北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:パレスチナ国家承認は「テロリズムへの報酬」イスラエル
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『2024年05月26日
ネタニヤフ首相Israel’s Prime Minister Benjamin Netanyahuは2024年5月22日の声明で、スペイン、アイルランド、ノルウェーがパレスチナを国家として承認する方針を表明したことについて「テロリズムへの報酬だ。平和をもたらさない」と非難した。
昨2023年10月のイスラム主義組織ハマスによる奇襲攻撃後に行われた世論調査を引き合いに「(ヨルダン川西岸地区の)パレスチナ人の80%が悲惨な虐殺を支持している」と指摘し「邪悪な者に国を与えてはならない」と強調し、イスラエルのツァヒ・ハネグビ(Tzachi Hanegbi )国家安全保障顧問:写真の右 は2024年5月24日、国際司法裁判所の攻撃停止命令を受けた外務省報道官との共同声明で、パレスチナ自治区ラファで民間人に危害を加えるような軍事活動は行っていないと強調した。参照記事 参照記事
bc8cc8db極右政党を率い、反パレスチナ、反イスラムを推進する極右のベザレル・スモトリッチ(Bezalel Smotrich)財務相:左 はパレスチナの国家承認の流れに対抗措置として、パレスチナ自治政府への送金を停止する意向をネタニヤフ氏に伝えた。
これまでイスラエル政府は、自治区の税金の一部を代行で徴収し、自治政府に送金している。
またイスラエル政府に、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地に新たに数千棟の住宅建設を承認することも求めた。参照記事 過去ブログ:2024年2月ヨルダン川西岸への入植加速で実効支配強めるイスラエル:
国際刑事裁判所(ICC)の検察官が20日、イスラエルのネタニヤフ首相やハマスのガザ地区トップのシンワル指導者などに対して逮捕状を請求した事に対し、バイデン米大統領は「言語道断だ」とし、「イスラエルとハマスは同等ではない」と反発した。
ネタニヤフ氏は、「ハマスという怪物と、世界で最も道徳的なイスラエル軍をどうして比較するのか」とし、「現実の歪曲であり、反ユダヤ主義だ」と非難した。参照記事
b1a0e3de、、、
パレスチナの国家承認に於いて、ガザを実効支配するハマスと西岸の拠点を置く暫定パレスチナ政府のどちらが代表になるのか等、ニュースは曖昧なままだ。
ガザ地区誕生時の曖昧さが今に至っている事を思えば、地下抵抗組織と化したハマスとの問題決着前に、国境や首都さえ曖昧なまま国家承認を急ぐ意味が筆者には理解できないのだが、、。
国家承認がハマスとの人質問題解決に効果があるとも思えない。それが最優先と思うが、道理が通らない世界の様だ。
事態をさらに複雑にしているのは、ネタニヤフのチームが票を確保するために、パレスチナの土地(西岸)で違法な入植地を建設し続け、ネタニヤフ政権下において、ヨルダン川西岸への違法な入植者が80万人に膨らんでいることだ(*元記事に違法とあるが、筆者は、イスラエルが土地を購入して取得していると記憶している)。
この政策のおかげで彼はイスラエル史上最長任期の総理大臣になっているが、パレスチナ側との和平達成をさらに難しくしているのも事実だ。参照記事 』