米、イスラエルと機密共有も ラファ本格侵攻自制なら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB1211M0S4A510C2000000/
『2024年5月12日 14:11 (2024年5月12日 20:26更新)
【エルサレム=共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は11日、バイデン政権がイスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの本格侵攻を自制すれば機密情報を共有すると提案していると報じた。イスラム組織ハマス幹部の居場所の特定に役立つ情報などが含まれるという。複数の関係筋の話としている。
イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマス最後の拠点とされ避難民が密集するラファへの本格侵攻の構えを崩していない。民間人の被害拡大を危惧するバイデン大統領は、本格侵攻した場合「武器を供与しない」と警告している。
ワシントン・ポストによると、バイデン政権はラファから避難した住民向けに仮設テントの提供や食料、医薬品の配給に関する協力もイスラエルに申し出た。
イスラエル軍は6日からラファ東部で限定的地上作戦を実施。軍のハガリ報道官は11日、地下トンネルを発見したほか多くの武器を押収したと発表した。新たな地域で住民に退避を求めており、作戦を拡大する可能性がある。軍によると6日以降、ラファから約30万人が退避した。
軍はガザ北部への攻撃を強めている。ハガリ氏は、ハマスが北部ジャバリヤで部隊を再編する動きがあるとして、戦闘機で攻撃していると明らかにした。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは12日、軍がジャバリヤ難民キャンプで地上戦を展開していると伝えた。
軍はジャバリヤや周辺地域からの退避も求めていた。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は3万4971人。
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