戒厳令は政治的自爆 | 韓国しじぷさり日記
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　※　一部抜粋。

『2024年12月05日(木) 08時44分19秒

余談ですが、

わたし子供の頃、下手な将棋を家族としたのですが、ここに既視感を憶えました。

劣勢で起死回生の攻撃をかけても、大駒も意味なく討ち取られ、囲いも破られ、取られた駒は相手の駒になって自分に攻撃を仕掛けてくるしで、散々な目に遭うのだと。

で、詰み。

まね、民主主義の国の正当な国会の多数決で、主要政府官僚２２件の弾劾と政府解体が着々と進む中、与党や与党大統領として抗う手段がないのなら、

黙っていても詰む話なんですけど、

男気で抗ってみた、トラトラトラ真珠湾だ、

の気持ちだったのでしょうか。

すぐにひっこめましたけど。

でも韓国民に非常事態だと宣言はできたな。

国会で戒厳令を解除したと思ってましたら大統領自ら引っ込めました。

野党議員の規定人数が集まれば解除になることがわかりきっているから自分で解除したんでしょうけど、

なら最初からするなという話。

それをしたということは、せざるを得なかったということかな。

大統領だってバカじゃないんでしょうから、それくらいの将棋はできるはず。でもやったわけですから。

つまりは政治的に負けたということですね。

（記事として一般に知られていない事情がたくさんあるのでしょうね。）』

『政治的にか、安保的にか。

実際、昨日の一件で、韓国軍は無力化成功ですよ。韓国軍の総司令官（大統領）がこの様子ですからね。

ロシアに出兵している北朝鮮軍も、留守中の背後の南朝鮮軍が一発マヒして安心というわけです。

今や北朝鮮に出兵する同盟義務を持つロシアにしても、韓国軍が腰砕けであれば、同盟国として安泰なわけです。

韓国の政権の左右の揺れを時々振り子に例えますけれど、大統領の扱いとしては、

退任して自殺したノムヒョン大統領（左）、

退任後、罪に問われたイミョンパク大統領（右）

任期を全うできず弾劾され、監獄に入ったパククネ大統領（右）

退任後、栄光を称える映画を製作し余生を楽しむムンジェイン大統領（左）

弾劾されつつある尹大統領（右）

と、振り子はだんだん左にふれつつあるようです。

しかしここのところ、世間は左寄り（人権やトランスジェンダーなど）がパリ五輪あたりで極まって、その後振り切れ、もしやだんだん右寄りが発動してないですか？トランプさんが当選しましたし。

ウクライナ:ロシア戦争勃発で、正義が大好きで侵略大嫌いな韓国民は右世論に傾くのかなとも思いましたが、政権闘争には影響がありませんでした。それでも韓国サイトを見ますと、大部分の振り切れた人たちと同時に、冷静な人たちが散見されます。

振り切れてる人と冷静な人。 』

『実際のところ、尹大統領支持率低下の原因として、韓国民の体感する幸せ指数が激減しているのが原因だと思います。

生活が苦しくなった、景気が悪くなった、会社がうまくいかなくなった、事業がうまくいかなくなった、日本にいちゃもんをつけなくなった、国際社会からの称賛を浴びなくなった、G7から日本をぬかす代わりに韓国が入る話がなくなった、誇らしい韓国民であるという自尊心を満足させてもらえなくなった。サッカーで勝てない。野球で勝てない。

いいことひとつもない。

尹大統領のせいだ。

（韓国が国際スポーツで勝てなくなった原因として、韓国企業が軒並みスポーツ支援から手を引いたからだという分析があります。
パククネ大統領弾劾の理由のひとつに、企業のスポーツ支援が問題となったからです。ならば韓国のスポーツ不振は文大統領のせいですよ。笑）

わたしの周辺では、尹支持者よりもアンチ尹にしばしば出くわすのですが、彼らはいつも辛辣です。

尹大統領になってから、ひとつでも上手く行ったことがあるのかと。何一つ上手く行ったことはないと。』

『けれどもわたしは思います。ならば左派大統領ならば国のかじ取りは上手く行ったのかと。

左派大統領ならば、ロシアウクライナ戦争の戦時景気で盛り上がれたのか、中国への半導体輸出で稼げたのか。・・・・（できたかもですね）

左派大統領ならば、夢や希望や韓国人の誇りが続いたのか。・・・・（続きましたね。日本を倫理道徳で叩けば。国際社会で大口叩けば。中国ロシアからも歓迎され、北朝鮮とはうまく行き、「韓国の国際的地位」は向上したことでしょう。）

右派の大統領で、韓国はアメリカや日本とは、無難に過ごせています。ところが、

アメリカと仲良くしても、ウクライナに武器出せ金出せとこき使われるだけ。日本と仲良くしても佐渡金山が無批判でユネスコ登録されるだけ。特に誉めてもらえませんし、韓国だけ中国に先端技術の半導体を輸出してもいいよなんて優遇してももらえません。逆に中国に半導体を輸出するなと、韓国の主要産業を潰される事態。

日米と仲良くしたって韓国の得になることはもうない。仲悪くなると失うことはある。つまり損しながらも今ある現状に感謝するしかない、それが大切なことだと気づくには、面白くないことですよね。損してるんですから。成長し続け獲得し続けてきたのが大きな自尊心である国ですから。まだまだ成長したい国ですから。成長が止まるなんてショックですから。これ以上の成長は、「自陣営外」に出ていくしかないでしょう。
』

『とはいえ、選挙で選ばれた大統領、かつ不人気で次の選挙では黙っていても野党優勢確定（？）なのに、

任期満了を待たずに引きずり下ろしに来るのはなぜか。

トランプさんが当選したからでしょうか？

思ったよりも世界の趨勢が、左（ロシア、中国）にとって、世知辛くなっているからでしょうか。

180議席、過半数以上、という国会の牙城を、今利用せずしていつするの？状態でしょうか。

現在、国会の過半数は野党が握っており、大統領は支持率最低。

予算審議妨害、政府官僚弾劾22連発プラス大統領弾劾で23連発の攻撃を仕掛ける大チャンス。

これを弾みに左派躍進。』

『結論。

テレビを見ても、ネットを見ても、

現状把握はできない一般人。

ましてやえだまめさんは、なんか最近時間がない現象に忙殺されるただのおばちゃん。

いろいろ考えを巡らせたって、なんの役にも立たないのは、

昨日、別件で実感しました。

重々承知です。

（別件で、というのは、いっくら下っぱ職員たちが頭を付き合わせて知恵を出しても、上部の決定に一蹴されて、昨日はショックなチーム員たちでした。実感。）

でもね、興味はあります。

この戦いは、「夢の先にある現実」と、「現実の先にある夢」と、

どちらが勝つのでしょうか。』