米、ロシアに「意思疎通の維持」伝達 国防相が電話協議
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN260MP0W4A620C2000000/
『2024年6月26日 9:21
【ワシントン=飛田臨太郎】米国のオースティン国防長官とロシアのベロウソフ国防相は25日、電話で協議した。米国側は意思疎通の維持が重要だと伝えた。米ロ国防相が電話で話すのは2023年3月以来、およそ1年3カ月ぶりとなる。
米国防総省が発表した。ライダー報道官は記者会見で「ウクライナに対するロシアの戦争が続く中、長官は意思疎通を維持することの重要性を強調した」と語った。協議の詳細は明らかにしなかった…
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『米政府はウクライナが米国が送った武器を使ってロシア領を攻撃するのを限定的に容認する方針に転換した。他国に渡す予定だった地対空ミサイルの「パトリオット」をウクライナに最優先で振り向けると発表するなど、軍事支援を強化する。
ロシアは反発している。プーチン大統領は6月、北朝鮮を訪問し、軍事協力に関する新たな条約を締結した。ベラルーシと戦術核演習を実施するなど、核の威嚇も強める。
ベロウソフ氏は5月にショイグ氏に代わって国防相に就任した。オースティン氏と電話でやり取りするのは初めて。米政府は偶発的な衝突を回避するための対話が必要と判断した。
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