トランプ氏、対ウクライナ武器供与を一時停止
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN041DP0U5A300C2000000/
『2025年3月4日 10:22 (2025年3月4日 10:34更新) [会員限定記事]
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植木安弘さんの投稿
植木安弘
【ワシントン=坂口幸裕】トランプ米大統領は3日、ロシアの侵略を受けるウクライナへの武器供与の一時停止を指示した。2月28日のウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談決裂を受けた措置で、米国やロシアとの停戦交渉に応じるよう圧力をかける狙いがある。
米国家安全保障会議(NSC)の報道担当者は3日、日本経済新聞の取材に「我々の援助が(ウクライナ侵略の)解決に貢献していると確認するために、支援を一時停…
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植木安弘
上智大学特任教授
ひとこと解説 米国の武器供与の一時停止により、30億ドル以上の支援が途切れることになる。ウクライナの武器使用の約3割に当たるとされる。これに、インテリジェンスの供与やStarlinkの使用の停止が加わるかどうかは分からないが、いずれにしてもウクライナが苦境に立たされることになる。ロシアは、これを機に更に軍事攻勢を強めてくることが考えられる。英国はロシア資産の凍結から生じる利子を利用して28億ドルの武器購入のローンをウクライナに提供し、G7の他の国々からもローンを得られることになっているが、早期停戦を望む米国と安全の保証のない停戦はロシアを利するばかりとするウクライナの確執は暫く続きそうだ。
トランプ政権 』