陸上某所から洋上を動いている標的艦に対して2発を撃ち込んで命中させた。

陸上某所から洋上を動いている標的艦に対して2発を撃ち込んで命中させた。
https://st2019.site/?p=22221

『Naval News Staff による2023-6-24記事「The U.S. Army successfully used two Precision Strike Missiles (PrSM) against a moving target at sea」。

    米軍の実艦撃沈演習を「SINKEX」と呼ぶ。

このたび「ヴァリアント・シールド」演習の一環として「VS24 SINKEX」がパラオ近海で企画され、初めて米本土外に、米陸軍の「なんでもラーンチャー」AMLと、精密攻撃ミサイル「PrSM」が持ち出され、陸上某所から洋上を動いている標的艦に対して2発を撃ち込んで命中させた。6-16のことという。

 ※中共は、洋上の標的艦に「対艦弾道弾」とやらを命中させた動画を一度も公表したことはない。

なぜならそれは存在しないからである。

それに対して米軍は、動いている標的艦に、陸上から弾道ミサイルを発射して、実際に当てた。

これは1960年代にジェミニ計画が Agena 標的衛星を使ってランデブー~ドッキング実験を次々成功させ、スプートニクで先行したソ連の宇宙技術を逆転したことが、斯界通には疑いもなく理解された、それと同じ類いのイベントのように思う。

今や「対艦弾道弾」を当てられる唯一の軍隊は米軍となり、中共は拡声器付きの張子の虎にすぎなくなった。

 それに先立ち、グァム島の「Won Pat」国際空港からはHAB=高高度バルーンが複数放球され、ESMセンサーによって高度5万フィートからマリアナ近海の電波放射源を見張るとともに、味方の無線通信を中継した。

 続いて「Vanilla」という超長時間対空無人機が離陸。この機体は内燃機関エンジンで8日間弱も空に浮いていられる。ISRに任じた。

 PrSMはロッキードマーティン製で、最短射程は60km、最大射程は650kmである。
 HIMARSのトラック車体からも発射できる。

 米陸軍は、現用のATACMSを、このミサイルで更新して行く。

 INF条約が生きていた時は、レンジ500kmを越える弾道弾を米国は保有できず、中共沿岸ではこれがいちじるしく不利だったが、その縛りは既に消えている。すべてはプー之介の侵略のおかげである。

 ※フーシがGPSで終末誘導できる地対地ロケット弾を商船に当てているのは、AIS情報から商船の未来位置は簡単に計算ができるから。

なにしろ、本船の位置座標、移動しつつある針路方位、現時の速力を、航洋型の商船は、リアルタイムで「放送」しているのである。

むしろ、低速で巨体のタンカーにそれが命中しないことのほうが、不思議であろう。航路も、いたって限定されているのだ。

無誘導のUAVが商船に当たることがあるのも、AIS情報からの予測なのであろう。』