ブリュッセルで銃撃、2人死亡 「イスラム国」影響か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR170190X11C23A0000000/
『【ブリュッセル=辻隆史】ベルギー政府は16日、同日夜に首都ブリュッセルの中心部で銃撃事件が発生し、スウェーデン人2人が死亡したと発表した。地元紙によると、SNS(交流サイト)上で実行犯と称する人物が自ら過激派組織「イスラム国」(IS)との関連を主張した。実行犯は16日夜時点で逃亡中で、当局はテロの疑いで捜査している。
ベルギー政府はテロ警戒態勢を最高レベルに引き上げた。犯人は路上や建物内で自動小…
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『犯人は路上や建物内で自動小銃を複数回発砲したとみられる。発砲時に「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだとの目撃情報もある。ベルギー当局はロイター通信などに対し「襲撃犯はイスラム国に触発されたと主張していた」と説明した。
他に1人が負傷した。ブリュッセルではサッカー欧州選手権の予選でベルギーとスウェーデンの試合が開催されていたが、事件を受けて中止となった。
ベルギーのデクロー首相はX(旧ツイッター)で「スウェーデンの首相に心からのお悔やみを申し上げた。テロとの戦いは共同で行われる」と表明した。ブリュッセルには欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会の本部がある。フォンデアライエン欧州委員長は「私たちはテロに対して団結する」との声明を公表した。
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村上芽
日本総合研究所創発戦略センター エクスパート
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別の視点 こうしたテロが連鎖することに恐怖を感じます。他方で、様々なスポーツの国際試合をみていると、銃ではなくてボールで闘ったらいいのに、と思わざるを得ません。ただ、恵まれた環境にいられるかどうかでスポーツでの成功可否も変わってしまう時代。ボールを選べる子を増やすためにいったい何ができるのか、考えだすと何かと手が止まってしまいますが、たとえば、日本で最近動きのある部活の地域移行に際して、困難を抱える子を含めて本当に誰でも参加できる場を作ることも、決して遠すぎることではない気がします。
2023年10月17日 8:30』