2023-6時点で米国はATACMSの対宇供与を渋っており、その理由は数に余裕がないからだと説明されていた。

2023-6時点で米国はATACMSの対宇供与を渋っており、その理由は数に余裕がないからだと説明されていた。
https://st2019.site/?p=22072

『Defense Express の2024-5-3記事「Ukraine Won’t be Running Short of ATACMS: Production Rates and Stock Estimates」。

    2023-6時点で米国はATACMSの対宇供与を渋っており、その理由は数に余裕がないからだと説明されていた。

 ところが今では、月産「数十発」となっていて、供与に不安はないそうである。

 ある人のみつもり。ロッキードマーティンはこれまで各型トータルして4000発のATACMSを製造した。そのうち訓練や実戦で射耗されたのは600発である。よって、在庫は3400発あるはずだと。

 ちなみに米軍がこれを実戦配備したのは1990年だった。

 まちがいのない事実。2007-4時点で、米陸軍のATACMSの在庫は約2100発だった。
 各型毎の数量も詳細に分かっている。※付表あり。略す。

 2020年から2023年までのあいだ、ロックマートのATACMSの月産は12発で一定。
 しかし2024年になり、いっきょに「数十発」に増産されたようだ。

 ところで今、「PrSM」というATACMSの後継の地対地弾道ミサイルが、量産一歩手前の段階まで開発が進んでいる。こいつのレンジは500km~600kmだ。』