バンス氏、漏洩巡りウォルツ氏更迭提案 くすぶる辞任論

バンス氏、漏洩巡りウォルツ氏更迭提案 くすぶる辞任論
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN31CI20R30C25A3000000/

『2025年4月1日 6:20 (2025年4月1日 7:56更新) [会員限定記事]

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多様な観点からニュースを考える
渡部恒雄さんの投稿
渡部恒雄

【ワシントン=坂口幸裕】米軍による武力攻撃計画が漏洩した問題を巡り、バンス米副大統領らがウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)の更迭をトランプ大統領に提案していたことがわかった。米メディアが3月31日までに報じた。混乱回避を優先して続投させたものの、辞任論がくすぶる。

「今後そのようなことが二度と起こらないように対策をとっている。大統領とウォルツ氏、国家安全保障チーム全体が非常にうまく連携して…

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渡部恒雄
笹川平和財団 上席フェロー

分析・考察 あくまでも同盟国日本の立場からみれば、トランプ政権の中で共和党の伝統的な現実主義路線を引き継ぎ、同盟国の役割を重視する立場をとる「優越主義者」のウォルツ補佐官が失職してしまえば、同じ立場を共有するルビオ国務長官の声も弱くなり、ヴァンス副大統領らの「抑制主義者」の主導権を強めることになるため、良い展開ではないと思います。トランプ政権内の「優越主義者」「優先主義者」「抑制主義者」の分類は以下の森聡慶應義塾大学教授の論考をご参照ください。https://www.spf.org/jpus-insights/spf-america-monitor/spf-america-monitor-document-detail_173.html

トランプ政権 』