北朝鮮「戦術核の反撃訓練」 弾道ミサイル、米韓に対抗
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2309W0T20C24A4000000/
『2024年4月23日 8:31 (2024年4月23日 10:33更新)
【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、米国と韓国への核反撃を想定した訓練を22日に実施したと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が視察し「戦術核攻撃の多重化」を実現したと評価した。
日本の防衛省や韓国軍が22日午後3時ごろに、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表していた。朝鮮中央通信は発射したのは「超大型放射砲」で、352キロメートル先の目標の島に命中したと伝えた…
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『朝鮮中央通信は発射したのは「超大型放射砲」で、352キロメートル先の目標の島に命中したと伝えた。
超大型放射砲は固体燃料型の短距離弾道ミサイルで、韓国への奇襲攻撃を念頭に開発した。この兵器を動員した核反撃訓練は初めてとしている。「火山警報」の発令を受け、部隊が迅速に核反撃体制に移行する流れを確認したという。
米韓は韓国南西部の全羅北道群山市の基地で軍用機100機超を交えた大規模訓練を12〜26日の日程で実施している。朝鮮中央通信はこの訓練に触れ、米韓の動きに対抗した訓練だと位置づけた。
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