イタリア、DeepSeekのダウンロード不可に 説明を要請
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR29DQW0Z20C25A1000000/
『2025年1月30日 2:37 [会員限定記事]
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多様な観点からニュースを考える
福井健策さんの投稿
福井健策
【ウィーン=田中孝幸】イタリアのデータ保護当局(ガランテ)は29日、中国の新興企業、DeepSeek(ディープシーク)が開発した生成人工知能(AI)サービスを巡り、個人情報の取り扱いについて同社に20日以内の説明を求めていると明らかにした。
アイルランドのデータ保護当局も同日、ディープシークに同国のユーザーに関連するデータ処理について情報提供を求めたと発表した。中国のデータ保護を懸念する欧州各国…
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福井健策
骨董通り法律事務所 代表パートナー/弁護士
分析・考察 GDPRは域外適用されます。違反となると最大で全世界売上の4%又は2000万ユーロ(30億円強)の多い方の罰金が科されますから、影響は大ですね。
また別の記事では、オープンAIとマイクロソフトが、Deep Seekの「蒸留」手法にはデータの不正取得があったとして調査を開始したようです。こちらは仮に事実なら、日本法でいえば不正競争防止法や不正アクセス禁止法の抵触の可能性があり、刑事罰もあり得ます。
真相と帰趨は全く不明です。が、中居氏とフジテレビの騒動でも書きましたが、少し落ち着いて事態を俯瞰することは大切ですね。まあ、スピードが命の時代のようですが、人間は速く走るほど、視野は狭くなります。』