イタリアG7への招待不発が決定。「ユン政権が外交政策を失敗したからだ。これまで3度も招待されたのに!」と野党がはやし立てる: 楽韓Web
https://rakukan.net/article/503069877.html
『2024年04月21日
ユン、G7首脳会議に招待されなかった…6月イタリア訪問「不発」(ハンギョレ・朝鮮語)
韓国が6月にイタリアで開かれる主要7カ国(G7)首脳会議に招待されなかった。
外交筋は19日、「イタリアのプーリアで6月13~15日に開かれる主要7カ国首脳会議の招待国リストに韓国は含まれていない」と伝えた。 尹錫悦 政府は「グローバル中枢国家」の旗印を掲げ、国際的地位にふさわしい主要7カ国のパートナーとして位置づけられるとし、「G7プラス外交」を推進してきた。 (中略)
政府は今年、主要7ヵ国の首脳会議に出席するため、今年の議長国であるイタリアと地道に協議したが、イタリアは招待国リストに韓国を含めなかったという。 (中略)
韓国は2020年以降、主要7ヵ国の首脳会議に3度も招待された。 米国が議長国だった2020年、英国が議長国だった2021年、日本が議長国だった2023年に参加した。 尹錫悦大統領が米国をはじめとする西側諸国と積極的に連帯する外交をしてきたにもかかわらず、今年の首脳会議に招請されず、政府が強調してきた「グローバル中枢国家」、「G7プラス」外交目標が色あせたという評価が出ている。
(引用ここまで・太字引用者)
韓国政府が今年のG7開催国であるイタリアに「招待してほしい」と折衝してきたようですが、あっさりと断られたとのニュース。
すでに開催済のG7外相会議にも招かれませんでした。
韓国メディア「イタリアで開催されるG7外相会議に韓国は招待されなかった。しかし、本番は6月のG7首脳会議だ! 招待されるに違いない!」……なんか大変だね、キミたちは……(楽韓Web過去エントリ)
イタリアはアフリカ諸国をはじめとするグローバルサウス重視の方向性を見せています。
いわば既定路線。
個人的に面白いなと感じたのが、この報道をいち早くしたのが左派紙のハンギョレであるところ。
ユン政権にとって打撃になるG7招待についての話をハンギョレがスクープする形で報じたのはなかなかに面白みがあります。
「G7招待についてなにか分かったら教えてくれ」ってやっていたんだろうなぁ。
ちなみに冒頭記事には2000近いコメントがついています。
そのほとんどが「ムン・ジェイン政権ではアメリカ、イギリスに招待されたのに……」ってもの。
……いや、ハンギョレもそう書いている(太字部分)けど、実際には2020年のアメリカでのサミットはキャンセルされたでしょ。
で、イギリスでのコーンウォールG7はその招待国を引き継ぐ形になっただけ。
ま、韓国的には「G7の場で何をしたか」ではなく、「G7に招待された」ってことが重要なんでしょうけどね。
先だっての総選挙で大勝利を遂げた野党はさっそく「ユン政権だから失敗したのだ」と言い出しています。
民主「韓国のG7首脳会議招待国書排除」についてユン政府は言い訳を重ねてで外交失敗を隠そうとしている」(江原日報・朝鮮語)
祖国党「米・日中心一方外交のせいでG7招待不発」(ハンギョレ・朝鮮語)
ハンギョレのほうには「かつてはG8、G10加盟の見通しまであったのに」とされています。
ここまでがハンギョレ的にはワンセットってところなのでしょう。
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