パナマ、「一帯一路」離脱表明 親米強調に腐心

パナマ、「一帯一路」離脱表明 親米強調に腐心
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『2025年2月4日 1:16 [会員限定記事]

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青山瑠妙小野亮柯 隆

【メキシコシティ=市原朋大】ルビオ米国務長官と初会談した中米パナマのムリノ大統領が2日、2026年に更新時期を迎える中国の広域経済圏構想「一帯一路」からの離脱を表明した。トランプ大統領が主張するパナマ運河の返還を一蹴しながらも、親米を印象づけるのに腐心している。

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パナマは17年に台湾と断交し、中国と外交関係を結んだ。中米・カリブ海諸国にはその後、ドミニカ共和国、エルサルバドル、ニ

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青山瑠妙
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 教授

ひとこと解説 一帯一路からの離脱、米国船舶の優先通行、香港企業によるパナマ運行への調査等、パナマ政府はアメリカに対して大きく譲歩している。
 米コンテナの40%がパナマ運河を通行していることが強調され、「パナマ運河に対する中国の影響力はアメリカの安全保障問題だ」とルビオ国防長官が明言している以上、「運河を取り戻す」と』