仏検察、ゴーン氏と文化相に公判請求 収賄などの疑い
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR15E250V11C24A1000000/
『【パリ=北松円香】フランスの検察は15日、仏裁判所に日産自動車のカルロス・ゴーン元会長とダチ仏文化相に対する公判を請求したと発表した。仏メディアが伝えた。収賄や汚職の疑いが持たれている。
ダチ氏は2010年から12年にかけて、90万ユーロ(約1億4600万円)を日産と仏自動車大手ルノーの連合の関係企業から受け取った疑いがあるという。
ダチ氏は2009年から19年にかけて欧州議会の議員だった。検察はダチ氏が議会で禁じられているロビー活動に従事し、日産・ルノー連合がこうした活動への見返りとして金銭を支払った可能性もあるとみている。
ゴーン氏は日本で金融商品取引法違反で逮捕されたが保釈中に逃亡し、現在レバノンに暮らしている。ダチ氏は北アフリカ系移民の両親の元に育ち、サルコジ政権下で2007年に法相に登用されて注目を浴びた。24年1月から文化相を務める。』