APが報道した。宇軍に与えられていた「M1A1」戦車は、…。
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『Defense Express の2024-4-26記事「Abrams is Unfit for Ukrainian War: Tanks are Withdrawn from the First Line」。
APが報道した。宇軍に与えられていた「M1A1」戦車は、すべて、第一線からは引き払われた。こんなもの役に立たないと認定された。
米軍高官は、不振の理由として、戦場がUAV(偵察型と自爆型)でみちみちているからだ、とAPに語った。
エイブラムズは、去年の9月いらい31両が供与されたが、すでに5両が戦闘で損壊。
教訓。どんな優秀兵器も「大量に」使えないなら、戦況を変える力は無い。
「M1」戦車は、露軍から見ると、目標プライオリティとして「ナンバワーワン」だから、発見するや、すべての火力をそこに集めてくる。それでやられてしまう。
西側諸国がウクライナへ戦車をくれてやるときに、いっしょにタマもつけてやるわけだが、その弾種が、対戦車弾にばかり偏っていた。そんなもの、ウクライナ戦線では使う機会は無いのである。対人弾だけが必要だった。ところがその弾種が、わずかしか含まれていない。「チャレンジャー2」に至っては、その主砲用の「対人榴弾」を、そもそも製造すらしていない。
アウディウカの防戦にては、M1戦車は、ギリギリ後方に退がって、「自走野砲」となって、対人榴弾を間接照準で遠射し続けたという。もし前方に出れば、露軍のATGWチームによってすぐに仕留められてしまっただろう、という。』