ドイツ「次期首相」、極右と組む失策 ナチス反省どこに

ドイツ「次期首相」、極右と組む失策 ナチス反省どこに
欧州総局長 赤川省吾
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR100M00Q5A210C2000000/

『ドイツの総選挙が23日に迫り、最大野党である保守系のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が支持率3割でトップを走る。しかし選挙戦のなか、民族主義的な極右政党と手を組んで移民を制限する法案を国会に提出し、否決される愚を犯した。反ナチスが国是で「過去から学ぶ国」だったドイツの歴史的な転換であり、許されざる失策だ。このままドイツは80年前に逆戻りするのか。選挙後のドイツ、そして欧州はどこへ向かう…

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赤川省吾
日本経済新聞社 欧州総局長

ひとこと解説 私は幼少時代を西ドイツで過ごしてから50年あまり、日欧を行き来してきました。苛烈な人種差別を経験しましたが、それでもドイツは故郷の1つ。だからこそ白人至上主義の極右AfDの台頭に強い危機感があります。

「ナチスの過去を持つドイツですら極右を黙認した」となれば、欧州全体に与える影響は計り知れません。最大のリスクは2027年のフランス大統領選。ここで極右が大統領になれば欧州統合が根幹から揺らぐ。傍若無人なトランプ旋風が吹き荒れるなか、だれが「民主主義」や「法の支配」といった価値観を守るのか。非常に危うい。日本の役割も大切 @AkagawaDr 』