フランスの火薬メーカーである「Eurenco」社は、大砲の発射薬を、薬包にして年産50万個まで増やす。
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『2024-4-30記事「France Increases Artillery Gunpowder Production」。
フランスの火薬メーカーである「Eurenco」社は、大砲の発射薬を、薬包にして年産50万個まで増やす。重さにして1200トン/年となる。工場は、ベルジュラク市にあり、この増産のための設備投資額は5億ユーロ。
量産が軌道に乗るのは2025年になる見通し。
155ミリ榴弾砲の場合、薬包を6個つらねて装填するのが最強装薬。それが50万包ということは、最大射程で155ミリ榴弾砲を9万5000回、発射できる勘定になる。
フランス政府の計画では、2026年には、年産120万包=最大射程で20万回発射分 を予定する。
仏国防相のルコルニュが3月末に語ったところでは、2024年にはフランス国内で10万発の155ミリ砲弾を製造したい。
その10万発のうち8万発は、ウクライナへ供与するつもり。残り2万発が、仏軍用にとっておかれる。
「Nexter」社は、現状、年に4万数千発の155ミリ榴弾を仕上げて納品しているが、これを増産するため設備投資中で、3年以内にはラインが稼動するであろう。』