マクロン大統領、Mirage2000-5をウクライナに年内提供すると発表
https://grandfleet.info/european-region/president-macron-announces-delivery-of-mirage-2000-5s-to-ukraine-this-year/
『2024.06.7
マクロン大統領は6日、TF1とFrance2の共同インタビューの中で「ゼレンスキー大統領との会談でMirage2000-5提供とパイロットの訓練を発表するつもりだ」「目標は夏からパイロットの訓練を開始して年末までに運用体制を整えることだ」と言及した。
参考:EN DIRECT – Élections européennes : Macron appelle à «ne pas laisser l’extrême droite ainsi monter»
参考:GUERRE EN UKRAINE: EMMANUEL MACRON ANNONCE CÉDER “DANS L’ANNÉE” DES MIRAGE 2000-5 À KIEV
フランスはMirage2000の運用経験をもつギリシャとの協力を模索しているのかもしれない
これまで登場した「Mirage2000のウクライナ提供に関する動き」は公式な情報に基づいていない噂レベルの話ばかりだったが、TF1とFrance2の共同インタビューにマクロン大統領は「ゼレンスキー大統領との会談でMirage2000-5提供とパイロットの訓練を発表するつもりだ」「目標は夏からパイロットの訓練を開始して年末までに運用体制(パイロットと機体の確保)を整えることだ」「パイロットの訓練はフランス国内で行われる」と言及し、遂にMirage2000提供の動きが公式に確認された。
マクロン大統領は「提供するMirage2000-5が何機になるのか確定的なことは言えない」「(Mirage2000-5提供について)他のパートナーと連合を構築している最長だ」とも言及しているため、F-16を提供する英国主導の戦闘機連合とは別の連合=Mirage2000の運用経験をもつギリシャとの協力を模索しているのかもしれない。
因みにマクロン大統領は「ウクライナ人兵士4,500人を訓練し、装備を与え、フランス旅団を編成したい」「我々が提供した武器でミサイルの射点を攻撃することを許可している=ウクライナ攻撃のためロシア領内から発射されるミサイルの射点や拠点をSCALP-EG(Storm Shadowの仏バージョン)で攻撃することを容認しているという意味」「我々が尊重できる唯一の平和は当事者が合意したものだけで、ウクライナが抵抗しなければ和平の瞬間は訪れない」「フランス、米国、日本が支援していなければウクライナはロシアの衛星国になっていただろう」とも言及した。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Larry E. Reid Jr., Released
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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 49 』