ブラジル大統領、米関税「ばかげている」 報復も示唆
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN18D4R0Y5A310C2000000/
『2025年3月19日 5:06 (2025年3月19日 6:17更新) [会員限定記事]
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多様な観点からニュースを考える
白井さゆりさんの投稿
白井さゆり
【ブラジリア=水口二季】ブラジルのルラ大統領が18日、24日から日本を国賓で訪問することを前に、首都ブラジリアで日本メディアの合同インタビューに応じた。トランプ米政権の一方的な関税政策について、自由貿易の重要性を説いてきた米国の対応として「ばかげている」と批判。「合意形成が不可欠だ」と指摘し、場合によっては報復措置もあり得ると述べた。
ルラ氏は24~27日の日程で日本を訪問する。日本にとっては2…
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白井さゆり
慶應義塾大学総合政策学部 教授
ひとこと解説 トランプ大統領が大統領に就任してまだ2カ月弱の間に、予想以上に極端な政策に世界は振り回されている。日本では先月初めの日米首脳会談が友好な雰囲気で終わり、関税についての言及はなかったとの報道から、日本は特別扱いされるとの期待が高まっていた。鉄鋼・アルミ製品に対する25%の関税率引き上げについて日本政府は除外を求めていたが、3月12日に日本にも一律適用されたことは大きな衝撃となっている。来月初めの自動車等への25%関税率引き上げも日本経済の重石となる。日本の最大輸出先が中国から米国に転換していただけに、影響は大きい。相互関税における農産品の扱いも食料安全保障の見地から憂慮される。
トランプ関税 』