北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:ウクライナが初めて西側兵器でロシア領内を攻撃
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『2024年06月04日
米国はウクライナに一部のロシア領土内の標的に対し、米国製の兵器を使用することを許可した。
アントニー・ブリンケン米国務長官は2024年5月月31日、チェコのプラハで開かれた北大西洋条約機構(NATO)外相会議後、「ウクライナの要請により、ジョー・バイデン大統領は米国の兵器を利用したロシア領土内への攻撃を承認した」と確認した。
b154232dただし、攻撃が許可された地域はウクライナ国境とロシアの一部地域に制限されたという。
英紙「デイリー・テレグラフ」は2日(現地時間)、ロシアの消息筋の話を引用し「ウクライナは、2022年にロシアとの戦争が始まって以来初めてロシア領土内の標的に向けて米国製の兵器を発射した」と伝えた(筆者;これまではのロシアへの越境攻撃は、ウクライナの無人機によるもの)。過去ブログ:2024年6月バイデン政権、米国製兵器によるロシア領内の限定的攻撃を許可:5月ロシアの狂気 、ウクライナの商業施設、市街地、住宅へのミサイル攻撃:5月米下院外交委員長 バイデン政権の武器使用制限を非難:、、、
右図は、ウクライナに近いロシア領内の戦術基地の分布と大体の国境からの距離
ca22165c同紙が引用したロシアの従軍記者で軍事ブロガーのエフゲニー・ポドゥブニー氏はimages vgロシア領土に落ちたM142 HIMARS砲弾の破片の写真数枚を根拠に示し、「ロシア防空隊員がベルゴロドBelgorod地域上空で10発以上のミサイルを破壊した」とも主張した。
これに対してウクライナ軍事当局は特に立場を表明していない。
テレグラフは「米国の兵器使用許可はウクライナ国境近くの地域に制限され、長距離ミサイルを除いたHIMARSの発射のみ認められる」と説明した。
ウクライナは、このところロシアが国境付近に兵力を集結させ、再び大規模な攻撃を準備していることから、自衛権レベルでのロシア本土への攻撃の必要性を主張してきた。
ただし、ロシア本土攻撃が戦況を変えられるかは不透明だ。
英BBCは「ロシア内の軍事施設を標的にすることができる能力は、ウクライナ軍の能力をかなり強化するだろう」としながらも「ただ、ロシアの破壊的な攻撃からウクライナを保護するにはあまり役に立たない可能性もある」と分析した。
ウクライナの国境地域に致命的な攻撃を行ったロシアの滑空爆弾「KAB」を防ぐには、(ロシア領空内を飛行するミサイル攻撃機からの)この投下を止めなければならないが、制限的な国境地帯へのミサイル攻撃では止める役割は果たせないということだ。(筆者:つまり、高性能な長距離対空ミサイルが必要 地対地ミサイル「アタクムスATACMS」の長距離射程は300kmだがウクライナに配備されていない。 配備済みは77~170kmの中距離型と言われている)参照記事 映像:ウクライナの攻撃
jhgロシアの前大統領で安全保障会議副議長のメドベージェフ氏は5月31日、「ロシアはウクライナが使用する全ての長距離兵器は北大西洋条約機構(NATO)によって直接管理されているとみなしている。これは軍事支援ではなく戦争への参加だ。このような行為は戦争を誘発しかねない」と述べ、ロシアがウクライナに対して戦術核兵器を使用する可能性に言及したのは脅しではないと、西側との全面戦争に発展する可能性を示唆した。、、、
相変わらずトンチンカンな発言のメドベージェフで、侵略側の言葉とは思えない発言だ。
参照記事 2024/6/4映像戦況報告:ロシアは深刻な財政危機。ロシア兵88%が一瞬であの世行き。ウ軍324発のHIMARSをロシアに打込む:』