韓国、アメリカからの「センシティブ国家」指定は1月に行われていたのに気づくことすらできなかった……米韓関係は終わりに向かっているのでは?

韓国、アメリカからの「センシティブ国家」指定は1月に行われていたのに気づくことすらできなかった……米韓関係は終わりに向かっているのでは?
https://rakukan.net/article/511911011.html

『2025年03月17日

韓国「センシティブ国指定」2カ月知らなかった…「鈍感政府」の不安な情報収集能力(中央日報)

米エネルギー省は14日(現地時間)、中央日報の関連の質疑に対して韓国が「センシティブ国およびその他指定国目録」(SCL・Sensitive and Other Designated Countries List)に含まれたことを確認した。「前任(ジョー・バイデン)政府は1月初めに韓国をSCLの最下位範疇である『その他指定国』に追加した」としながらだ。同省は「現在、韓国との両者間の科学技術協力に対して新たな制限はない」としつつも、該当国家の国民の「訪問と協力が必要な場合、事前に内部検討を経る」と明らかにした。 (中略)

該当の研究所には「訪問6週間前の事前承認」が必要なセンシティブ国に韓国が含まれたとすでに公示されていた。韓国政府はこのような決定をやや衝撃として受け入れる雰囲気だ。同盟を重視していたバイデン政府のときに決定していたためだ。決定が1月初めなら、すでに昨年相当期間検討作業が進められていた可能性が高いが、関連の気配にさえ気づくことができなかった。 (中略)

2カ月以上前にセンシティブ国に分類された事実さえ知らなかった韓国政府のこのような反応は安易に映る余地が大きいという指摘もある。 (中略)

一部では韓国水力原子力(韓水原)と韓国電力(韓電)が米国ウェスチングハウスと大型原発基礎固有技術侵害問題で知識財産権の侵害訴訟に巻き込まれたことが影響を与えたかもしれないという見方がある。 (中略)

韓国で公然と自己核武装議論が出てくることが米国の核拡散懸念に火をつけたという意見もある。昨年6月、朝ロが事実上軍事同盟に準ずる条約を結んでから、韓国内で核武装論が再び出てき始めた。
(引用ここまで)

 韓国人の自尊心を大いに損ねている「センシティブ国家」指定問題。

 すでにエネルギー省傘下の研究所などでは「韓国人が入館する場合は6週間前に事前承認が必要」との掲示があったとのこと。
 まあ、でしょうね。

 以前から韓国メディアではAUKUSへの韓国の加入は事実上、認められたも同然みたいな言論が多数を占めていたのです。

 特に先端技術分野での協力を行うピラー2については加入を誘われている。

 これをテコにして原潜関連の技術供与のあるピラー1にも入って、アメリカから原潜の関連技術を入手したり、米韓原子力協定を改定することもできるはずだ、とかなんとか。
韓国20年来の念願、「原潜保有」にメディアからは「技術に問題はない。外交問題があるだけだがAUKUSに加入さえすればすべて解決だ」と語り始める……おまえがそう思うんならそうなんだろ(楽韓Web過去エントリ)

 実際の韓国の地位は「センシティブ国家」でしたとさ。

 具体的な問題点はふたつ。

・バイデン政権下、すなわち同盟関係の維持に積極的な関係でも指定が行われていたこと。
・韓国政府がその動きをまったく知ることができず、メディアからの問い合わせで判明したこと。

 韓国の情報収集はできていても「上には知りたいと思っているであろう情報しか報告しない」体制ができているようで。

 GSOMIA破棄なんかもその文脈で行われていた感じです。

 特に衝撃的なのはこの決定がバイデン政権下で行われていたってこと。

 比較的、同盟関係に積極的だったバイデン−ユン政権での間でもこのような扱いであったってことですからね。
 それだけ核不拡散を踏みにじろうとする韓国側の態度に、アメリカは警戒心を高くしているってことでもあるのです。

 もうひとつ米韓関係のニュース。

米国防長官の初のインド太平洋歴訪、韓国には来ない…「コリアパッシング」憂慮(中央日報)

 「トランプ大統領からの電話が鳴らなくて……」の続編。国防長官が韓国に来なくて。
 あと2ヶ月かそこらで消滅する政権の閣僚に会いに行くほど暇じゃないってことでしょう。会ったところで「がんばれ」以上のことを言えるわけでもないし。

 すべての外交関係者が韓国に対して同じ気分を抱えていると思いますよ。

 おまけに2ヶ月経ったらすべてが台無しになるのもまた目に見えてますからね。

 これはnoteのほうで詳細を書く予定ですが、イ・ジェミョンの外交メンターはあのキム・ヒョンジョンです。

 ムン・ジェイン政権下でGSOMIA破棄宣言を主導したなのですよ。もう日韓関係も米韓関係も終わりです。』