ワイオミング州の機関車技手が、ユニオン・パシフィック鉄道会社を、連邦裁判所に提訴した。

ワイオミング州の機関車技手が、ユニオン・パシフィック鉄道会社を、連邦裁判所に提訴した。
https://st2019.site/?p=22138

『Brinley Hineman 記者による2024-4-25記事「Federal suit alleges AI system injured Union Pacific employee」。
   ※先月の記事です。

 ワイオミング州の機関車技手が、ユニオン・パシフィック鉄道会社を、連邦裁判所に提訴した。
 会社が強制導入したソフトウェアのおかげで列車が暴走して怪我したと。その事故は2021-5に起きた。

 「LEADER」というソフトウェアがあって、それが原因だと。

 こいつは、自動車のクルーズ・コントロールのような機能。貨物列車の重量と地形に応じて、最も燃費が節約されるような加速・減速を導く。15年前からあるので「AI」と呼べるようなシロモノじゃない。

 このソフトは機関車を全自動で加速・減速させる。それで、機関車運転士の出る幕がほとんどない。
 正確には、最初に機関士が最上の手本を示し、それをマシーンが学習する……ことになっている。

 事故当日、坂を登っていた。列車の先頭機関車に対してはこのソフトは、減速を命令。ところが同時に、列車の中間にあった2両目の機関車に対しては増速を命令した。

 後ろから激しく押されたことから原告は、先頭機関車の運転室内で転んで腰に負傷し、今も痛むという。』