オランダで極右主導政権が発足 首相に元情報機関トップ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR03AZJ0T00C24A7000000/
『2024年7月3日 20:41
【ブリュッセル=辻隆史】オランダで2日、極右の自由党(PVV)が主導する4党連立の新政権が発足した。
元情報機関トップのディック・スホーフ氏が首相に就任した。欧州連合(EU)懐疑派のPVVは移民や難民の流入を抑制する政策を掲げる。
スホーフ氏はX(旧ツイッター)で、移民政策の厳格化などを通じ「安全で公正なオランダ」をめざす方針を改めて表明した。
スホーフ氏は官僚としてオランダの移民局や情報機関のトッ…
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『スホーフ氏は官僚としてオランダの移民局や情報機関のトップを務め、テロ対策にも携わった経験がある。
オランダでは2023年11月の下院選で、反イスラムの過激な言動で知られるウィルダース党首率いるPVVが第1党となった。ただ同氏に反発する他党との連立交渉が難航し、組閣が遅れていた。
最終的にウィルダース氏は首相就任を断念し、政治経験のないスホーフ氏が就く異例の人事となった。下院選での敗北後も暫定的に首相を務めていたルッテ氏は、10月に北大西洋条約機構(NATO)事務総長に就く。』