イラン指導者「報復受ける」 トランプ氏の爆撃発言に反発

イラン指導者「報復受ける」 トランプ氏の爆撃発言に反発
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR31C8C0R30C25A3000000/

『2025年4月1日 2:15 [会員限定記事]

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新村直弘さん他1名の投稿
新村直弘上野泰也

【ドバイ=福冨隼太郎】イランの最高指導者ハメネイ師は31日、米国がイランを攻撃すれば「報復を受ける」と語った。トランプ氏が30日にイランが核交渉に応じなければ「爆撃があるだろう」と話しており、これに反発した。イランは米国との直接交渉を拒否している。

イランの国営メディアによると、ハメネイ師は同日の演説で敵対する米国やイスラエルの脅威について言及。「彼らは我々を攻撃すると脅しているが、そのような悪…

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新村直弘
マーケット・リスク・アドバイザリー共同代表

ひとこと解説 ハメネイ師もトランプ大統領の発言に対して、国内強硬派の反応も意識した強気の発言をせざるを得ないこともまた事実です。しかし、米国がイランを爆撃、イランが報復(対象は恐らく中東の米軍基地や米船舶など)を行った場合、実際に封鎖されないまでもペルシャ湾の船舶航行に支障が出る可能性はあり、原油価格を押し上げることになります。米国の即時増産が採算性や時間軸の問題で困難なことから、中東原油の重要性は変わりません。
関税の影響で景気下振れの可能性がある中、原油価格の高止まりは日本にとって小さくないリスクです。

トランプ政権 』