トランプ氏、透ける独裁者への憧憬 プーチン氏に傾倒
トランプとロシア(上)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN060HR0W5A300C2000000/
『2025年3月25日 5:00 [会員限定記事]
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多様な観点からニュースを考える
鈴木一人さん他1名の投稿
鈴木一人田中道昭
トランプ米大統領は前政権の政策を180度転換し、ロシアのプーチン大統領との対話に動き出した。第1次政権時から一貫するロシアへの融和姿勢の背景には何があるのか。過去の言動や元側近の証言をもとに検証すると、トランプ氏のいびつともいえるロシア観が浮かび上がってきた。
「私はあなたの大ファンだ」
「天才的だ」「抜け目のない男だ」――。2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵略が不可避の情勢だった2…
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鈴木一人
東京大学 公共政策大学院 教授
分析・考察 トランプが「ストロングマン」を好み、自分もそうなりたいと思っていることはすでに知られていたが、第二期政権に入って、選挙人だけでなく、一般投票でも過半数を制したことで、自らの権力の正当性を誇示し、人々に選ばれた自分は何をやっても良いと考えている。しかし、憲法上の制約から、永遠に権力につくことはできないと理解しているので、プーチンのような独裁者を憧憬する。しかし、同じ独裁者でも、金正恩の話を最近していないのが、少し気になる。もう関心を失ったのだろうか。
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トランプ政権 』