デンマーク政府は、夏までに、ウクライナにF-16をくれてやるかどうかを、決めるという。
https://st2019.site/?p=21048
『Thomas Newdick 記者による2023-4-11記事「Ukraine Situation Report: Denmark To Decide By Summer On F-16s For Kyiv」。
デンマーク政府は、夏までに、ウクライナにF-16をくれてやるかどうかを、決めるという。
これはF-35Aの導入と連動する。』
デンマーク政府は、夏までに、ウクライナにF-16をくれてやるかどうかを、決めるという。
https://st2019.site/?p=21048
『Thomas Newdick 記者による2023-4-11記事「Ukraine Situation Report: Denmark To Decide By Summer On F-16s For Kyiv」。
デンマーク政府は、夏までに、ウクライナにF-16をくれてやるかどうかを、決めるという。
これはF-35Aの導入と連動する。』
3月に韓国は米陸軍に向けて155ミリ砲弾を50万発、非公開的に「貸す」、ローン契約を結んでいた。
https://st2019.site/?p=21048
『Defense Express の2023-4-12記事「Unusual Way to Provide Half a Million Shells Without Sending Them Directly, For a Country Reluctant to Send Weapons to Warzone」。
リーク文書であらたに判明したこと。3月に韓国は米陸軍に向けて155ミリ砲弾を50万発、非公開的に「貸す」、ローン契約を結んでいた。
これは2022-11に10万発をこっそり売ると決めた話とは、別口である。
3月時点で欧州が束になっても35万発の155ミリ砲弾しかウクライナ向けには用意できないと言っているときに、この50万発はでかいだろう。
※この50万発は、「利用権」だけが移管され、米本土への現物移送はしないのではないかと思う。
つまり対支戦が始まったときに米陸軍は、韓国にある弾薬庫から砲弾を50万発、自由に持ち出して消費できることになったのだろう。これは米本土から大量の砲弾を極東へ送る手間を省くので、米国にとっても助かる。
そして米本土にある在庫の砲弾は、キープせずにウクライナにくれてやっても、とりあえずよくなった。』
セルビアがウクライナに武器弾薬を供給する。
https://st2019.site/?p=21048
『Jonathan Landay and Aleksandar Vasovic 記者による2023-4-13記事「Exclusive: Leaked U.S. intel document claims Serbia agreed to arm Ukraine」。
セルビアがウクライナに武器弾薬を供給する。これもこのたびリークされたペンタゴン文書で分かった。 表向きは、セルビア政府はそれを否定するという黙契だ。
※かたやハンガリー政府は、ますますロシアに傾斜し、ロスアトムに建設したもらった原発をさらに拡張工事してもらう。それは隠さずに堂々とやっている。』
ウクライナの反攻作戦、ハルキウやヘルソンほどの成功は見込めない
https://grandfleet.info/us-related/ukrainian-counteroffensive-will-not-be-as-successful-as-kharkiv-and-kherson/#comment_headline

『ワシントン・ポスト紙は11日「流出した機密文書の内容とバイデン政権の発表が大きく食い違うため、戦争終結を求める評論家を勇気づけるだろう」と報じており、ウクライナは反攻作戦の結果次第で戦争継続が困難になるかもしれない。
参考:U.S. doubts Ukraine counteroffensive will yield big gains, leaked document says
もう誰が何を言っても検証不可能なので反攻作戦の結果で判断するしかない
流出した機密文書には機密性の高いヒューマン・インテリジェンス(HUMINT)やシグナル・インテリジェンス(SIGINT)の情報に基づいた文書も含まれており、米国の諜報機関はキーウの戦略について「占領された東部地域の奪還に加え、ウクライナ南部地域の兵站ルートに使用されている陸橋(恐らくヘルソン州とクリミアが陸続きで接続される部分のこと)を遮断するため南下する」と指摘し、この地域に用意された「強固な防衛陣地」と「ウクライナ軍の欠陥」が反攻作戦の進捗を妨げ「犠牲者の数を増加させるだろう」と予想している。
出典:GoogleMap ザポリージャ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)
つまり諜報機関は「陸橋遮断には塹壕・防衛陣地・障害物・地雷が張り巡らされたザポリージャ州の前線を突破しなければならず、訓練された兵士や弾薬の供給面でも持続性に欠けるため、ささやかな領土の奪還しかもたらさない可能性がある」と警告しており、一部の議員に提供された機密資料の中でも「ハルキウやヘルソンほどの成功は見込めない」と指摘し、ウクライナ軍も米軍が提供した卓上演習で「様々な反攻シナリオ」や「大規模な反攻作戦が引き起こす戦力密度の低下」を検証したらしい。
米政府関係者は「卓上演習を通じてウクライナ軍も補給線が伸びすぎて奪還した領土を維持できない=限られた戦力で達成できる限界を理解し始め、この結果を反映した準備を進めているという感触を得た。陸橋を物理的に遮断するのは難しそうだが、ロシア軍の兵站ルートを脅かすことが出来るかもしれないと期待している」とワシントン・ポスト紙に明かしており、恐らく陸橋にHIMARSが届く位置までの前進なら可能かもしれないという意味だろう。
出典:Генеральний штаб ЗСУ
ウクライナ政府の高官も「部分的に流出した文書の中身は事実だが、大統領も国防相も弾薬不足を公の場で認めており、次の攻勢がウクライナ南部のメリトポリやベルジャンシクになるのは誰の目にも明らかなので、流出した文書が準備している反攻作戦を損なうことはない」と述べ、別の米当局者も「前線に投入される訓練不足の兵士問題はウクライナ軍の全体像を反映しているのではなく、意図的にバフムート防衛を含む戦いから練度の高い部隊を遠ざけている可能性が高い」と主張しており、もう誰が何を言っても検証不可能なので反攻作戦の結果で判断するしかない。
因みに欧米諸国はウクライナ軍の反攻作戦に何十億ドルもの資金をつぎ込んでいるため、ワシントン・ポスト紙は「機密文書が示唆する投資額に見合わない見通しはウクライナを支援する国の決意を弱め、キーウとモスクワの停戦交渉を求める声を後押しするかもしれない」と指摘している。
関連記事:韓国、ウクライナ支援として155mm砲弾33万発をポーランドに輸出か
関連記事:ウクライナ軍のA2ADが機能しなくなる?BukとS300の迎撃弾がまもなく枯渇か
関連記事:チェコ大統領、ウクライナ軍の大規模な反攻は1度きりで失敗すれば次はない
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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投稿者: 航空万能論GF管理人 米国関連 コメント: 61 』
『 月虹
2023年 4月 12日
返信 引用
流出した機密資料によるウクライナ軍の編成は以下のとおり
第32機械化旅団(新設)
マックスプロ(MRAP)×90両、T-72×10両、戦車(機種は不明)×20両、D-30×12門
第82機械化旅団(新設)
ストライカー×90両、マルダー×40両、チャレンジャー2×14両、M119×24門
第37機械化旅団(新設)
ハスキーTSV×30両、ウルフハウンド×30両、セネターAPC×30両、AMX-10RC×14両、戦車(機種は不明)×16両、D-30×12門
第33独立機械化旅団
マックスプロ(MRAP)×90両、T-72×10両、レオパルト2A6×14両、レオパルト2A4×18両、M119×12門
第47独立機械化旅団
M2ブラッドレー×99両、T-55S×28両、M109×12両、D-30×12門
第116機械化旅団
BMP-1×90両、T-64×13両、戦車(機種は不明)×17両、AS-90×17両、2S1×10両
第21機械化旅団
CVRT(FV103、ストーマ―)×20両、セネターAPC×30両、ブルドッグ(FV430)×20両、ハスキーTSV×21両、M113×10両、T-64×30両、FH-70×10門
第118機械化旅団
M113×90両、T-72×28両、M109×6両、FH-70×8門
第117機械化旅団
バイキング(Bvs10)×28両、XA-185×20両、M113×10両、セネターAPC×10両、PT-91×31両、AS-90×8両、D-30×12門
ブラッドレーとT-55Sとの組み合わせやレオパルト2は同じ旅団で使うなどウクライナなりの工夫が見られる配置。意外と目立つのがイギリスとカナダが供与した装甲車類でイギリス連合のウクライナ支援に対する力の入れ様が分かります。牽引砲はウクライナ保有のD-30とアメリカ供与のM119、イタリア供与のFH-70の3種類(M777は前線で固定配置?)のみ。
9 』
『 ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
今回の機密情報の大量流出は、アメリカがウクライナの反攻失敗を予測し
ダメージコントロールをした、あるいは米軍の軍事備蓄を放出し続ける
バイデン政権に不満を持つ米軍上層部が、停戦を促進する為リークした
というところでしょう。バイデン政権に巣食うなんとしてでもロシアを
滅ぼしたい狂信者ブリンケン・ヌーランド(とその夫ロバートケーガン)
などのネオコンと、米軍上層部の意向が乖離している可能性があります。
バイデン政権が続く限り、かつロシアの目標であるドンバスの完全制圧と
ウクライナ軍の軍事的無力化が達成されなければ、停戦はありえません。
習近平・マクロンは停戦に動いていますが無理でしょう。
前にも書いた通り航空戦力の援護がないのに、ロシアの防御陣地突破を
できるのか?です。泥濘期が終わる5月以降にはっきりするでしょうが。
杜撰な作戦をダラダラ続け、スカスカのハルキウを大軍で攻略された
昨年とは状況が全く違います。反攻作戦が失敗すればウクライナは
後がないわけですが、、まあプロパガンダでなんとかするんでしょうね。
それでごまかしても、再来年まで持ち堪えられるか?という話です。
16
K(大文字)
2023年 4月 12日
返信 引用
情報流出の背景ですとか、反抗作戦の見通しについては色々見方があるでしょうからさておいて。
>バイデン政権に巣食うなんとしてでもロシアを
滅ぼしたい狂信者ブリンケン・ヌーランド(とその夫ロバートケーガン)などのネオコン
これは、流石に偏り過ぎでは?ロシアの言い分そのままみたいに見えますよ。
だいたい、モスクワまで攻め入ってロシアの本土を蹂躙しようなんて勢力は世界のどこにも居ませんよ。そんな事は不可能ですから。
「ウクライナを屈服させなければ、ロシアは滅亡する」というのはロシアの勝手な思い込み・被害妄想です。
ウクライナ征服とロシアの存亡を結びつける唯一それっぽい理屈としては「NATOの東方拡大」がありましたが、それとてフィンランドのNATO加入にロシアが大した対抗措置を打たなかった時点で詭弁だとバレている。
彼ら自身、自分の大義を大して信じていないのですよ。なのに日本人がロシアの存亡・生存闘争をことさら言い立ててもなぁ、って感じです。
34
ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
もしフィンランドがアメリカの言うままに核配備を言い出せば、ロシア
の対応は変わりますよ。ロシアの対応は「核配備」に一貫してフォーカス
が当てられています。ウクライナの「軍事的無力化」も結局はそこです。
プーチンはNATO申請をクリントンに打診しましたが、無視されました。
NATOの拡大は最近はジョージア加盟?まで広がっています。モスクワまで
陸上戦力で侵略は不可能ですが、核攻撃で首都を焦土にされる可能性を
これ以上高めたくないと考えるのは、ロシアからして当然です。
ネオコンと呼ばれる集団は、そのルーツからロシア(というかソ連)に深い
憎悪を抱いています。それは論理で割り切れることではないのでしょうが
彼らの行動と発言を検証すれば、その思想が浮かびあがってきます。
6
み
2023年 4月 12日
返信 引用
ロシアがNATOに入ることで恒久的な平和が訪れるというのは錯覚です。
2つの国連が組織されても戦争が無くならないように、NATOが形骸化されるだけです。
平和は軍事的な均衡によってしか訪れないわけですからロシアのNATO入りを無視するのは至極当然です。
ルーツや憎悪に執着すると陰謀論に足を取られますよ。
13
ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
少なくともソ連崩壊時、アメリカからすれば大敵が
消滅したわけで、この時点で戦略の変換は必要でした。
アメリカがその後とった戦略は傍若無人としか言えない
行動で、それらはグローバルサウスの「静かな離反」を
招き、今回公然とロシアがアメリカに反攻したことで、
Bricsと南米中東アフリカ諸国(東南アジアは様子見)は
アメリカ一極支配を明確に拒否しています。
大規模な地政学的変動が起きていますが、我が国でいくら
言っても理解されないのでしょう。スパイ扱いされるの
ですから。
6
STIH
2023年 4月 12日
返信 引用
>NATOの拡大は最近はジョージア加盟?まで広がっています。
そこまでNATO加盟国が広がるに至ったロシアの行動は無視ですか、そうですか。
11
コリャーク作戦
2023年 4月 12日
返信 引用
日本人ではなく、KGBの対日工作の可能性。
『コリャーク作戦』というらしいですよ。
ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
KGBとかあなたは冷戦時代に生きているのですか?
いいかげん頭を更新しないと日本は周回遅れになるばかりです。
いくら言っても理解できない人にはしょうがない、、と
諦めつつこうやって書いてしまう自分に自問自答する日々です。
3
ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
NATOが東方に拡大せざるを得なかった事情は合理的に説明
できますか?冷戦崩壊後、ロシアは困窮し兵士の給与も
支払えない状況でもNATOは拡大し続けていたわけですが。
ソ連崩壊時、東方にNATOは拡大しないと欧米が言及していた
(公式文書に明文化されてないからオッケー👌という意見は
アホ過ぎるので無視)にもかかわらずNATOが膨張し続けたのは
事実です。一体何の為に?
3
K(大文字)
2023年 4月 12日
返信 引用
>NATOが膨張し続けたのは事実です。一体何の為に?
何のためにと言いますか、冷たい言い方になりますが、単にロシアが嫌われているだけでは?
別にNATOが旧WTO諸国の首根っこ引っ掴んで無理矢理加盟させた訳でもないでしょうに。
それでは、なぜロシアがこうも嫌われるのか?
それは歴史的経緯もさることながら、何でもかんでもアメリカ/NATO/西側の悪巧みに回収して、相手の主体性を無視するところでしょうな。
「小国ごときに自我があるわけがない、これはNATOに唆されたに違いない」ってな具合にね。実際、今回のウクライナ侵略もこの思考の延長上でしょう。そりゃ、愛想尽かされますよ。
9
ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
合理的な説明になっていませんよ。
「ロシアが嫌われているから」って、、、笑
それはネオコンが「私的な感情」でロシアに攻撃的な
政策をとっているというロシアの「被害妄想」も
妄想ではなく、現実である可能性がありますが?
私はアメリカが世界中で嫌われていると考えている、
あなたはロシアが世界中で嫌われていると考えている、
これはどちらも「真」として成り立ちますがそれで
いいですかね。
1
K(大文字)
2023年 4月 13日
返信 引用
>これはどちらも「真」として成り立ちますがそれでいいですかね
構いませんよ。
私には東欧における反露感情の存在ーとりわけ、宇露開戦後のポーランドやバルト三国が発するロシアの脅威を訴えるメッセージは悲壮ですらありますーを「不合理」と言下に切って捨ててみせる理路も、「アメリカだって嫌われている」と反駁することの意味も、よく分かりませんが。
まぁ双方嫌われているらしいアメリカとロシア、数年後には結果が出ているのではないですか。
ため息
2023年 4月 13日
返信 引用
あなたが納得しているなら構いません。
ただ一点、フィンランドやポーランドやバルト3国
と、ロシアとの数百年に渡る歴史は私は寡聞ながら
承知しています。
同様に、アメリカが無慈悲に破壊してきたリビア
イラク・シリア(現在進行形)他無数の国々にも
目を向けるべき歴史があるということです。
自分たちがやってきたことに対して何の反省も
せず、正義のヒーローのように振る舞う姿勢に
憤りを感じているのです。
お前たちに正義を語る資格はあるのか?あるとして
も、もっとやりようがあるのではないのか?
と思ってしまうのですよ、、、。
感情論になってきたのでこれで終わりにします。
付き合っていただきありがとうございます。
匿名さん
2023年 4月 12日
返信 引用
>いいかげん頭を更新しないと日本は周回遅れになるばかりです。
>いくら言っても理解できない人にはしょうがない、、と
>諦めつつこうやって書いてしまう自分に自問自答する日々です。
今現在もウクライナ戦争を毎日チェックするのは、
ウクライナを応援する気持ちが動機になっているでしょうから、
そりゃ反発されるのは、仕方がないでしょうね。
色々な思想があり、どういう思想を持つのも自由ですから、
私は、一部の過激な思想に傾いている人にしか、コメしないようになりました。
アメリカに変わって欲しいのは山々でしょうけど、
これがアメリカの覇権主義なことは、あなたもよく理解されていると思います。
そして、すでに後戻りできない冷戦期に入ったと感じますから、
どの道、日本の立ち位置はグローバルサウスではなく、アメリカ側になるので、
(過激でない)ウクライナ擁護の姿勢は、マイナスにはならないと割り切ってますね。
蛇足を承知で付け加えるなら、
アメリカが覇権を手に入れられたのは、WW2で欧州とアジアが荒廃したことが大きい。
そして、その覇権が危うくなってきている訳です。
もしかすると、アメリカは覇権を維持するために、ウクライナと台湾に片足を突っ込んで、
この再現をしようとしているのかもしれません。
ため息
2023年 4月 12日
返信 引用
???
私ウクライナの応援全くしてません
私の嫌いな国を端的に表すと、
アメリカ>イギリス>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
ウクライナ>中国>>>EU=韓国=ロシアです
匿名さん
2023年 4月 13日
返信 引用
いや、あなたのことではなく、ここに見に来ている大多数の人のことです。
2
』
ウクライナ軍の反攻時期、シュミハリ首相が春ではなく夏になると発言
https://grandfleet.info/european-region/ukrainian-military-counteroffensive-prime-minister-shmyhal-says-summer-not-spring/
『ウクライナの反攻作戦は3月~5月=春に開始されると予想されていたのだが、米メディアの取材に応じたウクライナのシュミハリ首相は「夏頃(6月~)になる可能性がある」と述べて注目を集めている。
参考:Ukrainian prime minister arrives in DC at make-or-break moment
凍えそうな冬を乗り越えてきたウクライナ国民にはそろそろ「希望」が必要だ
ウクライナのポドリャク大統領府顧問は3月上旬「急いでいないものの2ヶ月以内に(新たな部隊の)再編成が完了するだろう」と、シルスキー陸軍司令官も3月下旬「バフムートで貴重な戦力を失った敵は力尽きようとしている。我々はキーウ、ハウキル、バラクレヤ、クピャンスクでやったように、まもなくこの機会を利用することになるだろう」と指摘して反撃を示唆したため、西側のメディアもアナリストもウクライナの反攻作戦を「春攻勢」と表現することも少なくない。
出典:Сухопутні війська ЗС України
つまり3月~5月の間に「ウクライナ軍が反攻作戦を開始する」と期待しているのだが、ワシントンでHill紙の取材に応じたシュミハリ首相は「反攻作戦の開始が夏頃になる可能性がある」と述べて注目を集めている。
シュミハリ首相は「反攻に転じるには100%、、、いや、それ以上の準備が必要だと友人もパートナーも明確に理解しているので、反攻作戦の開始時期に友人やパートナーからの圧力を受けているとは感じていない」と述べ、機密流出が反攻作戦に与える影響についても「我々は自分たちの土地を解放するだけで、それが可能だと何も証明してきた。友人やパートナーにはさらなる戦車、弾薬、航空機、装甲車輌といった軍事支援を要求したい」と語った。
出典:PRESIDENT OF UKRAINE
ゼレンスキー大統領は反攻作戦の開始時期について「パートナーから到着する弾薬を待っている」と3月下旬に述べ、流出したウクライナ軍の訓練計画も「海外で訓練を受けている9個旅団(反攻作戦向けの基盤戦力)の準備が整うは4月末」と、流出した155mm砲弾輸送計画=ROK 155 Delivery Timeline(330K)も「韓国(33万発)とイスラエル(10万発以上)から155mm砲弾を欧州に輸送するには72日間かかる」と示唆しており、シュミハリ首相の言及を加味すると「約束された装備や弾薬の到着が遅れている=反攻準備が整うは5月以降になる」という意味だ。
Hill紙は「反攻作戦が失敗した際のリスクは重大で、バイデン大統領はウクライナが必要とする限り支援を続けると言っているが、戦争疲れは米国の市民間、ウクライナと同盟国間、さらにはウクライナ国民間の連帯を脅かす」と指摘し、シュミハリ首相も「反攻作戦の開始時期について最も強い圧力は国内から来ている」と述べているのが興味深い。
出典:Денис Шмигаль Прем‘єр-міністр України
ウクライナは今後の戦局を左右する「作戦準備」を我慢強く進めなければならないが、当初見込みより反攻開始が遅れるという問題は「ウクライナ軍の能力に対する信頼感」や「作戦に対する期待感」を損なうなため、D-dayを決断するゼレンスキー大統領にとっては厳しい状況が続くことになる。
因みに春攻勢が夏攻勢に変わるとバフムートでロシア軍を拘束しなければならない期間(4月末→5月末)も伸びるため、仮にシュミハリ首相の言及が「反攻作戦の開始時期を誤魔化す偽情報」だったとしてもネガティブな印象が強く、凍えそうな冬を乗り越えてきたウクライナ国民にはそろそろ「希望」が必要だ。
関連記事:韓国、ウクライナ支援として155mm砲弾33万発をポーランドに輸出か
関連記事:ウクライナ軍司令官が反撃を示唆、敵が力尽きようとしているので利用する
関連記事:チェコ大統領、ウクライナ軍の大規模な反攻は1度きりで失敗すれば次はない
関連記事:ウクライナ軍がバフムートに踏みとどまる理由、2ヶ月以内に反攻開始か
関連記事:ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍の反攻時期は弾薬の到着に左右される
※アイキャッチ画像の出典:Mil.gov.ua/CC BY 4.0
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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 24 』
デンマーク軍は、宇軍将兵に対し、カエサル自走砲の操作法を訓練しているところである。
https://st2019.site/?p=21046
『Defense Express の2023-4-11記事「Danish Caesar Howitzers Have an Important Distinction From French Version, and Ukrainians Will Be the First to Compare on Battlefield」。
デンマーク軍は、宇軍将兵に対し、カエサル自走砲の操作法を訓練しているところである。訓練がおわったところで、その自走砲ごと、ウクライナへ行かせる。5月を予定している。
実は、デンマークから寄贈される19両のカエサルは、仏軍用のとは車体が異なっている。
オリジナルはルノーの「シェルパ5」という6×6だが、デンマーク軍のシャシは、タトラ製の「815-7」という8×8トラックのシャシなのだ。
車体が大きい分、携行弾量も多い。仏軍のは即応18発。タトラは30発積める。
そのかわり、全重も10トン以上増えている。
この19両は2017年に発注された。
装填装置にも違いがあって、デンマーク軍仕様のは、弾丸と装薬をトレイに置けば、あとは機械力で装填がなされる。砲弾1発は40kgだという。
FCSは同じである。
※デンマーク政府は100両の「レオパルト1」を夏までにウクライナに供与すると明言した。』
2023-2時点のロシアの軍需工業生産の指数を、前年同期と比較しよう。
https://st2019.site/?p=21046
『Pavel Luzin 記者による2023-4-6記事「Outlook for Russian Arms Manufacturing」。
2023-2時点のロシアの軍需工業生産の指数を、前年同期と比較しよう。資料はロシア政府の3-29統計だ。
コンピュータと電子光学機器類は、112.6パーセント。
〔AFV以外の?〕車両や航空機などは、117.7パーセント。
化学製品(ただし石炭ならびに原油精製を除く)は94.2パーセント。
他方、生産の指数ではなく、供給指数に注目すると……。
コンピュータと電子光学器材は126.1パーセント。
車両や航空機などは140.7パーセント。
化学製品は74パーセント、である。
二種類の指数の差異は何を物語るか?
ロシア国内の工場は、2022年の後半に受注した製品を、ようやく今、納入しつつあるのだ。
この統計値にはひとつ難点があり、それはルーブル・ベースだということ。品物の数量ベースではないのだ。ルーブルの購買力は1年で激変している。それは反映されてない。
MBTを製造するウラル工場とクルガン工場は、高賃金で工員と技師を募集しているが、1月19日現在、人集めに難航している。
2022-9には、野砲の修理工場が1箇所、新設されている。
3月、プー之介は、2025年までに年産300万発の砲弾を製造またはリファービッシュするのだと言った。ロシアの2022年の砲弾製造/改造実績は170万発だと見積もられている。
※ロシアでは5-9に各市で対独戦勝記念軍事パレードがなされるのだが、そこに戦車を参加させるかどうかが注目を集めている。すでにクルスクなどウクライナ国境に近い複数の市が、恒例の行事をとりやめると広報している。稼動可能なAFVはぜんぶ、前線へ出してしまった上、5月といったらもう宇軍の攻勢のさなかなのだ。』
米国のシンクタンク戦争研究所は、プリゴジンが2024大統領選挙で、…。
https://st2019.site/?p=21046
『Kaitlin Lewis 記者による2023-4-10記事「Russia’s Effort to ‘Undermine’ Yevgeny Prigozhin Reaches Next Level: ISW」。
米国のシンクタンク戦争研究所は、プリゴジンが2024大統領選挙で、プー之介に対抗してみずから出馬するつもりなのではないかと見ている。
だからロシア政府の主要幹部どもは一斉にワグネルに敵対し始めたのだと。
3月29日のミレー大将の見解では、ワグネルはバフムトの攻囲戦ですでに傭兵6000人を失ったが、なおも3万人を同地に貼り付けていると。』
エジプトのシシ大統領がさいきん、部下に対して、4万発のロケット弾をこっそりと…。
※ 「民主主義陣営」「有志連合」などと言ったところで、一皮剥けば、こんなもの…。
『Evan Hill 記者による2023-4-10記事「Egypt secretly planned to supply rockets to Russia, leaked U.S. document says」。
エジプトのシシ大統領がさいきん、部下に対して、4万発のロケット弾をこっそりとロシアに届けろ、と命じたことを、米国の諜報機関が盗聴して把握していた。そんなことも、2月~3月に「ディスコード」にUpされたリーク文書には、書かれている。
件の米政府作成の秘密報告書は日付が2月17日である。
そのほかにもシシは、野砲の砲弾と装薬もロシアにひそかに供給するよう、軍に命じていた。
おおやけに知られると西側との悶着になるから、隠れてやれ、と。
WP紙が検分したところでは、こんかいのリーク文書で、米国の同盟国に関したものとしては、韓国、英国、カナダ、イスラエルが含まれている。また米国の敵陣営としては、イランと北鮮も。
ロシアは、エジプトの軍需工業大臣サラアルディンに、「何でも買うぞ」と伝えたという。
エジプトは、ロシアに鉄道工場を建設してもらう件について、今年合意している。また昨年には、国営ロスアトム社が、エジプトの初の原発の建設を開始している。エジプトはいろいろ恩義を感じている。
今次戦争でエジプトは、ウクライナ産の小麦を輸入できなくなり、社会不安が起きていた。その穴を埋めるのはロシア小麦だと期待されている。小麦が国内に供給されないと、すぐに暴動に発展する国柄なのだ。
シシが製造しろと命じたのは122ミリの「サクル45」という地対地ロケット弾。これはロシア軍の「グラド」多連装発射器にそのまま適合する。
もしこの供給が実行されたなら、まちがいなく米政府はエジプトに経済制裁を加えることになったであろう。
シシ大統領は、軍需工業を育成することに情熱を傾けている。2020年には、小火器およびミサイル弾薬の工場を立ち上げさせた。これを拡大して輸出しまくろうというのがシシの野心である。』
一連のリークねたの中には、3月9日の日付と「ロシアとUAEは…。
https://st2019.site/?p=21046
『NOMAAN MERCHANT, ELLEN KNICKMEYER AND JON GAMBRELL 記者による2023-4-11記事「Leaked US intel: Russia operatives claimed new ties with UAE」。
一連のリークねたの中には、3月9日の日付と「ロシアとUAEはインテリジェンス上の関係を深めている」とのタイトルがついた文書もあり。
その文書いわく。FSBとUAEの公安当局は、米国および英国の諜報機関に対する通信傍受を協働して行なうことについて1月なかばに相談した。
米財務省は3月に公的に指弾している。UAEはロシアのための半導体等の密輸出を手伝っており、その規模は500万ドル以上だと。
さらにさかのぼると2020年に米国防省は、UAEがワグネルのスポンサーになって資金援助していると指摘している。
ロシアの金持ちたちは、ドバイの不動産に投資するなどして、UAE内に資産を隠そうとする動きがある。
UAEとモスクワとの間には今も毎日、民航機の直航便が往き来している。制裁に参加していないのである。
UAEは、トランプ政権時代にイスラエルを国家承認してやったのに、その見返りに期待していたF-35を、バイデン政権が売ろうとしないので、怒っている。おまけに今のネタニヤフの強硬路線だ。』