突撃を暗号化しようとしている。
第1部と同様、以下のシナリオは本書の歴史的な事例研究に基づいており、2040年の統合参謀本部議長の朝の通勤を追跡する時間の一部のシナリオとして提示されている。
各シナリオは、相互作用がどのように行われるかを調査する。
新しい情報技術が軍事的革新(military innovation)のエピソードをどの程度促進するかは、人々の数、官僚制、戦いに関する一般的な考え方によって決まる。
各シナリオの弧は、過去100年にわたって軍事専門職(military profession)が会戦ネットワーク(battle networks)を構築するために新しい情報技術をどのように、そしてなぜ一体化することに苦労してきたかについての本の洞察に沿っている。
以下のシナリオの歴史的背景は、戦間期のフランスのレーダー実験に関連した多くの開始と停止である。
我々は、その時代のピエール・ダヴィッド(Pierre David)の運命と同じように、勇敢な革新者達(innovators)が、悪い官僚制度の枠内だけでなく、アイデアの市場(marketplace of ideas)や戦争についての知恵(暗黙知(tacit knowledge))によっても自分たちの道を阻まれる可能性があることを示す。
古い考えは新しい技術の可能性を制限する可能性がある。資源が自由に流れ、軍事専門家(military professionals)が新たな能力を実験するために新しい部隊を創設したとしても、永続的な変化をもたらすには、老兵が自分たちの職業について自分たちに語る物語を引き込む必要がある。
時は2040年。統合参謀本部議長は、国防ニュースの総集編を聞きながら無人自動車でペンタゴンに向かう。車に接続された彼女の個人用デバイスは、彼女が半分しか聞いていないという現実にもかかわらず、読み続けている。彼女の心拍数を読み取り、動きを分析し、感情状態まで評価できるにもかかわらず、スマート・デバイスは適切な文脈に適応し、彼女の気分に合わせてトーンやポッドキャストの速度を変えるという約束にはまったく応えなかった。アルゴリズムにとって、車は車であり、通勤者の牢獄であり、ゆっくりとした一定の読書ペースを正当化するものだった。
彼女の心は過去と現在の間に挟まれて迷っていた。
委員長は日々のニュースから、中尉時代の旧友に読んであげると約束した論文の草稿へと流れ続けた。
彼は米陸軍を辞めて軍事史家になり、常にアドバイスできる時間を上回る生徒を抱えていた。この論文では、ピエール・ダヴィッド(Pierre David)の物語と、戦間期の電波探知の力を利用しようとしたフランスの軍事取組みの失敗について再検討した。いくつかの見出しが彼女の昔の殺人光線の夢を中断し、フランスとドイツの国境沿いでの実験が失敗に終わった。
資金問題:議会委員会メンバーが長年にわたる歩兵機械学習計画について米海兵隊指揮官に疑問を呈する。
新しい報告書:欧州首脳、NATO近代化の停滞を懸念する中、ロシアが「将来型」戦争の準備を整えていることを懸念。
元米国防長官が米国防総省の頭脳流出の危機を訴える。
彼女が人工知能/機械学習(AI/ML)を仕事の一部として取り組んでから20年が経ったが、それでも各軍種は大きな進歩には程遠いように見えた。
確かに、実験や新しい部隊はあったが、それらは常に何十億ドルもの大金と多くの誇大宣伝の後、永続的な変化を伴わずに終了するように見えた。この実験では、もう少し多くの殺戮を最適化し、莫大なコストの増分利益を得るために、何千億ドルもの負債が追加された。
想像力はなかった。各プログラムは、各軍種を活性化する好ましい戦術を完成させた。
米空軍は依然として闘犬を愛していた。米陸海軍は陸海での決戦の夢にうなされていた。米海兵隊は、誰もが、民間人も含めて、銃の照準(iron sights)のみで人を殺してから10年が経っていたにもかかわらず、全員がライフル銃兵であると信じていた。
誰もが過去の戦争の話や、将来の問題を解決するための古い方法についての陳腐な寓話の中で生きていた。受け入れられてきた知恵の重みが、新しい技術の期待を打ち砕いた。
議長は彼女のデバイスに、米軍全体にわたるAI一体化(AI integration)の状況に関する議会小委員会による最近の公聴会を要約するよう依頼した。
彼らの専門家の証言が示唆している結論は、各軍種間に世代間の格差が存在するということだった。人工知能/機械学習(AI/ML)の利用に対する熱意は根強くあったが、下級将校たちは古い戦争のやり方に苦戦していた。
上級指導者、指揮官、文民の責任者は、機械学習や斬新なシステムの必要性を感じていたが、「新しい瓶に入った古いワイン」の道をたどる傾向があった。
彼らは、古い戦争を闘うために新しいアルゴリズムを使用する実験的な部隊に資金を提供するよう議会に働きかけることに長けていた。
たとえ実験がうまくいかなかったとしても、新しい部隊ができるたびに、保守派(old guard)が指導してきた若い将校が昇進していった。コストのかかる見せかけの進歩だった。
彼女は、AIエージェント(AI agent)に戦術上の問題を認識させ、それを解決するために年老いた軍曹と競争させる米海兵隊の取組みについて聞いたことを思い出した。
機械がより速いことが証明されたとはいえ、実験部隊の指揮官による報告書では、機械は闘志(fighting spirit)を見ることができず、戦士の気風(warrior ethos)を促進することもできないと示唆されていた。
それはおそらく事実だろうが、部分的にしか関係がない。
彼女自身の調整されたスマート・デバイスは、彼女の感情状態を知ることができたが、促されない限り、いつ黙るか知るのに苦労した。それでも1日に何時間も節約し、大量の情報をナビゲートしてくれる。
戦争に関する古い考え方は、機械の中の亡霊のように生き続け、効率的なプロセスを歪めるバグとして永遠に現れ続けた。
莫大な資金が投入され、各軍種が積極的に実験に取り組んだにもかかわらず、変化は遅く、ばらつきがあった。
このリズムは、戦争には変化よりも継続の方が多いという、武力という専門職(profession of arms)で培われた世界観を強化した。
少なくとも数十年のスパンでは、戦争の性質(character of war)が大きく変化することはめったになく、変化したとしても、その混乱が偉大な指揮官たちの洞察に取って代わることはなかった。
彼女は、作戦術の根本的な再考を提案する記事よりも、ナポレオン(Napoleon)のような思考ができるようにアルゴリズムを訓練する方法についての記事を多く読んだ。
この職業は技術を愛していたが、それは真の変化というより、遠隔死の術(art of remote death)を完成させるための探求だった。
彼女の同僚将校たちは、特に米国の敵対国が近代化し、新技術に投資するにつれて、精度と致死性の向上は常に有益であると考えていた。
北朝鮮でさえ、1,000キロ以上離れた戦車を攻撃できる。グローバルな精密打撃、つまり偵察と打撃の複合体は、国境に関係なく、新しい科学的コンセプトを模索し、研究センターを設立し、有望な技術専門家に種銭を提供する専門職を引っ張り出したが、すべては既存の任務を守るという名目のためだった。
米海軍は依然として、艦隊会戦(fleet battle)と「縦列艦隊に立ち向かう(crossing the T)」ことを夢見ていた。
ただし、部分的に有人化された水上戦闘艦が、古めかしい覗き眼鏡よりも人工衛星に導かれて戦闘に参加するのだが。
米陸軍は、極超音速ミサイルを昔の砲弾のように使って縦深を攻撃することを呼びかけ、これを飛行場制圧のために地球の裏側まで飛んでいく機動編隊とどう一体化するかを議論した。
宇宙軍は航空戦力の理論家に迷い込んだままで、ドゥーエ(Douhet)、トレンチャード(Trenchard)、ミッチェル(Mitchell)、ウォーデン(Warden)を引き合いに出して、その広がりを説明しようとしていた。
すべての軍種は近代化の取組み(modernization initiatives)に固定されていたが、会長が在職していた時代には、戦争を闘い、戦争に勝つ方法についての大きな再コンセプト化につながる取組みはなかった。
古い戦争のやり方に縛られた新しい装備は、偽りの約束として機能した。軍種の長官や上級文官は、より多くの投資とより良い投資を混同していた。米国防総省は、限界利益の逓減(diminishing marginal returns)に関する事例研究だった。
米海兵隊の現指揮官に退陣を求めるという政権からの要請や、米海兵隊を改革するために米国の法規範を変えることを提案するというもっと過激なささやきを、なぜ彼女が受け入れているのか、その理由を議会要旨は主席に思い出させた。
この措置は思い切ったものに思えたが、議長自身が設定し、3年近く前に米国防長官から与えられた指令と結びついた基本的な目標を達成できなかったことで、辞任を要求する正当な理由になるかもしれない。政治は、たとえそれが進歩の代償であったとしても、常に汚いものだと感じていた。
それでも、老将はそれを難しくしていた。彼は勲章を持ち、カリスマ性があり、想像力に欠けていた。米海兵隊員は皆ライフルマンであるというマントラを堅持していた。
たとえ、今や整備士やコーダーがグランツよりも多くなっていたとしても。
彼は間違っていなかった。戦争は人間の営みだ。しかし、もしスパルタ兵が、敵対する重装歩兵(hoplite)の編成に侵入するドローンの群れをコード化することを想像できたとしたら、彼らは盾をタブレットと交換しただろう。
心よりも筋肉を重んじる高潔な戦士のイメージへの中毒は、このような壮大な老戦士たちによって永続させられた。もちろん、彼の機械学習キャンペーンは失敗に終わった。彼は市場で最高の意思決定支援アルゴリズムを使って、機動戦に関する自分の狭い歴史的読解を正当化し、それを分隊レベルの歩兵攻撃に適用したかったのだ。いくら金を積んでも、最終的な破綻から悪知恵を救うことはできない。
米海兵隊の老将だけではなかった。他の軍種も同じように行き詰まっていた。
彼女はその雁字搦めの矢面に立たされた。彼女が議長に就任したとき、米国防長官は彼女に「実現させよ(Make it happen)」とのシンプルな任務(simple charter)を与えた。
議会は無駄や停滞、実現されない革命の約束にうんざりしていた。
議長は、依然として主要な戦闘指揮を執り、各軍種の上層部に位置していたほとんどの将軍よりも若かった。彼女はまた、米国防総省でトップに上り詰める傾向にあった多くの男女とは異なっていた。エンジニアリングと分析のバックグラウンドを持つ彼女の初期のキャリアは、データ・サイエンスに関連した投稿に次々と関与することで特徴づけられた。
2020年代のデジタルおよび人工知能室長(Chief Digital and Artificial Intelligence Office)との連携により、彼女は同僚に先駆けてパンデミック感染症の蔓延を予測するシステムを合理化し、将来の食糧と水の不安をモデル化するプロジェクトを活性化させた。
彼女は、2030年代初頭の前例のない予算議論のさなか直面したサプライ・チェーンの課題に新たな視点をもたらし、さらに2回先へ進んだ。
今、彼女は各軍種と米国防長官の間に不安そうに座っていることに気づいた。老米海兵大将は、あらゆる新しい技術や実験部隊を戦いについての古い考えに従わせるという、より大きな病気の症状だった。
少なくとも彼は取組んだ。彼は実験的な編隊を率いた複数の将校を昇進させた。彼は新技術の可能性について語ったが、タラワやガダルカナル島のような会戦を夢見ていた。
このシナリオが暗示するように、人工知能/機械学習(AI/ML)をめぐる現在の熱狂の波が、戦いに関する伝統的な考え方と衝突し、進歩を停滞させることを懸念する理由がある。
新しい技術は古い戦争のやり方を克服することはできない。官僚機構が機敏に動き、馬に乗った男が新しい編成を開発し、アルゴリズム戦(algorithmic warfare)の可能性を試す実験ができるようになったとしても、変化には用兵(warfighting)に関する新しいストーリーが必要だ。
このようなストーリー、勝利の理論、ドクトリン上のコンセプト(doctrinal concepts)は、各軍種が自分たちに対して抱いている一般的な見解と共鳴するものでなければならないし、また、それを変えるものでなければならない。
上記の将来シナリオの歴史的先例は、戦間期のフランスである。
イギリスにおけるレーダーの実験とは異なり、フランスは単一の開発経路を選び、新しい情報技術を一般的な用兵コンセプト(warfighting concepts)と一体化するのに苦労した。
フランスの指導者たちは、初期の実験をレーダーと防空をリンクさせたイギリスのチェーン・ホーム・システム(Chain Home system)のようなものに拡大するのに苦労した。
その結果、リソースを分散させ、民間部門に頭脳を流出させるという、一連の野放図な追跡が行われた。軍事専門職(military profession)は、軍事的革新の成功談に適用するのと同じ熱意と集中力をもって、停滞した進歩の物語、さらには失敗の物語を研究するのが賢明であろう。勝者だけを研究していると、より多くの失敗例から生まれる教訓的な物語が見えなくなってしまう。
歴史的な事例とシナリオは、変革の触媒となるアイデアの市場(marketplace of ideas)を開く必要性を示唆している。
民間科学者、政府関係者、関係する市民など、より大きなネットワークがない中で、軍が軍と議論することがあまりにも多い。「War on the Rocks」は、軍事専門家(military professionals)が軍事専門家(military professionals)のために司会する、ますます狭いポッドキャストやフォーラムに言論を閉じ込めるこの傾向に対して、後方支援活動を行ってきた。
この狭量さは、情報の氾濫とニッチな情報源のせいでもある。しかし、情報が多ければ多いほど、多様なデータや視点が得られるというわけではない。それは、同じ考えを微妙に変化させながら再利用したり、思慮深い考察や批評の代わりに辛辣なゴシップを撒き散らしたりすることを意味する。
古い考え方の重力から逃れる唯一の方法は、新しい思考(new thinking)を取り入れることである。
軍事専門職(military profession)が、その階級をはるかに超えて、民間の科学者、学者、パートナー、同盟国、関係する市民を含む議論に自らを開放すればするほど、古い戦争のやり方を再考する可能性が高まる。米海兵隊の戦力デザインに関する記事が後を絶たないのを見ればわかるだろう。
現在の改革の有効性については、内部で退職者と現職指導者の間で鋭い議論が交わされている。どちらの側も真実を独占しているわけではないが、より幅広いシナリオを想像するために、異なる軍種や外部の民間人の視点を取り入れるのは賢明だろう。
現在、米国防総省や各軍種全体で人工知能/機械学習(AI/ML)への関心が高まっているが、これは雁字搦めに終わるのだろうか?それを言うのは早計だ。
人工知能/機械学習(AI/ML)を連合統合全ドメイン指揮・統制(combined joint all-domain command-and-control)の取組みに結びつける実験プログラム(Experiment programs)は有望である。また、人工知能/機械学習(AI/ML)を活用するための戦術をどのように適応させるかを示すウクライナでの戦争からの洞察と並んで、各軍種全体でこのような取組みを拡大するための資金もあるようだ。
しかし、これほど新しいコンセプトやドクトリンは、各軍種に浸透していない。
人工知能/機械学習(AI/ML)が意味するのは、単に効果ベースの作戦の約束事を完璧にし、的確なターゲットを素早く攻撃することだけではない。
真の変革は、「フィールド・マニュアル3-0作戦(Field Manual 3-0 Operations)」や「米海兵隊ドクトリン公刊物1-用兵(MCDP 1Warfighting)」を書き直させるような新しいコンセプトによってもたらされるだろう。
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