結局、モノ作りってマインドだよね
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/33979475.html
『中国のスマホ・メーカーであるシャオミの製造したEVが、あちこちで事故を起こしているようです。SU7という名前なのですが、例によって御用ジャーナリストが、「予約開始27分で5万台注文」とか、「これらかはテスラから中華勢の時代」とかイキっています。ところが、この大量の注文には裏があります。実は、シャオミは7日間の考慮期間を設けていて、予約を入れても、期間中であれば、いつでもキャンセルできると言っていました。ファーウェイなどでも、そうなのですが、中国では自国製品を買う事で、愛国を示すピンクちゃんがいます。そういうバカに見つかると、iPhoneを持ち歩いているだけで、「お前は売国奴だ」などと因縁を付けられます。まあ、実際、尖閣諸島で反日が盛り上がった時、日本車に乗っていただけで襲撃されて、重症で病院送りになった中国人もいますから、この手の輩は、一定割合でいるので、旅行する人は注意して下さい。理屈の通用しない連中なので。
その為、いわゆる「買う気も無いのにご祝儀で」とか「愛国バンザイ。シャオミばんざい」みたいなノリで注文を入れちゃった人がいるのですよ。どうせ、後でキャンセルできるので、予約金も返金されるはずだし、自分に損は無いと信じていたわけです。ところが、いざ注文をキャンセルしようと思うと、非常に複雑な手続きと、大量の情報の入力が必要で、しかも、一回でも間違えると、「注文はロックされました。キャンセルできません」という表示が出て、「注文は確定されてしまったので、考慮期間中でもキャンセル不可能です」という事で、強制的に買わされる事になっています。当然ながら、大量の予約の直後から、大量の予約取り消しが殺到したのですが、このトラップに引っかかって、ロックされてしまう人が続出して、大騒ぎになっています。
まぁ、普通、知名度のある企業がやるとは思えない商法ですし、まるでインチキ製品を売っている詐欺商法ですが、実際に購入してEVが納車されてからも、トラブルが続出しています。実際に乗って運転すると、車がコントロールを失い事故を起こすケースが続出しているのです。値段の安さで、スマホ同様にEVでも存在感を示すシャオミですが、安いなりなようで、エアーサスペンションなどの品質の甘さで、直ぐに不良箇所が出てくるなど、品質が悪いというより危ないEVに仕上がっています。まぁ、シャオミは、ドライバーの運転が未熟だからとか言っているのですが、起きている件数を数えてからモノを言えという話です。
特に危険なのが、バランスの悪さで、積んでいるバッテリーの性能に比べて、加速やスピードが出る仕様になっています。この発想って、モロに電子機器開発の考え方なんですよね。低消費電力で、処理スピードが速く、連続使用可能時間が長いって、ようは使用に人体に関わる危険が発生しないスマホの考え方です。そのまま、人死が出るEVに持ってきて良い考え方じゃないんですよね。加速が良くて、スピードが出れば、一部の人間に喜ばれるかも知れませんが、安全とバーターにしてよい条件じゃないですよね。そういう発想が、スマホ・メーカーには、エンジン車を作ってきたメーカーと違って無いんですよね。だから、アンバランスな性能に調整されていて、運転歴が短くて、すぐに調整できるような運転スキルの無い人が運転すると、車の制御自体を失って、事故になってしまうわけです。スポーツカーとか大好きで、エンジンを吹かして、排気音が楽しみくらいのジャンキーなら、大好きなんでしょうが、一般人は生活の為に自動車を買っているのであって、スリルを楽しみたいからではありません。こういう差別化をすれば売れると思ったのでしょうが、命と引き換えて求めるものじゃないですよね。
事故を起こせば死者が出ると理屈で判っていても、今まで慣れ親しんできたエンジニアリングの土壌が違う企業が、自動車製造に手を出すと、こういう事になります。この後、ファーウェイもEVを出しますが、同じような結果に終わると思います。それでも、統計の数字を引っ張り出してきて、極端に死亡率が高くなければ、改善はしないはずです。そういう事は、コストが跳ね上がるからです。多少、エラーがあっても、安いコストで売上が取れれば「偉い」というのが、中国風です。ここで、「偉い」という言葉を使ったのは、ワザとです。何でもカネに換算して考えるので、どんな優秀なスキルを持っていても、それを換金できないと、中国では下に見られるのですよ。逆に言うと、詐欺でも何でも、売上を取って儲かっていれば、尊敬されるという事です。儲ける力や、権力が評価される社会なので、見てくれに異常にこだわります。
その為、高級車を乗り回しているオーナーが、そのローンを払う為に、白タクで17時間/日も働くなんて事もしていたりします。そういうムチャなローンを組んでも、高級車のオーナーである事で、周りから一目置かれるので、多くの人が安い車で余裕のある生活を送るより、殺人的な仕事量で高級車を買うのです。ちなみに、これは金持ちに限った話(この程度でカツカツの生活をするのが金持ちかという問題はありますが)ではなく、農民工と言われる人達も同じです。彼らは、旧正月に帰省するわけですが、その時に乗って帰る為だけに、無理があるローンを組んで自家用車を買います。駐車スペースなど借りられないので、全部路駐です。しかも、年単位で。使うのは帰省する時だけで、故郷に錦を飾る成功者を演出する為だけに買います。そういう路駐している車で、都会では問題になっています。しかも、普段、ロクに運転しないので、ペーパードライバーに近く、帰省する途中で高い確率で事故ります。中には、ボディがベコベコに凹んだ車で帰省する人もいて、その様子は普通に近寄りたくないくらい危険な走行をしています。
自家用車みたいな商品が見栄や見てくれの性能の為で買われる社会って、本当に豊かなのかなぁと思います。作る方も、そういう消費者に合わせて、製品設計をするので、売れるかも知れませんがマインドが無いですよね。まぁ、事故っても、EVが共産党の国策である限り、守られるので気にしておらず、それよりも台数を売って数字を作るほうが大事なんでしょうね。安全対策で功績を上げても、誰も褒めてくれず、10台売ったら表彰される。このマインドが改善されない限り、中国の自動車は国内で売るだけに留めて欲しいものです。 』