中国チベットでM6.8の地震 新華社「126人死亡」

中国チベットでM6.8の地震 新華社「126人死亡」
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『2025年1月7日 12:15 (2025年1月7日 23:32更新)

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柯 隆さんの投稿
柯 隆

警察官に付き添われて避難する被災者(7日、中国チベット自治区シガツェ市)=新華社・共同

【北京=多部田俊輔】中国地震局は7日、同日午前9時5分(日本時間同10時5分)ごろにチベット自治区シガツェ市ティンリでマグニチュード(M)6.8の地震があったと発表した。地震が起きた付近では家屋が倒壊し、国営新華社は126人が死亡したと伝えた。

習近平(シー・ジンピン)国家主席は救助活動を全力で展開し、負傷者を治療し、死者数を減らすように指示した。二次災害を防ぎ、被災者を避難させるとともに、救援物資を適切に届け、インフラの早急な修復なども求めた。

地震で崩れた家屋(7日、中国チベット自治区シガツェ市)=新華社・共同

中国国営中央テレビ(CCTV)によると、震源の深さは10キロ。余震が続いており、M4級の地震も発生した。一部の村では大部分の家屋が倒壊した。住民が閉じ込められており、救援隊が現地に向かったという。現地は通信状態が不安定で、電力供給が途絶えたとしている。

シガツェは自治区の南部に位置し、ネパールやブータンに接している。中国メディアによると、シガツェの人口は約80万人。ティンリには世界最高峰エベレスト(中国名チョモランマ)観光の拠点となる宿泊施設などがあるという。

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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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別の視点チベットは中国で人口密度がもっとも低い地域の一つであり、不幸中の幸いである。沿海地区でこれほどの地震が起きると、被害は数百倍、否、数万倍になるに違いない。地震学者に聞くと、地震を予知するよりも、予防するものといわれる。中国では、上海などの大都市の高層ビルこそ免震構造になっているが、普通の住宅はほとんど免震構造になっていない。中国だけでなく、世界ほとんどの国で免震が徹底されていない。この分野について日本が大いに貢献できるはずである
2025年1月8日 7:49 』