ゼレンスキー氏、深まる苦境 米ロ圧力で退陣シナリオも
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR196Q50Z10C25A2000000/
『2025年2月20日 1:31 (2025年2月20日 4:00更新) [会員限定記事]
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福井健策さんの投稿
福井健策
【クラクフ(ポーランド南部)=田中孝幸】ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が政治的な窮地に陥っている。ロシアが停戦協議でウクライナの早期の大統領選実施を促し、トランプ米大統領も同調したためだ。ロシアはゼレンスキー氏の退陣による親ロシア政権の樹立を目指している。
公職者の汚職などを背景に、ゼレンスキー氏の支持率は低下している。現状では大統領選を実施した場合に同氏が敗北するとの見方が…
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福井健策
骨董通り法律事務所 代表パートナー/弁護士
分析・考察「トランプ氏にとっては予定通りでは」と昨日書いた通りの展開ですね。
ゼレンスキーは、欠点もある大統領でしょう。ウクライナも、もともと課題の無い訳ではない国でした。それでも、ここで武力侵攻したロシア側の求めで大統領選が実施されるシナリオは、あり得ません。
なぜか。侵略側が抵抗勢力を封じ込めるために選挙を強いるのは、他国支配の常道手段だからです。武力で他国侵攻すれば得をする、という今の流れを決定づけかねないからです。
そこで危機に瀕するのは、「法の支配」です。無論それは、極めて不完全で不十分な代物です。それでも日本を含む世界の多くの国と人々にとって、それはやはり最後の砦なのですね。
ウクライナ侵略 』