トランプ氏、ロシアが停戦交渉拒めば制裁 近く首脳協議

トランプ氏、ロシアが停戦交渉拒めば制裁 近く首脳協議
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『2025年1月22日 9:46 [会員限定記事]

【ワシントン=坂口幸裕】トランプ米大統領は21日、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦交渉を拒めばロシアへの追加制裁を辞さない意向を示した。プーチン氏と「非常に近いうちに話す予定だ」と表明した。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。

トランプ氏はプーチン氏が交渉のテーブルにつかなければロシアに追加制裁を科すつもりかと問われ「その可能性が高い」と述べた。2022年2月に始まったロシアのウクラ…

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※ 『【ワシントン=坂口幸裕】トランプ米大統領は21日、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦交渉を拒めばロシアへの追加制裁を辞さない意向を示した。プーチン氏と「非常に近いうちに話す予定だ」と表明した。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。

トランプ氏はプーチン氏が交渉のテーブルにつかなければロシアに追加制裁を科すつもりかと問われ「その可能性が高い」と述べた。2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵略について「私が大統領なら決して起こらなかった」と語った。

ウクライナ侵略は2月で丸3年になる。トランプ氏は20日、記者団に「プーチン氏は取引すべきだ。取引をしないことでロシアを破壊している」と異例のプーチン氏批判を展開した。侵略した当初は短期でロシアが勝利するとみられていたと指摘し「(ロシアは)うまくやっているわけではない」と明言した。

トランプ氏は21日、17日に電話協議した中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席にウクライナ停戦の実現へ協力を促したと明かした。「彼は力を持っている。(習氏に)『それを解決すべきだ』と言った」と話した。

米政府によると、中国はロシアが自国で武器を生産できるよう必要な部品を供給していると分析する。最大の供給国としてロシアの継戦能力を支えていると分析する。

トランプ氏は米国としてウクライナへの武器供与も検討していると表明した。一方、欧州は米国よりさらにウクライナ支援を強化すべきだと求めた。ロシアの直接の脅威となっている欧州の負担増を改めて迫った格好だ。

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