2018年2月にシリアのISが、固定翼自爆無人機を多数飛ばして、フメイミムの露軍基地を空襲した。

2018年2月にシリアのISが、固定翼自爆無人機を多数飛ばして、フメイミムの露軍基地を空襲した。
https://st2019.site/?p=22693

『ストラテジーペイジの2024-12-24記事。

 2018年2月にシリアのISが、固定翼自爆無人機を多数飛ばして、フメイミムの露軍基地を空襲した。

この片道特攻無人機のフライトコントローラーには、「2G」「3G」世代の携帯電話が繋がれていて、ISはそれをGPS受信装置として利用していたのである。(可能性としては、UAVに搭載したスマホがその下向きレンズで撮影した動画を、リモコン操縦者の居る地上基地まで、携帯中継局を経由して、リアルタイム送信させることもできたはず。しかし、それを同時にやっていたという残骸の証拠写真等は、SNSには出ていない。もし空撮を試みたとすれば、攻撃前の、偵察ドローン単機によるワンタイム・ミッションだっただろう。)

 そこでロシア当局は、2G/3Gに対する妨害電波を露軍基地から発すると同時に、現地ロシア兵には、2Gより前の世代の携帯電話、すなわちGPSもカメラも使えないガラケーの使用を強制した。

 今、ロシア政府が試みている「インターネット鎖国」も、こうした努力の延長線上にある。

 さいしょは、チェチェンのようなイスラミックの州で推進していた。それをロシア全土に拡大しようとしている。

 何を虞れているのかというと、ロシア政府が発表する話は全部嘘だという事実が、海外のネット経由で国内に知れ渡ること、および、国内でロシア人が撮影した映像証拠が、海外のネットに投稿されることを、阻止したいのである。』