スイスでの「世界平和サミット」でロシアのアフリカ侵略を非難

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:スイスでの「世界平和サミット」でロシアのアフリカ侵略を非難
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『ウクライナ提唱の和平案を協議する「世界平和サミット:Ukraine peace summit」を主催するスイス政府は2024年6月14日、サミットに計100の国や国際機関が代表を送り、うち57カ国は首脳級が出席すると発表し、中部ビュルゲンシュトックで15~16日に開かれる。

ウクライナは幅広く首脳の参加を呼びかけたが、ロシアは招待されない立場で、各国に参加を拒むよう圧力をかけた。

中国は欠席し、ブラジルと共に政治解決に向けた独自案を示した。

インドは世界平和サミットに参加はするが、G7でイタリアまで出向いていたモディ首相は出席を見送った。ウクライナ侵攻を巡る世界の分断が浮き彫りになった。ニュース映像 
ガーナGhanaFireShot Webpage Screenshot #1353 – ‘アフリカ大陸のアクフォアドNana Akufo-Addo大統領は15日「平和サミット」で、同国はロシアの対ウクライナ侵略を大国から小国に対する帝国主義と植民地主義の現れとして非難していると述べ、またアフリカ大陸はロシアの対ウクライナ戦争によって特に被害を受けてきたのであり、ウクライナの「平和の公式」に基づく平和の達成は重要だと指摘し、「サミット」の出席者は、ウクライナのために、国際法と国連憲章の原則に基づく、永続する平和を見つけるという共通のミッションを持ってスイスに集まったのだと強調した。

FireShot Webpage Screenshot #1358 – ‘R同氏はまた、ロシアの侵略は不当な行為であり、アフリカの国々をはじめ、全ての国が影響を受けていると発言し、ロシア・ウクライナ紛争の悪影響は広範囲に及び、それはグローバルなサプライチェーンを乱し、市場を不安定化し、また数百万人の人々の経済状況を悪化させていると指摘した。

右図は、2023年6月、ロシア主催のロシア・アフリカ サミットをロシアで開催した際、首脳クラスの参加が濃い赤で、以下高官クラス、下級官僚の参加とwykresy-mapy-51 nbhjなる。灰色は不参加としている。参照記事 左は、ロシアと軍事面で協力関係にある国の分布。

武器の供給だけで無く、ワグネルらによる傭兵部隊の駐留や軍事教練の指導なども含まれていると思う。 参照記事 参FireShot Webpage Screenshot #1359 – ‘Russia ai考:右下の図は2012~2016年にロシアから武器を購入した国の分布 2018年の記事:Russia returns to Africaより 米オバマ政権は2009年から2017年までだった。 
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因(ちな)みに、中国の習近平国家主席は、2013年から中央アジア経由の陸路「シルクロード経済ベルト」(一帯)とインド洋経由の海路「21世紀海上シルクロード」(一路)で、鉄道や港湾などインフラの整備を進める一帯一路構想を提唱した。

この頃、中国の対アフリカ貿易が大きな変化をし、アフリカからの輸入が急増している。
つまり、投資に対する資源輸入が活発化した。一帯一路構想は、ロシアの進出と連携していると見ていいのでは。両国の腐れ縁の始まりか、、。 参照記事 

アクフォアド氏は、「アフリカ大陸は特に被害を受けている。私たちのところは、それでなくてもコロナウイルスのパンデミックの後に経済が脆弱であったが、この紛争によって追加的な制限を経験した。

黒海の封鎖は、食料の著しい不足をもたらし、価格が上昇し、アフリカの全ての国々に食料危機が拡散した。なぜなら、これらの国々は、自らの国民のために何とか食料を確保せねばならないからだ」とし、そして同氏は、「ウクライナの『平和の公式』は、平和達成のための重要な枠組みであり、それは戦闘の停止、ロシア軍の撤退、ウクライナの領土一体性の回復、また人道支援の提供を含んでいる」

「どのような解決策であれ、ウクライナの主権と領土一体性を尊重せねばならないし、当事者の安全保障上の懸念を考慮せねばならない。それが、地域におけるさらなる紛争を防ぐのに役立つ」と発言した。参照記事 過去ブログ:2024年6月日米がウクライナと防衛支援などを行う2国間文書交換と歴史的G7: 、、、

ロシアが東アフリカへの影響力を強化する中、警戒する米国は、ケニアとの関係強化に動き出している。西アフリカの米軍は縮小、撤退傾向にある。

過去ブログ:2024年6月不安定化ますアフリカで揺らぐ米国、押し寄せるロシア、中国…: