米軍、イエメンのフーシ派へ攻撃開始、フーシ派も抗戦開始
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『2025年03月18日

トランプ米大統領は2025年3月15日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派Houthisに対する大規模な軍事攻撃を指示した。

米軍の空爆でイエメンの首都サヌアSanaaなどで少なくとも53人が死亡。

トランプ氏は、イランにもフーシ派への支援を直ちに停止するよう警告した。

今回の攻撃は、紅海やアデン湾などでフーシ派が繰り返す商船攻撃への報復措置で、中東Middle East での軍事作戦としては、第２次トランプ政権発足後で最大規模。

フーシ派は3月11日、紅海やアデン湾を通過するイスラエル船への攻撃を再開すると表明していた。 もっと見る　ニュース映像　映像記事：US air strikes against Houthis continue with 53 people now dead, rebel group say | BBC ：
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トランプ氏は「全てのフーシ・テロリストへ、ここまでだ。今日攻撃を止めなければならない。止めなければ、今まで見たこともない地獄の雨が降り注ぐだろう！」と自身のソーシャルメディアで警告。index　ｈｈｈｇｆ「フーシ派による米国船舶への攻撃は許さない。目的を達成するまで、圧倒的な殺傷力を行使する」と投稿した。

イランに対しては、フーシへの支援を直ちに停止する必要があると主張し、イランがアメリカを脅すようなことがあれば「全責任を負わせる」と警告した。

フーシ派の政治部門は、米軍の攻撃を「戦争犯罪」と非難し、「エスカレーションにはエスカレーションで対応する用意がある」と声明で述べた。

イランのアラグチ外相は１６日未明、「（米政府に）イランの外交政策を指図する権限はない」とＸに投稿。「イスラエルの大量虐殺への支援をやめよ。イエメン市民の殺害をやめよ」と主張した。映像：16日、フーシ派が米国艦船へのミサイル攻撃を開始と表明：

フーシ派が指揮する保健省の１６日の発表によると、イエメンの首都サヌアなどでの空爆で少なくとも３１人が死亡し１０１人が負傷。大半が子どもや女性という。

フーシ派が運営するアルマシラテレビや地元住民によると、フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシʿAbd al-Malik al-al-Ḥūthī氏の謁見場所になることが多いサーダ州ダヒャンの発電施設が空爆され、停電が発生したほか、フーシ派の軍事拠点がある南西部タイズも空爆された。
ff060ee3＜米軍「作戦の始まり」、フーシ派は抗戦の構え＞

中東駐留部隊を所管する米軍中央司令部は、１５日の空爆をイエメン全土を対象とする大規模な作戦の始まりと説明した。

商船への攻撃を繰り返すフーシ派に対しては、バイデン前米政権もフーシ派の能力を低下させるための対策を取っていたが限定的だった。

米政府高官は、トランプ氏はより強力な措置を許可しており、攻撃は数日、数週間にも及ぶ可能性があると話した。

米国務省によると、ルビオ長官が１５日、ロシアのラブロフ外相にイエメン攻撃を通知した。

参照記事　右下は、各国のイラン支援の反政府武装組織及び政治結社。 過去ブログ：2月今日も硝煙たなびく中東情勢：1月フーシ派、日本郵船運航船の乗員解放　拿捕から1年2カ月ぶり：2024年10月イエメンのフーシ派、紅海やアデン湾の船舶を無差別攻撃か？：10月イスラエルのナスララ師殺害状況とイエメン空爆で中東に暗雲広がる：　』