米上院、情報トップにギャバード氏承認

米上院、情報トップにギャバード氏承認
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12DOD0S5A210C2000000/

『2025年2月13日 2:39 (2025年2月13日 8:44更新)

米国家情報長官に就任するギャバード氏=AP

【ワシントン=芦塚智子】米連邦議会上院は12日、トランプ大統領が国家情報長官に指名したトゥルシー・ギャバード元下院議員の人事を承認した。米中央情報局(CIA)など米国の情報機関を統括し、大統領が政策を決める判断材料になる機密などを報告する重要ポストに就く。

上院の採決は賛成52票、反対48票で、民主党議員全員と共和党の重鎮マコネル議員が反対に回った。マコネル氏はヘグセス国防長官の承認採決でも反対票を投じた。

ギャバード氏は米国領サモア出身。陸軍州兵としてイラクへの従軍経験がある。もとは民主党に所属し、ハワイ州議会議員や連邦下院議員を務めた。2020年の大統領選で民主党予備選に出馬した。22年に民主を離党し、共和党のトランプ氏に接近した。

ギャバード氏の情報トップ就任には、民主だけでなく共和の一部にも資質を疑問視する声があった。

1月の上院での指名承認公聴会では「日本は米国の強力な同盟国だ」と表明。インド太平洋地域に「精通している」と自信を示した。』