クピャンスク方面、キスリブカとコトリャリフカにロシア国旗が掲げられる

クピャンスク方面、キスリブカとコトリャリフカにロシア国旗が掲げられる
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-flag-is-raised-in-kisrivka-and-kotlyalivka-in-the-kupyansk-area/

『2024.05.7

シルスキー総司令官は6日「ウクライナ軍の任務は戦線と陣地を維持しながら予備戦力編成の時間を稼ぐことだ」と言及、RYBARは「ロシア軍がキスリブカとコトリャリフカを占領した」と報告し、両拠点にロシア国旗が掲げられた様子も登場した。

参考:СИРСЬКИЙ
参考:Мапу оновлено!
参考:Купянское направление: взятие Котляровки и бои в Кисловке, продвижение к западу от Коломыйчихи обстановка по состоянию на 21.00 6 мая 2024 года
参考:Хроника специальной военной операции за 6 мая 2024 года

オチェレティネ方向やアルハンヘルズケ方向にの攻勢は小休止に入った可能性

シルスキー総司令官は6日「ロシア軍の主力攻撃部隊が集中しているのはクラホヴェ方面とポクロウシク方面で、敵は我々の防御を突破して両拠点に到達しようとしている」「敵は人員、武器、装備の数的優位を活かして我が軍の陣地を攻撃している」「この様な状況下における我々の任務は戦線と陣地の維持、砲撃や無人機で最大限の損害を与えて敵を疲弊させ、敵の計画を混乱させ、予備戦力を編成する時間を稼ぐことだ」と述べ、効果的な予備戦力を手に入れるには時間がかかるという認識を示した。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは5日「ロシア軍がコトリャリフカを占領した」と、6日「ロシア軍がキスリブカを占領した」と報告していたが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも6日「ロシア国防省がコトリャリフカ解放を発表した」「ロシア軍が隣接するキスリブカも占領した」と報告。

視覚的にもキスリブカ集落内のⒶとコトリャリフカ集落内のⒷに掲げられたロシア国旗が登場、DEEP STATEとRYBARの報告が一致し、これを裏付ける視覚的証拠も登場したため両拠点の喪失は確定したと断言していいだろう。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

因みにDEEP STATEはアウディーイウカ方面について7日「ロシア軍がノヴォポクロフケ方向で支配地域を拡大させた」と報告しており、DEEP STATEもRYBARもオチェレティネ方向やアルハンヘルズケ方向について言及しなくなったため、ロシア軍の突破は小休止に入ったのかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:Операция Z: Военкоры Русской Весны
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 25 』

『 暇な人
2024年 5月 07日

返信 引用 

やっとウクライナの予備兵力と防空兵器を削り切ったのにここでロシアが停戦するとは思えないなあ。

前線の兵力を引き抜き他の戦線に投入する行為が起こっているということは、もう予備兵力が枯渇しているということ

キエフの発電所すら守れないということは首都圏のパトリオットなどの防空兵器は破壊されたか弾切れということ

俺らでも客観的にわかる事をロシアが分からないわけがないし、ここでウクライナの立て直しの時間を与えるとは思えない。

ウクライナの動員強化は六月からであるし海外にいるウクライナ人の連れ戻しも今日明日には無理だろう、つまり数か月は兵士にするのに数か月かかるし。今なら消費のほうが上回るが、立て直す時間を与えたらまたやり直し。まあウクライナの人口ピラミッドヤバイから立て直し不可能かもしれんけど。。。

欧州の国家が軍を派遣しても各国数千程度の寄せ集めではおそらく相手にならない。

アメリカは今年選挙なので「義勇兵」の派兵など国民が大勢死ぬようなことは絶対できない。

欧米の兵器増産は工場の拡張などが必須なので数年後になる、そうなるとロシアのほうが厳しくなるのでロシアだけ総力戦体制で欧米がそうではなく増産体制も整っていないという今の状況がロシアに最も有利

イスラエルの問題などで中東やアフリカなどの西側への印象が最悪

また少々「やりすぎても」イスラエルを引き合いに出せばまだマシになるしな。

全てのおいてロシアにおいて都合がいい状況で、このタイミング逃すとウクライナはともかくロシアには不利になると思う。
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