民主党内には、ミシェル・オバマがバイデンの代りに大統領候補に立ってくれれば……という期待が根強い。
https://st2019.site/?p=22232
『Mike Memoli 記者による2024-3-5記事「Michelle Obama’s office says the former first lady ‘will not be running for president’ in 2024」。
※古い記事です。
民主党内には、ミシェル・オバマがバイデンの代りに大統領候補に立ってくれれば……という期待が根強い。
なにしろ現職大統領は足をひきずっている。
共和党のトランプ支持者は、オバマの動きをずっと警戒している。
ミシェルは何度も声明を出し、2024大統領選挙に候補者として出ることはないと繰り返している。
ミシェルは、大統領府や米国政治中枢の絶え間ない「戦い」の生活をまた何年も続けるのは御免なのだそうである。だからそこに飛び込むつもりはサラサラないのだ。
昨年、ネットフリックスの特番で、ミシェルがオプラ・ウィンフリーに説明している。――政治というものはハードなものなのです。そういうハードな政治の活動が、心の底から好きな人間だけが、政治の世界に入るべきなのです。なぜなら、政治は大事な仕事だからです。
ミシェルはじぶんがハードな政治は好きでないと知っている。したがってまったく政治には向いていないので、政治の世界にそもそも入っていくべきではないと考えているわけだ。
ミシェルは2022のBBCのインタビューに対しては、次の大統領選挙に自分が出るかどうか、質問されることからして忌まわしい、と回答している。
2020年には、バイデンが副大統領候補としてミシェルを抜擢するのではないかという予想も飛び交ったものだ。
しかしバイデンの取り巻きチームは、そうなることを酷く嫌っている。
※4ヵ月前の時点では、2024選挙にはいっさい関わらないのが、ミシェル・オバマにとっての賢明な人生選択だった。
しかし今は違う。2024-11の投票は、民主党候補の大敗に終ることが確定しているのだ。
となると、意義のある敗戦処理を組み立てなくてはならない。
それにはバイデンを自発退場させた上で、ミシェル氏を大統領候補に立てて玉砕させるのが、次の中間選挙を見据えた最善の手になるだろう。
これまでのファンドライザーの顔を潰すことなく、またミシェル陣営としては新規にカネをほとんど集めることなく、大きな「気分の高揚」「與論の結集」を、民主党の名の下に産み出すことができそうだから。
尤も、ご本人にとっては、おおきに迷惑な話だろうね。』