ポピュリズムの理性単行本 – 2018/12/31 – ジジイがあれこれ考えた

『ポピュリズムの理性単行本 – 2018/12/31
エルネストラクラウ (著), Ernesto Laclau (著), 山本圭 (その他), 澤里岳史 (翻訳), 河村一郎 (翻訳)
4.4 5つ星のうち4.4 3個の評価
人民を構築せよ

〈左派ポピュリズム〉の可能性のために

エルネスト・ラクラウという思想家の原点かつ到達点
――山本圭氏/政治学、シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』訳者(小社より近刊)
(「解説『ポピュリズムの理性』に寄せて」より)

政治理論家エルネスト・ラクラウによるポピュリズム論の金字塔的著作。

ポスト・マルクス主義の政治理論を深化させ、侮蔑的に論じられがちなポピュリズムを政治的なものの構築の在り方として精緻に理論化。

根源的、複数主義的な民主主義のために、政治的主体構築の地平を拓く。

【目次】

◆第I部大衆への侮蔑

第1章ポピュリズム─―多義性と逆説
第2章ル・ボン─―暗示と歪曲された表象
第3章暗示、模倣、同一化

◆第II部「人民」を構築する

第4章「人民」、空虚の言説的産出
第5章浮遊するシニフィアン、社会的異質性
第6章ポピュリズム、代表、民主主義

◆第III部ポピュリズムの諸形態

第7章ポピュリズムの遍歴譚
第8章「人民」の構築にとっての障碍と限界

結論

解説――『ポピュリズムの理性』に寄せて/山本圭(政治学)
訳者あとがき　』

ポピュリズムの理性 単行本 – 2018/12/31