2021年のIntel CPU並みの性能を実現した「龍芯3C6000/2K3000/3B6000M」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/2026807.html



『劉 尭2025年6月30日 11:28
3C6000シリーズ
中国・龍芯中科(Loongson Technology)は26日(現地時間)、LoongArchアーキテクチャに基づくサーバー向けCPU「3C6000」シリーズ、およびIoT/エッジ向けCPU「2K3000」、「3B6000M」を発表した。
3C6000は1つのシリコンで16コア/32スレッドを実現したCPU。独自のインターフェイスによるチップレット構成も可能で、32コア/64スレッドの「3C6000/D」および60コア120スレッドまたは64コア128スレッドの「3C6000/Q」も1パッケージで実現できるという。
ラボでのベンチマークによると、16コアモデルの性能はIntelが2021年にリリースした「Xeon Silver 4314」、32コアモデルの性能は「Xeon Gold 6338」相当、64コアモデルの性能は40コアの「Xeon Platinum 8380」を超えるという。
また、Intelの第3世代Xeonスケーラブルプロセッサの出荷状況を鑑みると、3C6000の総合性能は2023年のメインストリーム製品並みだとしている。
CPU 整数演算 浮動小数点
1-way 3C6000/S 2.2GHz 73.2 58.5
2-way 3C6000/D 2.1GHz 284 261
2-way 3C6000/Q 2.1GHz 450 283
4-way 3C6000/D 2.1GHz 547 412
一方、3B6000Mについては、8基のLA364Eコアを内蔵し、2.5GHz駆動時でSPEC CPU 2026 Baseシングルコア固定小数点のスコアが30になるとしている。GPUも自社開発の「LG200」で、ハードウェアエンコーダ、4K/60Hz出力に対応。さらに、SM2/3/4ハードウェア暗号化アクセラレーションもサポートする。
2K3000および3B6000Mシリーズ
龍芯、独自CPU命令アーキテクチャ「LoongArch」を採用したSBC
関連リンク
龍芯中科のホームページ
ニュースリリース(簡体中国語)』