モロッコでマグニチュード6.8の地震 296人死亡 モロッコ政府
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230909/k10014189971000.html


『日本時間の9日7時すぎモロッコの内陸部で発生したマグニチュード6.8の地震で、モロッコ政府はこれまでに296人が死亡したと発表しました。ロイター通信などは多数の建物が倒壊したなどと伝えていて、当局が被害の確認を急いでいます。
USGS=アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の9日午前7時11分ごろ、モロッコ中部のマラケシュから70キロほど離れた内陸部を震源とする地震がありました。
震源の深さはおよそ18キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.8と推定されています。
モロッコ内務省はこの地震でこれまでに296人が死亡したと発表しました。
ロイター通信などは複数の都市で多数の建物が倒壊したなどと伝えています。
ロイター通信が配信したモロッコ中部のマラケシュの地震直後とみられる映像では、建物が崩れ、がれきが散乱している様子や、がれきによって車が押しつぶされた様子が確認できます。
地震が発生した当時、現地は午後11時すぎでまだ辺りが暗い中で多くの人が外に出ている様子も映っています。
今後、さらに被害が拡大する恐れもあり現地の当局は確認を急いでいます。
モロッコでホテル経営 岩間ひかるさん「揺れは2分くらい」
地震が起きた当時、震源から130キロほど離れた沿岸部の都市アガディールにいたというホテル経営者の岩間ひかるさんはNHKの電話取材に対して「揺れは2分くらい続いていたように思う。海沿いの街にいたが津波があるかどうか分からなかったので念のため車で高台に避難した」と話していました。
また、被害の状況について「現地は深夜で周囲が暗く詳しい被害の様子は分からない。モロッコ人の夫のもとには広い範囲で揺れたという知人からの情報も入っている。震源から離れたところでも家の一部が崩れたという話を聞いた」と話していました。 』







