韓国メディア「なぜ我々の読解力はOECD平均にすら届かないのか。15歳時では世界トップクラスなのに」……

韓国メディア「なぜ我々の読解力はOECD平均にすら届かないのか。15歳時では世界トップクラスなのに」……PIAAC(成人力調査)の結果にがっくりときている模様
https://rakukan.net/article/508938009.html

『2025年01月15日 カテゴリ:韓国教育事情コメント:(89)
タグ: 韓国教育事情 PIAAC PISA OECD

【ルポ大韓民国】10年間でさらに20点下落。 韓国の成人リテラシーはOECD平均に達しない(朝鮮日報・朝鮮語)

先日、保護者のリテラシーをめぐる議論があった。 修学旅行の家庭通信文に「中食(訳注:昼食のこと)提供」という文を見て中国料理を提供すると理解したり、「雨天時にOOに場所を変更する」とすれば「雨天市」という地域にあるOOに場所を変更すると理解するということだ。 (中略)

高齢世代の場合、さらに深刻だ。 官公庁や病院で会う高齢層の大多数は、各種案内文を読んで理解する能力がない場合が多い。 よく見えるように大きな字で書いておいたが、最初から見ようとせず、不親切だと声を高める姿をよく見ることができる。 (中略)

高い識字率は私たちの誇りだった。 解放直後に78%に達した非識字率を下げるために戦争中だった1953年「非識字国民完全退治計画」を樹立した。 総力を傾けてハングルを教え、1958年末の非識字率は4.1%まで下がった。 驚くべき成就だった。 しかし、そこまでだった。 文字を知ることと文字を読んで理解することは違うということを無視した。 成人のリテラシーに対する国家レベルの体系的な調査は、2014年になって始まった。 2023年に実施された第4次成人識字能力調査によると、全体人口の16.6%である約735万人が日常生活に必要な十分な識字力を備えていないことが分かった。 60歳以上に対象を限定した場合、その割合は41.7%まで増加する。 この調査で、日常生活に十分なリテラシー水準を中学校水準に低く設定していることを考慮すれば、実際の生活でリテラシーが足りない人の割合はさらに高くなる可能性がある。 (中略)

PIAACで明らかになった韓国の最大の問題点は、一般的な認識とは異なり、すべての年齢帯で最も急激なリテラシーの下落傾向が現れるという点だ。 常識的に考えてみれば、学校を卒業して職場に就職して様々な業務を遂行し、多様な経験をすることになれば、一定時点までリテラシーは上昇しなければならない。 そして、中年や高齢層になると、肉体能力の減退とともに、リテラシーが減少するのが自然だ。 しかし、大韓民国の成人リテラシーは、すべての年齢帯で持続的な下落傾向を見せ、特に年齢が高くなるほど下落幅はさらに大きくなる。 フィンランド・スウェーデンのような北欧諸国の場合、若年層ではリテラシーがむしろ良くなり、年齢が高い場合にも比較的緩やかな減少傾向を示している。 日本の場合、若年層では一定部分の向上を見せたが、以後減少するが、韓国よりは極端でないパターンを見せてくれる。

このような違いは、大韓民国社会がリテラシーと関連した構造的問題が存在することを示している。 正確な原因については、関係機関と専門家たちの調査と研究が必要だが、韓国社会のほぼすべての所で文が無視されているという点は確かだ。 各種規定と手続きは無視されるのが常で、業務をしながらマニュアルをあさる人は気が利かない人と見なされがちだ。 言葉より文章の価値が低く評価されるところで、リテラシーが高くなる可能性はない。
(引用ここまで)

 ユン大統領逮捕で世間はいろいろと騒いでいますが、まあうちは平常運転で。
 このあと扱うかもしれません。

 さて、先日のOECDによる国際成人力調査、PIAACの結果はけっこう韓国を揺るがしています。

 韓国はOECDの平均以下だったことがけっこうきつかったようですね。

韓国、成人の知力はOECDの平均を下回り、31カ国・地域中で下位に沈むことが判明。読解力、数的思考力、問題解決能力のすべてで20位台(楽韓Web過去エントリ)

 16?65歳までのトップ圏にいることはおろか、平均にすら及ばない。
 読解力、数的思考力については16?24歳でだけOECD平均を上回るものの、それ以外はすべてOECD平均以下。
 冒頭記事でも「PISAでは世界トップレベルなのに、なぜそれ以降はダメなのか」が語られています。
 それに対して日本はトップクラスでした。

 なぜか韓国メディアではほとんど日本のランクについて語られていない不思議さよ。いつもなら突っかかってくるのにね?

 前述のPISAもOECDが主催している「15歳時における学習到達度調査」です。3年ごとの調査だったかな。

 一応、PISA2022において韓国は──

・数学的リテラシー 2位(6位)
・読解力 3位(4位)
・科学的リテラシー 2位(5位)
(括弧内はOECD外の参加国も含めた順位)

 と、素晴らしい成績を挙げています。

 日本がそれぞれ1位(5位)、2位(3位)、1位(2位)なのは秘密にしておこう。

 まあ、冒頭記事にもありますが「文字は読めても文章から意図を抜き出せない」人が多いのでしょう。

 これは旧NAVER enjoykoreaでの日韓掲示板での交流なんかで感じていました。一定以上の「文意」が理解できない韓国人は少なくない、と感じていました。

 当時は翻訳の精度も低かったので、そのせいかなとも思っていたのですが。

 そもそもの読解力に問題があったのだな、とPIAACの結果を見ると納得できます。

 それ以外には学校から離れると一気に勉強から離れてしまうのでしょうね。
 過度な受験戦争の反動で。

 実際には大人になった以降の読書ってかなり大事なのですが、韓国人はそもそも読書をしない。

 一気に衰えてもしかたないのだろうな、とは感じます。』