北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:ボイジャー1号が復旧 送信データ、読み取り可能に
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『米航空宇宙局(NASA)は2024年4月22日、昨年11月から読み取り不能なデータを送信していた探査機ボイジャー1号(Voyager 1)から、再び正確なデータが届くようになったと発表した。地球から最も離れた位置にある人工物のボイジャー1号は、昨年11月14日以降、指令室からの信号を受信できてはいたものの、読み取り不能なデータを発信するトラブルが発生していた。
2024年3月、NASAのチームはフライトデータシステム:FDSを管理するメモリの読み出し結果を送信するよう求めるコマンドをボイジャー1号に送信し、その結果を待っていた。その後ボイジャー1号から返ってきたデータにより、FDSのメモリの約3%が破損していて、コンピュータが正常な動作を行えない状態になっていることが判明した。
voyager_trajectories73882977-12364473-image-a-2_1690983032606 NASAジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory、JPL)は今年2024年3月、修正コマンドを送信して問題を解決した。不具合が発生した原因を特定するのは容易でないが、チップが宇宙からのエネルギー粒子に当たった可能性と、長い年月が経過したことでチップが劣化した可能性が考えられている。搭載されているコンピューターは46年前のもので、修復作業には制約が伴う。
NASAは不具合確認から5か月後のこの日、「ボイジャー1号からは搭載されたエンジニアリングシステムの健全性と状態についての有用なデータが届いている」と説明。「今後の作業で観測データを再び送信できるようにする」と述べた。 ボイジャー1号は1977年、姉妹機のボイジャー2号(Voyager 2)と共に打ち上げられた。地球からの距離は約241億キロで、コマンドが届くまでには22時間半程度かかる(太陽光がpia22835a_20181206_voya地球に到達する時間は約8分なので、その距離の大きさがわかる)。動力源の出力低下に伴い、2025年以降のいずれかの時点で動力が完全に失われると予想されている。参照記事 参照記事 参照記事 太陽圏
ボイジャー1号(Voyager 1)は2012年に太陽圏の外縁境界、太陽圏界面 ヘリオポーズ(Heliopause)を横断し星間空間に至っている。参考:ヘリオシース ヘリオポーズ 違い:
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