「塩すら買えぬ」中国の消費刺激策 飲食店は閑古鳥・閉店

「塩すら買えぬ」中国の消費刺激策 飲食店は閑古鳥・閉店
習政権の自信と焦り(3)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM255MQ0V20C25A2000000/

『2025年3月19日 2:00 [会員限定記事]

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多様な観点からニュースを考える
柯 隆さんの投稿
柯 隆

北京市の中心、天安門から車で30分ほど北東に走った亮馬橋地区の地下飲食街。昼食の時間帯を除けば閑古鳥が鳴いていた。客が注文した出前を取りに来る配達員がたまに通る程度で、空き店舗も目立つ。「去年までに5店舗は潰れた。客の少なさはまるで恐慌だよ」。近くのオフィスで働く李明(28)はあきれ顔で語った。

客単価の高い飲食店の閉店が相次ぐ。台湾系小籠包レストランの鼎泰豊(ディンタイフォン)は北京市や天津市…

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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員

ひとこと解説 耐久消費財の買い替えを推進する政策は生産者を救済するものである。なぜならば、その政策によって家計の可処分所得は増えないからである。しかも、毎年、冷蔵庫や洗濯機を買うわけがない。消費が低迷している原因は可処分所得が増えない期待と失業率上昇による消費マインドの低下にある。ただ、中国は大国である。経済がどんなに落ち込んでも、光の部分は光っている。重要なのは全体像をみることだが、なかなかみえない。

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