プー之介には、「戦争計画」は無かった。ここが重要。
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『Kamil Galeev 記者による2025-3-1記事。
プー之介には、「戦争計画」は無かった。ここが重要。
「レジームチェンジ」を計画して、失敗した。それで、予想もせぬ泥沼戦争が始まった。
キエフの「政府」首脳を粛清して傀儡ととっかえる、それだけの仕事のはずだった。そのアテが外れた。
1991以降も、産業サプライチェーンは、露領と宇領でソ連邦時代同様に連携連続していた。これがプー之介を勘違いさせた。奴のアタマの中では、宇領は「アセット」にすぎないのだ。だからその分離独立に納得できない。
「アセット」であるがゆえに、壊せば損である。無傷で手に入れるべきである。だから、奇襲計画としては、破壊の程度が甘いものになった。
プー之介はウクライナ人が反撃してこないと錯覚した。これは、2014以降のドンバスの事情を、全ウクライナにあてはめたための誤謬だった。
ドネツクとルハンスクでは、親露の軍閥が、マッドマックス世界式にのさばっていた。
ところが、ドネツクとルハンスク以外では、ウクライナ住民は、そのような世界は御免なのだ。だから銃を執って立ち上がった。
ポスト冷戦期のロシア人たちの意識の中に、他者の立場や都合は存在しない。
だから「プランA」として手前の立場や都合を腕ずくで相手に押し付けようとだけ考えている。その「プランA」が失敗した場合の「プランB」はどこにもないのだ。
だから、失敗した侵略は、永久無限戦争になるしかない。
ゼレンスキー戦争指導部も、プー之介と同じくらいに無能であった。
鏡に映したように同じロシア流の失敗をやらかしている。
すなわち、自身の企図を敵に押し付けることが一方的に可能だと妄想し、その「プランA」が失敗した場合の「プランB」を何も考えていないのだ。だから今日のような事態に立ち至る。
※もうひとつ。ホーチミンのように、戦いながら国民を再結合させるという着眼がない。
都市防衛は、都市民がトンネルを掘ることによって達成するべきなのだ。
それをさせないから、都市民にとって戦争は余所事となり、海外逃亡を望むようになる。
防空ミサイルでは戦争に勝てないのだから、そんなものを西側に物乞いしているヒマがあったら、攻撃兵器量産の陣頭指揮を執るべきであった。
このアタマが切り替わらない限り、長期戦は国民国家としてのウクライナを不可逆的に分解させてしまうから、手早く終戦する方がマシ。
記者の見るところ、この戦争は永遠のステールメイトに落ち込むしかないだろう。』