トランプ政権初日、米国内はひっくり返ったような大騒ぎになる

トランプ政権初日、米国内はひっくり返ったような大騒ぎになる
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/84765

(※ 一部抜粋。)

『すでに2人の女性“処刑人”を任命、すぐさま徹底的な報復に着手へ

高濱 賛のプロフィール
Tato Takahama 米国在住のジャーナリスト

1941年生まれ、65年米カリフォルニア大学バークレー校卒業(国際関係論、ジャーナリズム専攻)。67年読売新聞入社。ワシントン特派員、総理官邸キャップ、政治部デスクを経て、同社シンクタンク・調査研究本部主任研究員。1995年からカリフォルニア大学ジャーナリズム大学院客員教授、1997年同上級研究員。1998年パシフィック・リサーチ・インスティテュート(PRI、本部はサウスパサデナ)上級研究員、1999年同所長(Pacific Reserch instituteは同名の組織が米国内でほかにも存在する)。』

『重鎮のひと言「リベラル派支配を一掃せよ」

 ワシントン「秋の陣」で秀吉(バイデン)の傀儡(カマラ・ハリス)を完膚なきまでに叩きのめした家康(トランプ)は、ホワイトハウスに舞い戻った1日目、いよいよ「冬の陣」で秀吉一派(民主党)を一気に潰しにかかる。

「政権奪還最大の目的だったアメリカン・カルチャーを蝕んできたリベラル派の支配を一掃する」

 そう豪語するのは、トランプ第1期政権の最大の功績とされる最高裁に3人の保守派判事を押し込み、保守化させるよう進言した保守派の重鎮、レナード・レオ氏*1である。

(Federalist Society’s Leonard Leo wants to “crush liberal dominance”)』

『だが、トランプ氏にとってはそれよりもまず、4年間、自分に「無実の罪」を着せ、司法当局を使って、訴追、刑務所送りを目論んできた「民主党過激派リベラル」のジョー・バイデン大統領と「共謀者」ナンシー・ペロシ前下院議長を血祭りに上げる方が先だ、と見る向きもある。

 彼らを追い出し、更地にしてからでないと、ワシントンに沁みついた「リベラルの溜池」は一掃できないというわけだ。』

『一連の閣僚人事指名を見て気づくのは、トランプ氏は「有言実行」だということだ。

 主流メディア(トランプ政権誕生で、これまでの主流をそのまま主流メディアと呼ぶことには語弊があるかもしれないが)の「トランプ氏はいくら口ではそうは言っても世間の常識から考えてそこまではしないだろう」という予測を見事に覆している。

 だとすれば、これまで公言してきた報復措置に踏み切るのは必至だ。』

『トランプはすでに「戦犯リスト」を準備
 選挙中にトランプ氏は、報復について具体的に述べている。

「私が勝ったら、法律を最大限使って以下の人間(その数百人ともいわれる)を起訴し、有罪にする」

「そうすることで正義に名を借りた悪行を二度と繰り返さないためだ」

「対象となるのは政敵、司法システム、法律家、左翼組織、資金提供者、不法有権者、腐敗し切った選挙管理者たちだ」』

『トランプ氏は特に「政敵」として、バイデン、ハリス、ペロシ各氏の名前を挙げている。

 バイデン氏については経済政策の失敗など政策とともに、次男ハンター刑事被告人(54)の銃不法購入・保持、脱税の刑事犯罪に対する親の責任(家族ぐるみの犯罪として)を絡めた起訴に踏み切るようだ。

「自分が味わった『無実の罪』をお前も味わえ」ということなのだろう。

 バイデン氏の後継者ハリス氏については、不法移民処理の最高責任者に指名されながら何ら具体的政策を実施できなかった責任を訴追の対象にするはずだ。

 またペロシ氏は、トランプ第1期政権発足と同時に同氏の議会演説文を破り捨て、反トランプ色を内外に表明。その後2回にわたるトランプ氏弾劾決議案の上程を事実上指揮した。

 その後もペロシ氏は「バイデン氏を唆して司法省を動かし、連邦検察当局に訴追させた魔女狩りの影の主役」を演じた責任がある、とトランプ氏はみている。』

『チェイニーは銃殺、統合参謀本部議長は死刑
 下院での弾劾決議審理では、共和党幹部でありながら民主党の弾劾の動きに同調したリズ・チェイニー元下院議員総会会長を「9人の襲撃兵に処刑させる」とまで言っている。

(チェイニー氏はトランプ氏にとって「裏切り者」とはいえ、独裁国家でもあるまいし、まさかそこまではしないと思うが・・・)

 さらに、2021年1月6日のトランプ支持者による議会占拠事件の直後、中国人民解放軍の李作成・連合参謀部参謀長(当時)に電話したマーク・ミリー米統合参謀本部議長(当時)を「国賊」として死刑にすることも明言している。

(ミリー氏は2021年1月8日、李作成参謀長に電話を入れ、クーデターではないことを伝えた)

(’Peril,’ by Bob Woodward and Robert Costa, reports Gen. Mark A. Milley called a Chinese general twice to pledge the U.S. wouldn’t strike – The Washington Post)

 トランプ氏はまた、選挙結果を覆そうとして圧力をかけたとして、同氏を起訴したジョージア州フルトン郡地方検事、ファニ・ウィルス氏を「精神状態混乱のため誤った判断をした」として「国外追放」するとしている。

 またメディアについては、選挙にかかわる「フェイクニュース」を垂れ流したとして、3大ネットワークのABC、NBC、CBSを処分、オンラインのグーグルの「偏向ニュース判断」も俎上に乗せている。

(Trump threatened to prosecute adversaries, citizens: What to know )

(Donald Trump threatens to prosecute Google over ‘good stories’ about Kamala Harris)』