ウクライナが要求するパトリオット追加提供、ルーマニアが提供を検討

ウクライナが要求するパトリオット追加提供、ルーマニアが提供を検討
https://grandfleet.info/european-region/romania-considers-providing-additional-patriots-requested-by-ukraine/

『2024.05.8

ウクライナへのパトリオットシステム追加供給は行き詰まりを見せていたが、ドイツに続きイタリアがSAMP/Tの追加提供に応じる予定で、ルーマニアのヨハニス大統領も7日「パトリオットシステムの提供を検討する」と述べた。

参考:Romania to Consider Sending One of Its Patriot Defense Systems to Ukraine
ルーマニアは「提供システムに対する金銭的な補填」と「追加システム取得までの保護」を要求する可能性が高い

ゼレンスキー大統領は西側諸国に「パトリオットシステムを7セット追加提供してほしい」と要請、提供候補に名前が挙がっていたギリシャは提供を拒否、米国も発表した支援パッケージにシステム本体が含まれておらず、スペインも本体ではなく迎撃弾の提供に留まり、これまでにシステム本体の提供に応じたのはドイツとイタリアだけだったが、ルーマニアのヨハニス大統領は7日「パトリオットシステムの提供を検討する」と述べた。

I had a very consistent discussion today in Washington, D.C., with @POTUS Joe Biden, at the @WhiteHouse, on the Strategic Partnership between Romania 🇷🇴 and the United States 🇺🇸, including cooperation on security, economic, and energy issues. pic.twitter.com/4wlMozkKxu

— Klaus Iohannis (@KlausIohannis) May 7, 2024

バイデン大統領と会談したヨハニス大統領は「パトリオット提供について話し合う用意があると伝えた。我々は保有するパトリオットシステムを提供できるかどうか、その見返りに何を得ることが出来るのかを国内で話し合う必要がある。何故なら防空システムなしで放置されるのを容認できないからだ」と述べため、ルーマニアがパトリオットシステムの提供国候補に浮上してきた格好だ。

ルーマニアは約40億ドルで弾道弾迎撃に対応したパトリオットシステム(PAC-2/GEM-TとPAC-3/MSEを運用)を導入、1セットが運用状態、残り3セットも運用に向けて準備が進められており、ヨハニス大統領は「この中から1セットの提供が可能かどうかを国内で検討する」と述べているのだが、恐らく「提供システムに対する金銭的な補填」と「追加システム取得までの保護」を要求する可能性が高い。

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※アイキャッチ画像の出典:MApN/CC BY-SA 3.0
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投稿者: 航空万能論GF管理人 欧州関連 コメント: 20 』