プーチン氏発言「米提案の停戦拒否」、戦争研究所が分析

プーチン氏発言「米提案の停戦拒否」、戦争研究所が分析
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『2025年3月15日 5:17 [会員限定記事]

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多様な観点からニュースを考える
植木安弘さんの投稿
植木安弘

【ワシントン=坂口幸裕】米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は13日、米国が提案したウクライナでの30日間の停戦案に対するロシアのプーチン大統領の発言を分析する報告書をまとめた。「停戦案を拒否し、ウクライナでの恒久和平の確保という目標を損なう代替案を提示した」と結論づけた。

米・ウクライナの停戦案の意図と目標に反する
米国とウクライナは11日、同国のすべての前線における30日間の即時停戦案で合意…

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植木安弘
上智大学特任教授

ひとこと解説 戦争研究所(ISW)の分析はまさに西側諸国が懸念する点を明確に提示している。ロシアの戦争目的がウクライナの属国化である限り停戦だけで満足する訳はなく、停戦したとしてもそれを意味のないものにして再度揺さぶりをかけることは目に見えている。このような状況でトランプ大統領がどのようなディールを持ち出すかに関心が持たれる。北風を差し向けるか太陽を照らすか。ディール外交の真価が問われる。

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ウクライナ侵略 』