アラブ首脳、パレスチナ「2国家解決を」 ガザ停戦要求
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR16BOJ0W4A510C2000000/
『2024年5月17日 0:44
【ドーハ=福冨隼太郎】アラブ連盟は16日、バーレーンの首都マナマで首脳会議を開いた。イスラエルとパレスチナが国家として共存する「2国家解決」の支持を強調する宣言を採択した。イスラエルに対してパレスチナ自治区ガザでの戦闘を止めるよう改めて要求した。
宣言では2国家解決が実現するまでの間、パレスチナへの国連平和維持軍の展開を求めた。国連安全保障理事会に対して、「2国家解決を実現するための明確な措置を…
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『会議にはサウジアラビアのムハンマド皇太子やパレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのシシ大統領やシリアのアサド大統領らが参加した。国連のグテレス事務総長も出席した。
会議でムハンマド皇太子は「残忍な侵略に立ち向かう行動を継続し、人道支援を届ける必要性を強調する」と語った。議長国バーレーンのハマド国王はパレスチナ国家の樹立が必要だと強調したうえで、国際社会の対応を求めた。
ガザをめぐっては、カタールやエジプトの仲介によるイスラエルとハマスの休戦をめぐる交渉が頓挫した。イスラエル軍はハマスの壊滅を目指しており、ラファで部分的な作戦を展開している。
イスラエルのネタニヤフ政権はラファで本格的な軍事作戦に移行する考えを示す。ラファには100万人以上がおり、人道危機が拡大するとの懸念が高まっている。
国際社会からの批判が高まるなか、ネタニヤフ氏は「孤立してでも勝つ」と強硬姿勢を貫いている。
アラブ連盟はサウジやアラブ首長国連邦(UAE)などの中東湾岸諸国やエジプト、モロッコなど21カ国と、パレスチナ解放機構(PLO)が加盟する。
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植木安弘
上智大学特任教授
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分析・考察 2国家解決案は元々国連が1947年に提唱した。これをアラブ側が拒否したことにより、戦争となり、現在まで尾を引いている。ネタニヤフ首相はハマスの殲滅を狙い、ハマスはイスラエル国家を認めていない。これでは戦いは終わらない。パレスチナ自治政府はイスラエルを認めている。ハマスによるイスラエルの承認をイスラエルの恒久停戦と引き換え条件にすれば、2国家解決への道が開かれる。
2024年5月17日 4:51』