25年の全米大学ランキング、トップ3校変わらず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24COM0U4A920C2000000/

『2024年9月25日 7:08
【ニューヨーク=西邨紘子】全米大学のランキングの作成で知られる「USニュース&ワールド・リポート」は24日、2025年版のランキングを発表した。審査対象とした1500校のうち、総合大学部門の上位3校はプリンストン大、マサチューセッツ工科大、ハーバード大で前年と変わらなかった。
前年にハーバード大と並んで3位だったスタンフォード大学は4位となり、僅かに順位を落とした。
USニュースのランキングは、学生の卒業率、負債額、教員と生徒の比率、論文の引用回数など17の基準評価を総合している。米国で複数ある大学ランキングの中でも認知度が高く、受験生の進学先の決定に影響力が強い。
「25年版」ランキングは、24年春以降に進めた学生の意見調査やデータを元にまとめている。来年大学進学を目指す学生の使用を想定している。
ランキングの上位10校は、いずれも年間の学費(手数料含む)が6万?7万ドル(860万?1000万円程度)の範囲だった。米大学で学費上昇が進む中、学生や家族にとって、経済的負担に見合う価値がある進学先の選択が重要性を増している。
USニュースは、ランキングの審査基準の約半分が「多様な(社会・経済的背景の)学生が過剰な債務を抱えず卒業できているかを様々な角度から計る内容になっている」と説明している。
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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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別の視点 米国大学の授業料が高い!日本では、大学が授業料を値上げしている。インフレの時代だから授業料の値上げは仕方がない。しかし、聞きたいのは教育の質が向上しているのかである。授業料を値上げするならば、教えるほうもちゃんと教えないといけない。最近の調査では、6割の日本人は本を読まないといわれている。そのなかに大学生も含まれている。大学の役割は国際社会で戦っていける人材を輩出する機関である。大学の教育レベルを上げるには、大学間の競争を促し、大学マネジメントに対するガバナンスを強化し、教員に対する評価と待遇をリンクさせる必要がある。現状では、大学の経営はまるで社会主義そのものである
2024年9月25日 7:42 』