インドネシア海軍が伊空母ガリバルディの取得を計画、TB3との組み合わせ?
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/indonesian-navy-plans-to-acquire-italian-aircraft-carrier-garibaldi-paired-with-tb3/
『2025.09.9
TB3を60機発注したインドネシアでは軽空母導入構想が噂され、国営通信も8日「イタリア海軍から2024年10月に退役した空母ガリバルディの取得をインドネシア海軍が検討していると認めた」と報じ、インドでも海軍が将来的な原子力空母取得を要求した。
参考:Indonesia eyes first aircraft carrier: Italy’s Giuseppe Garibaldi
参考:Technology Perspective and Capability Roadmap 2025
インドネシア海軍は空母ガリバルディ取得構想を公に認め、インド海軍は将来的に原子力空母の取得を要求
Baykarが開発を進めているTB3はTB2よりもサイズが大きいためペイロードが増加し、強力な国産エンジン、短距離離着陸能力、折りたたみ可能な主翼によって空母や強襲揚陸艦での運用が可能になり、60機発注したインドネシアでは軽空母導入構想が浮上している。
出典:Baykar
Fincantieriの関係者も6月「インドネシアは2024年に退役した空母ジュゼッペ・ガリバルディの取得に関心を示している」「この件についてイタリア政府と国家レベルの協議が行われている」「ガリバルディの状態は良好で運用寿命も15年~20年残っている」「インドネシア海軍の要求要件に合わせて改修することも可能だが正式協議は始まっていない」と明かし、インドネシア国営通信のアンタラも8日「海軍がガリバルディの取得を検討していると認めた」と報じた。
インドネシア海軍のムハンマド・アリ参謀総長は8日、パオロ・タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦(1番艦ブラウィジャヤ)の引き渡し式典で「防衛能力を強化するためイタリア海軍が運用していた空母ガリバルディの取得を進めている」「同艦は戦闘を伴わない軍事作戦に使用する方針だ」「状況に応じて戦闘任務に投入する可能性もある」と明かしたものの、イタリア当局と進めている取得協議の状況、取得コストなどについては情報を開示していない。
出典:Benzekre/CC BY-SA 4.0
それでもアンタラは「もし取得に成功すれば昨年10月に退役したガリバルディはインドネシア初の空母になるかもしれない」と報じているが、同艦の航空機運用能力はハリアーIIや回転翼機の運用に限定されているため、ガリバルディの取得は「ヘリ空母」もしくは「TB3を運用する無人機空母」を想定しているのだろう。
因みにインド国防省は2013年と2018年に発行したTechnology Perspective Capability Roadmap=TPCR(2025年版の将来戦闘技術とインド軍のニーズに関する展望)を6日に発表し、この中で海軍はヴィクラント設計とは別の新しい空母(3隻目)を、構成技術についても電磁式カタパルト、自動着艦システム、フレネルレンズ光学着艦システム、着艦拘束システム、航空機制御・指揮に関する戦闘管理システムを要求しており、注目すべきは「アリハント級原潜に採用された技術を空母や水上艦に導入することで作戦距離や作戦時間を延長することができる」と言及している点だ。
出典:Indian Navy/GODL-India
つまり「電磁式カタパルトを搭載する新しい空母」と「アリハント級原潜に採用された技術」への言及は原子力空母の建造を示唆しており、他にも国産艦上戦闘機=TEDBFとテジャスの海軍バージョン取得、1万トンクラスの次世代駆逐艦(8隻~10隻)、8,000トンクラスの次世代フリゲート艦(7隻~8隻)、3,000トンクラスの次世代コルベット艦(8隻)、無人掃海システムを備えた掃海艇(10隻以上)、無人機運用能力を備えた29,000トンのドック型揚陸艦(4隻)を要求。
さらにELINT、COMINT、V/UHF及びLバンド送信機を統合した50基~70基の統合型マストも要求し、Naval Newsは「統合型マストとUNICORNアンテナの関連性」を指摘しているものの「統合型マストは二段階プログラムとして開発されている」と述べているため、統合型マストは「日本からの技術移転によるUNICORNアンテナ」と「UNICORNアンテナで得られた知見を反映させた現地バージョン」に分かれるのかもしれない。
因みにTPCRには動き出している調達計画も含まれているが、主な目的は「インド軍が長期的に何を必要としているか」を内外に示すもので、防衛企業にとっても「インド市場に何を持ち込むか(何を売り込んでいくのか)」を判断する手がかりになるのだろう。
関連記事:インド海軍が2隻目の国産空母建造計画を提出、ヴィクラント級空母の再発注
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※アイキャッチ画像の出典:Marina Militar
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投稿者: 航空万能論GF管理人 インド太平洋関連 コメント: 8 』
『全てF-35B
2025年 9月 09日
返信 引用
最終的には自国で空母を作るつもりなのだろう。
そのための参考に購入する気なのだろう。
ジュセッペ・ガリバルディもエレベーターを拡大出来れば良いが、船体強度が下がるから無理だろうな。
F-35Bを購入するシンガポールも母艦になる強襲揚陸艦を建造すると言っていたし、東アジアも空母だらけになるな。
オーストラリアもF-35Bを購入してキャンベラ級強襲揚陸艦で運用しないと、影響力が大きく低下する。
どうするのかな。
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